P10 袋井の人 「負けたくない」そのこだわりが勝ちにつながる 全農杯 平成26年度全日本卓球選手権大会出場 袋井北小学校5年  鈴木 麻由さん(堀越二丁目)  今年5月に静岡県草薙総合運動場体育館で開催された「全農杯 平成26年度全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)静岡県予選会」。この大会のホープス女子の部(小学6年生以下)で3位に入賞し、7月25日から兵庫県で開催された「全農杯 平成26年度全日本卓球選手権大会」の出場切符を手にしたのが、鈴木麻由さん(10歳)です。 兄妹みんなで卓球を始めました  麻由さんが卓球を始めたのは、小学1年生のとき。兄妹3人で何かスポーツを始めようと考えていた時に、袋井卓球スポーツ少年団の団員募集チラシを見て入団したそうです。  小学4年生になると、さらに上のレベルを目指したいと感じ、叔父の薦めで浜松市内の徳増卓球クラブの体験練習に参加しました。  体験練習で、自然とコーチの指導に溶け込んだ麻由さんは「ここで強くなりたい」と思い入団を決意。 「いつでも正しいフォームでフォアハンドドライブ(ボールに強い前進回転を与える打法)を決めるために、毎日必ず素振りの練習をして感覚を忘れないように心掛けています」と取材の後も、すぐ練習に取り組む麻由さん。 「今年の2月に行われた『平成25年度第4回西部地区小学生ランキング大会』で、同世代の全国チャンピオンに勝てた時は、本当にうれしかったです。  その試合のおかげで自分に自信を持つことができ、もっと強くなりたいと思うようになりました」  時には、卓球以外の時間が欲しいと思うこともあったそうですが、この試合をきっかけに、今まで以上に卓球が好きになり、練習時間を大切にするようになったそうです。 勝てる試合を1つずつ増やし強い選手になりたい  本大会への抱負を尋ねると「昨年は予選リーグで敗退してしまったので、今年は他県の強い選手に勝って予選リーグを突破し、決勝トーナメントで良い成績を残したいです」と力強く答えてくれました。  今年は、本大会以外でも団体戦での全国大会を控えるなど昨年以上に出場試合数が増えてきているそうです。  将来は、福原愛選手(ANA所属)のようなバックハンドがきれいに決まるプロの卓球選手になり、いつかオリンピックに出場することが出来たらうれしいと、少し照れながらも笑顔で話してくれました。  8月10日(日)には、エコパアリーナで開催される静岡県と中国浙江省との親善交流を目的とした「静岡県・中国浙江省友好交流卓球大会」の選手に選出され、静岡県代表の1人として出場する予定です。  皆さんも、俊敏な動きでフォアハンドドライブを決める麻由さんの姿を、是非、会場でご覧ください。 袋井で活動中 グループ紹介 わくわくスポーツクラブ  私たち「わくわくスポーツクラブ」は、山名地区を拠点として、毎月第1・第3土曜日を基本に年20回程度、ニュースポーツなどのスポーツ活動を中心に活動しています。  競技性は求めず、運動を好きになってもらうことに重点を置いていますので、運動が苦手な方でも楽しく体を動かすことができます。また、文化活動も取り入れていますので、スポーツ以外のことも体験できます。  会員やスタッフは随時募集していますので、興味をお持ちの方は、お気軽にご連絡ください。 問 総合型地域スポーツクラブ運営推進委員長 杉山さん TEL48-7859 応募資格 ▽会員…山名小学校区の児童と保護者 ▽スタッフ…18歳以上でスポーツの好きな方 会費 2,000円/年(※一部、別途費用が必要な活動あり)