P26 原田市長の散歩道 「シティプロモーション」  ラグビーワールドカップ日本大会や東京オリンピック・パラリンピックを前にして、袋井市を有名にしていく「シティプロモーション」に積極的に取り組んでいく必要がある。  袋井市のことを多くの人が知り関心を持てば、訪れる人も増えるし、産物も売れ、企業誘致も進み、大きなイベントの開催数も多くなる。  さらに、多くの市民が外からの刺激を受けることで、世界や日本の中での自分たちの立ち位置が測れるようになり、行動の変容も期待できる。  現在、袋井市で毎年行われている全国大会が2つある。  1月に開催される「全国エアロビック選手権大会」は、国内各地の予選を勝ち抜いた16歳以下のトップ選手たちがエコパアリーナに集い、ジュニアエアロビック最高レベルの演技で競い合っている。  9月には、国内外から90を超えるチームが参加する「全日本学生フォーミュラ大会」が10年連続でエコパを会場に開催されており、大学などはもとより自動車生産企業の団体である日本自動車工業会もこの大会に注目している。  クラウンメロンに代表される農産物の分野でも、お茶やイチゴで最高位の農林水産大臣賞受賞者が袋井市から誕生しているし、ふくろい遠州の花火や可睡齋で催されている「ひなまつり」も、日本有数の規模と内容が備わっている。  国際的には、浅羽佐喜太郎さんのベトナム独立運動支援や鳥居信平さんの台湾地下ダム建設は、明治時代の日本を代表する偉業といえる。  これだけを取り上げてみても袋井市には話題に出来るものが数多くあるのが分かるが、課題はこれらをいかに組み合わせ・盛り上げ・外に広めていくかにある。  まず、新聞・テレビといったマスメディアや市の広報の活用とともにインターネットに情報を展開し、全国から多くのアクセスを獲得することが必要である。加えて、1月に委嘱した「ふくろい未来大使」(本紙2,3ページ参照)の皆さんにも、様々な場面でのPRを通して一役買っていただこうと思っている。  袋井市の名前を広めることなので、市民の皆さんもシティプロモーションに積極的に関わっていただき、様々な方法や内容で情報発信することで、袋井市を盛り上げていただきたいと思う。 街の写真館 「街の写真館」では、地域やサークルの行事、お気に入りの写真やお子さんの写真などをお待ちしています! 住所・氏名・電話番号・写真のタイトルと簡単なコメントを書き添えて、郵送・Eメールでお送りください。 送り先 〒437-8666 袋井市役所市長公室広報係 「街の写真館」 メール hisyo@city.fukuroi.shizuoka.jp @地明会と子ども会でサツマイモ収穫! 子どもたちのはしゃぐ声、声!楽しい時間でした。ほっかほっかの焼き芋もいただきました。  浅岡下自治会 荒井伸喜さん A2組の姉弟だけど仲良し家族♪ けんかもするけど、これからもずっと仲良くしていこうね。 (左から)伊藤来晟くん・前川虎之介くん・伊藤柊里ちゃん・前川愛莉ちゃん 市制施行10周年記念コラム ふくろい・10年先の未来へ  市制施行10周年を記念し、伊東市在住の彫刻家・重岡健治さんの作品「大地から宙へ」を、袋井駅南口駅前広場に新たなモニュメントとして設置します。  この彫刻は、公募により全国から応募のあった12作品を「彫刻のあるまちづくり推進委員会」が審査し決定したものです。現在、基礎部分の工事などが進められており、3月末の完成記念式典に向け作業が大詰めを迎えています。作品は、下部に家族をイメージした群像をおき、彫刻を支える上部のアーチには健康を表した伸びやかな男女の群像の姿を取り付けています。台座正面には大地から湧き出る泉を表現し、左にはフクロウを、右には若葉の芽吹きをあしらっています。  市では、平成3年度から「彫刻のあるまちづくり」事業に取り組み、文化の向上と美しい景観を備えた潤いあるまちづくりを推進しています。重岡さんの作品もこれまでの作品同様、市民の皆さんに親しまれ、市の玄関口をイメージする風景になることを願っています。