袋井市議会だより No.68 平成31年2月1日 CONTENTS ●11月定例会の概要…2 ●市政に対する代表質問…4 ●市政に対する一般質問…8 ●常任委員会レポート…13 地域イベント 12月9日(日)に、エコパスタジアムを発着点に第30回袋井クラウンメロンマラソンが開催されました。袋井市スポーツ協会関係者、地元の中高生、市民団体等約1,500人がボランティアとして、山名小学校前の給水所では、水・スポーツドリンクを紙コップへ用意して、ランナーの到着を待っていました。 11月定例会 初日議決 市内小中学校・幼稚園395室にエアコン設置  市議会は、11月定例会を11月26日から12月20日までの25日間の会期で開催しました。  今定例会では、市長から提出された平成30年度一般会計補正予算など15議案と1件の報告が上程され、採決の結果、いずれも原案のとおり可決・同意しました。また、1件の請願があり、審議の結果、不採択としました(請願の内容については3頁に記載)。  なお、代表質問では、4会派がそれぞれ市政に対する質問や提案を行い、市政に対する一般質問では、10人の議員が市長・教育長の見解をただしました。 ◎議決した主な議案 平成30年度一般会計補正予算  今回の補正予算は、第3号と第4号があり、主に次に掲げる事業のために、13億8200万円を増額するものです。これにより、補正後の一般会計予算総額は347億5900万円となりました。 〈第3号〉 ●小中学校及び幼稚園空調設備設置事業…12億620万円 ●災害復旧事業(台風24号分)…4840万円 〈第4号〉(主なもの) ●人件費補正…1億847万円  退職手当の増及び人事院勧告に伴い給料表と期末手当の年間支給月数の改定によるもの ●障がい者自立支援給付費…2327万円 ●児童送迎バス運行事業 …1200万円 ●公債費(平成29年度地方債借入額・利率確定に伴う減額)…△5950万円  また、債務負担行為補正が行われました。主なものは次のとおりです。 ●袋井市停留所型デマンドタクシー運行業務委託  期 間 平成30年度から3年間  限度額 2350万円 ●袋井市総合センターに係る袋井商工会議所持分財産購入費  期 間 平成30年度から2年間  限度額 1億6000万円 ●児童送迎バス運行業務委託  期 間 平成30年度から2年間  限度額 2830万円 ※債務負担行為とは 1つの事業や事務が単年度で終了しない場合に、議会の議決を経て、その期間と限度額を定めておく制度です。 条例(主なもの) ●袋井市個人情報保護条例の一部改正について  「個人情報の保護に関する法律」および「行政機関の保有する個人情報の保護の関する法律」等の改正に伴い、個人情報の定義の明確化、特に取り扱いに配慮を要するものとして、要配慮個人情報の取り扱いに関する規定を定める等、一部改正をするものです。 ●袋井市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について (期末手当の年間支給月数 3・50月→3・55月) ●袋井市特別職の職員で常勤のものの給料等に関する条例の一部改正について (期末手当の年間支給月数 4・40月→4・45月) ●袋井市職員の給与に関する条例の一部改正について (期末手当の年間支給月数 4・40月→4・45月、給料表の改定) 人事(敬称略)  委員の辞職に伴い市長から次の候補者の選任議案が上程され、原案のとおり同意しました。 ●監査委員(議会選出)  大庭 通嘉(土橋) 選挙(敬称略) ●太田川原野谷川治水水防組合議会議員、袋井市森町広域行政組合議会議員及び掛川市・袋井市病院企業団議会議員  組合議会議員の辞職により補欠選挙が行われ、指名推薦により次の方が当選されました。 ◎太田川原野谷川治水水防組合議会議員   田中 克周 ◎袋井市森町広域行政組合議会議員   鈴木 弘睦 ◎掛川市・袋井市病院企業団議会議員   鈴木 弘睦 その他 ●公共施設の指定管理者の指定について  次の公共施設の指定管理者を指定するものです。指定の期間はいずれも平成31年4月1日から5年間になります。 ◎袋井市立可睡寮   社会福祉法人 明和会 ◎老人福祉センター「白雲荘」   シニアクラブ袋井市 ◎袋井B&G海洋センターほか3施設   サンアメニティ・静岡ビル保善共同事業体 ◎愛野公園ほか12施設   袋井市スポーツ協会グループ ◎袋井市シルバーワークプラザ  公益社団法人 袋井・森地域シルバー人材センター ◎田原農村総合管理センター   下新池自治会 ◎笠原児童館ほか1施設  社会福祉法人 袋井市社会福祉協議会 請願 日米地位協定の見直しと、辺野古の海埋め立て工事は沖縄の民意が明確に示される県民投票まで凍結することを政府に求める意見書を袋井市議会が可決することを要請する請願書 趣旨  日米地位協定の見直しと、辺野古の海埋め立て工事は沖縄の民意が明確に示される県民投票まで凍結することを政府に求める意見書を袋井市議会が可決することを要請するものである。 結果  沖縄県民が複雑な思いを交錯させていることや、日米安全保障条約の制約下において、不平等や不公平、矛盾があることについては、否めない事実であることは認識している。しかし、国の政策判断に基づく案件に対し、地方公共団体の議会にその処理権限は及ばないことなどから不採択とする。 11月定例会では代表質問を行いました 代表質問とは  代表質問は、一般質問に先立ち、翌年度の市政の運営に向けて会派の政策提言・提案という趣旨で会派を代表する議員が行うものです。 