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身近な人のこころの悩みに気づくために

日本では、毎年約2万人の方が自殺で亡くなっています。静岡県でも毎年約700人、1日2人程度の方が自殺で亡くなっています。これは、交通死亡事故の約4倍です。

自殺に至る直前には、多くの方がうつ病にかかっているケースが多く見られますが、自殺に至る背景には様々な要因が複雑に絡み合っていると言われています。

まわりの方の自殺の危険を示すサインにいち早く気付き、適切な対応を図ることが重要です。

静岡県の自殺の傾向は?

  • 男性の自殺者数は女性の約3倍。
  • 40~60歳代の働き盛り男性が、約6割をしめる。
  • 10~30歳代の若い世代も約2割をしめ、見逃せない状況。

自殺の要因とは?

自殺の背景にはさまざまな要因が存在するといわれています。
さまざまな悩みが原因で心理的に追い詰められ、自殺以外の選択肢が考えられない状態に陥ってしまったり、社会とのつながりの減少や生きていても役に立たないという感じから、危機的な状態にまで追い込まれ、直前にはうつ病にかかり、自殺に至ることが指摘されています。
このように、多くの自殺は、個人の自由な意志や選択の結果ではなく、様々な悩みにより心理的に追い込まれた末の死ということができます。

自殺者が多い中高年男性は、こころの問題を抱えやすい上、相談することへの抵抗感から、問題を深刻化しがちといわれています。他方、死にたいと考えている人も、心の中では「生きたい」という気持ちとの間で激しく揺れ動いており、不眠、原因不明の体調不良など自殺の危険を示すサインを発しています。

自殺の危険性を示すサインとは?

  • うつ病の症状がある(気分が沈む、自分を責める、仕事の能率が落ちる、決断ができない、不眠が続く)。
  • 原因不明の身体の不調が長引く。
  • 飲酒量が増す。
  • 自己の安全や健康が保てない。
  • 仕事の負担が急に増える。
  • 職場や家庭からサポートが得られない。
  • 本人にとって価値あるものを失う。
  • 重症の身体疾患にかかる。
  • 自殺を口にする。
  • 自殺未遂に及ぶ。

あなたの大切な人の様子が"いつもと違う"と感じたら・・・

 あなたの大切な人が、「眠れない」「食欲がない」「口数が少なくなった」等、いつもと違う場合、もしかしたら、悩みを抱えていませんか?

 うつ、借金、死別体験、過重労働、配置転換、昇進、引っ越し、出産などの「変化」は、悩みの大きな要因となります。
 一見、他人には幸せそうに見えることでも、本人にとっては大きな悩みになる場合があります。

私たちにできることは?

「ゲートキーパー」の役割

自殺に傾く可能性がある人を少しでも減らすためには、悩んでいる人や周りの人の変化に「気づき」、話を「聞き(傾聴)」、適切な機関に「つなぎ」、「見守る」ことが大切です。

このような役割を担うことができる人を「ゲートキーパー」といいます。公的な資格ではなく、研修を受講すれば誰でもなることができます。

「ゲートキーパー」の養成研修会は、県や市で随時開催しています。ぜひ一度受講してみませんか。

詳しくは、県のホームページまたは健康づくり課にお問い合わせください。

話の聴き方のポイント

話の聴き方(傾聴)

 傾聴とは「聴くこと」です。「聴く」とは身振り、表情、口調などにも注意して、何を訴えたいのか、話し手の言葉の感情的な意味を受け止めることです。まずは、しっかりと悩みに耳を傾けましょう。

「聴く」ためのポイント

  • 安心して話せる環境づくり
    「よかったら、話して」などと声をかけましょう。
  • 先入観を持たず、ありのまま聴く
     先入観を持って話を聞くと、思いこみから誤った解釈となってしまいます。
  • 質問をできるだけ控える
     自分が話すより、相手の話を聞くことに重点をおきましょう。
  • 相手の発言をじっくり待つ
     相手の不安や悩みがわかっても、先走ってその問題に対して解決してはいけません。
     相手の発言を待ち、相手が答えを見つけるための手助けをしましょう。
  • 勝手な解釈や評価、批評はやめる
     相手の言いたいことや伝えたいことに反論したり、批判しないで聴きましょう。
  • ねぎらいの気持ちを伝えましょう。
     話を聞いたら、「大変でしたね」や「よくやってこられましたね」というように、ねぎらいの気持ちを言葉にして伝えましょう。

「聴き方」の具体的な行動

  • あいづちをうつ。
  • 相手の言葉や思いを繰り返す。
  • 相手の訴えを整理して、はっきりさせる。
  • 「でも」など、相手の言葉をさえぎる言葉を使わない。

もしも、「死にたい」と言われたらどうすればいいの?

「死にたい」と言われたら、できる限りその話に触れないようにする、そっとしておくのは、望ましい対応ではありません。

「気持ち」を受け止めましょう

 悪い例…「それは気にしすぎですよ。」

 良い例…「おつらそうですね。」

 良い例…「〜という気持ちが伝わってきます。」

話をそらさないで「気持ち」を尋ねましょう

悪い例…「もっと明るい話をしましょう。」

良い例…「そう思えてしまう気持ちをもう少し聞かせてください。」

「私の気持ち」を伝えましょう

悪い例…「もう少しがんばってください。」

良い例…「あなたのことが心配です。」

悪い例…「死んではいけません。」

良い例…「死んでほしくありません。」

こころの相談機関

 悩みを聴いたあなたが、一人で抱え込むことはありません。相談窓口へ、まずはあなたが相談してみましょう。

こころの相談窓口・医療機関

関連リンク

みんなのメンタルヘルス総合サイト

働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」

お問い合わせ先
健康づくり課健康企画室

〒437-0061
静岡県袋井市久能2515-1
はーとふるプラザ袋井(市総合健康センター)
電話:0538-84-6127
ファクス:0538-42-7276
メールアドレス:kenkoudukuri@city.fukuroi.shizuoka.jp

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