P42 原田市長の散歩道 「中学生未来会議」  今年は、市制施行10周年、終戦70年に加え、選挙権年齢を18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が成立した年である。  この節目の年に、これからの日本を背負う中学生に、学校や地域・市や国のことを考えて議論を交わしてもらうため、広島市平和記念式典への派遣を行い、中学生議会を開催した。  「袋井市中学生未来会議」と名付けられた中学生議会は、各中学校ごとに代表者を選出して、8月10日から12日の3日間にわたり市議会議場で開催された。  議長席・議員席には、生徒代表20余名が座り、後方の傍聴席は同級生や保護者で一杯になった。  一方、答弁席には市長・副市長・教育長・各部長が並び、どのような質問が出てくるか興味深く待った。  私は答弁の際、生徒の名前の後ろにあえて「議員」と付けることによって、市議会の答弁と同様に質問者に敬意を表し、言葉に責任を持つよう自らを律した。  そのため、課題を解決するために経費が必要となるものについては予算が必要であり、たとえ内容には賛同しても私の一存で「やります」と言い難いことも答弁に盛り込んだ。  また、会議では再質問の時間も用意されており、答弁した担当部長にとっても普段中学生に答える機会は少ないので、良い経験になったと思う。  各中学校ともに、事前に質問の準備が十分されていたことがうかがえ、簡潔で、的を射た、未来志向の質問が多く大変感心した。主なものを列挙しても、保育園の不足や自主運行バスの乗車率、授業でのタブレットの活用、4中学校の相互交流、袋井駅周辺の活性化、エコパの活用、原発の安全性など、いずれもこれから袋井市が取り組まなければならない課題であった。  今回の会議開催にあたり、各学校では準備に相当の時間を要し、担当した教員の方々にも手数を掛けたことと思う。  しかしながら、私は、中学生時代に世の中のことを考え、議論し、それを表現する力を養うことは、未来を担う若者にとって必要不可欠なことであると思う。  この中学生未来会議が、袋井市の伝統行事となり、ここで交わした言葉を人生の糧として留めてくれる生徒が毎年誕生することを願っている。(会議の様子は4ページからの特集をご覧ください) 街の写真館 「街の写真館」では、地域やサークルの行事、お気に入りの写真やお子さんの写真などをお待ちしています! 住所・氏名・電話番号・写真のタイトルと簡単なコメントを書き添えて、郵送・Eメールでお送りください。 送り先 〒437-8666 袋井市役所市長公室広報係 「街の写真館」 メール hisyo@city.fukuroi.shizuoka.jp @県民スポーツ・レクリエーション祭ゲートボール種目で2年連続優勝! 楽しく仲良く試合をしていくことを心掛けています。是非、ゲートボールをしてみませんか? 袋井ゲートボール協会 会長 高橋辰夫さん A笑顔と喜びをありがとう! みんなの心あたたかい支え、応援があり、無事にうまれてきてくれました。    早川実美ちゃん 10周年記念コラム「ふくろい・10年先の未来へ」  市では、市文化協会との協働により「袋井市メモリアル写真集」の制作に取り組んでいます。この写真集は、ふるさとの原風景を後世に受け継ぐとともに、市の魅力を広く発信するために制作するものです。このため、本市の風景や自然・文化・人物などを介して、まちやここに暮らす人々の「暖かさ」や「安らぎ」・「癒し」・「活力」などを表現することとしています。  現在、市文化協会写真部の皆さんが市内各所に出向き、四季折々の景色や伝統行事・催しなどをカメラに収めています。この秋から本格的な編集作業を開始し、写真部員が撮影した写真を「袋井市メモリアル写真集編集委員会」が選定、校正やレイアウト作業を経て、平成28年3月の発行を目指しています。  完成した写真集は、市ホームページでもご覧いただけるようにし、使用した写真は市が発行する各種パンフレットや冊子などに幅広く活用していきます。