一般質問とは  一般質問は、個々の議員が市政全般にわたり市長・教育長に対して行う質問で、各定例会で行います。 ■新生ふくろい 山田 貴子 議員 まちづくりの取り組み 問 本市への天皇・皇后両陛下の浅羽佐喜太郎公紀念碑への行幸啓についてどのような感想を持たれたか。 答 偉大な先人浅羽佐喜太郎公とファン・ボイ・チャウ氏との友情にまつわる歴史など両陛下が御認識をしてくださり、大変うれしく思っている。今回を機に本市とベトナムとの交流を深めていきたい。 問 浅羽佐喜太郎公碑建立100年特別展の展示品の今後の取り扱いは。 答 郷土資料館、近藤記念館の「袋井の歴史コーナー」に組み込み、常設展示を行う。また、歴史愛好団体による展示発表に提供し、有効に活用していきたい。 問 世界の茶文化を知る松下コレクションの今後の展開は。 答 今後も引き続き県等とも連携し、資料の有効活用を図っていきたい。 ラグビーワールドカップ2019の開催 問 エコパスタジアムには、国内外から多くのラグビーファンが観戦に来られるが、本市の経済効果をどのように試算しているか。 答 本市単独では、試算していないが、静岡経済研究所の想定で約120億円の経済波及効果とされている。JR愛野駅には、1試合当たり2万人から2万5000人の乗降客が予想される。 問 開催にあたり、これまで本市が支出してきた費用と、来年度に向けての事業内容は 答 地方創生交付金の活用を含めて約2億5900万円であり、来年度は、まちの国際化、愛野駅周辺にぎわいづくりや情報発信、ラグビーを通して子どもたちの健全な心身の成長を促す取り組みも実施していきたい。 その他の質問項目 ・入管法改正と本市の影響 ・本市の財政運営 ■自民公明クラブ 鈴木 弘睦 議員 自治体財政の厳しさを受けて 問 平成31年度市政運営にあたり重要視すべき課題は。 答 1つ目は、教育の充実で、グローバル化に対応した英語教育やICTの活用を図ることで確かな学力の定着と考える力の養成に取り組みたい。2つ目は、外国人技能労働者の受け入れに伴い、今後増加することが予測されるため、日本人市民と外国人市民が認め合い、暮らしやすいまちづくりに向けた体制を整えたい。3つ目は、高齢化への対応として市民の誰もが年齢を重ねても住みなれた地域で元気に暮らすことができる環境づくりが必要であり、コミュニティセンターを中心とした市民主体の健康づくりを進めたい。4つ目は、AIやIoTなど第4次産業革命に伴う中小企業へのイノベーションの促進や、農業・観光・商業などそれぞれの分野が連携し、地域の持続的発展を支える強い経済基盤を構築したい。以上の内容を盛り込んだ来年度の予算編成をしていきたい。 子育て世代への支援 問 リカレント教育を推進し女性の就職を応援する考えはあるか。 答 女性の社会進出のためのリカレント教育を推進することは、静岡理工科大学にとっても価値のある内容だと考える。本市も同じ目標を目指し努力していきたい。 問 家庭や地域の育児力向上の取り組みについての課題は。 答 核家族化の進行、母親の就業率の高まり、子育て世帯の孤立化等、家庭における教育力が困難になっている。家庭の教育力向上や、地域で子育てをする環境づくりが重要であり、その向上が課題だと認識している。 防災減災対策 問 避難所でのバリアフリーはどの程度進んでいるか。 答 63避難所のうち段差解消が約65%。今後は、施設建設や大規模改修時に設置管理者と設置への協議を行っていきたい。 平成31年度予算編成 問 消費税引き上げによる市の財政への影響は。 答 税額が2%上がると交付金の額も約16億円から約21億円となる見込みだが、交付金が増えて普通交付税がその分減る。具体的な数字の試算はまだできていない。 その他の質問項目 ・成長するまちづくり ・公民連携の推進に向けて等 代表質問の質問時間 代表質問の質問時間は、会派の人数によって異なります。 1会派あたり 20分+(会派の人数×5分) 新生ふくろい 20分+(2人×5分)=30分 自民公明クラブ 20分+(8人×5分)=60分 日本共産党 20分+(2人×5分)=30分 緑風会 20分+(6人×5分)=50分 代表質問を始めるまで  袋井市議会では、平成24年度〜平成26年度に議会改革特別委員会を設置して議会改革に取り組んできました。そのなかで、議会や議員が果たすべき役割を適切に担うことで「市民福祉の向上」に寄与することを目的に、市議会の基本的事項を定めた規範となる議会基本条例を制定し、平成27年4月から施行しています。  この条例において、議員は市長等に対して、会派を代表して質問を行うことができると定めており、この規定に基づき代表質問を行うものです。 ■日本共産党 高橋 美博 議員 国民健康保険税の引き下げを 問 今年度から国保運営が県単位に移行し、数年後には県内統一の保険料となるが、資産割廃止により負担が重くなる加入者が続出する。早期に試算し、激変緩和措置を示すことを求めるが。 答 県下の保険料水準の統一時期や制度改正後の決算が確定していない中で、適正に試算することは困難である。条件が整った上で試算したい。 問 国民健康保険事業基金の残高は9億1622万円に達している。これを活用し保険料引き下げを求めるが。 答 県下の保険料水準の統一では、資産割廃止など賦課方法の変更が予定されている。その際、急激な保険料の変動とならないための激変緩和措置の財源など、今後、基金の活用方法を検討していきたい。 問 一般会計からの「その他繰入」(財政支援)を継続し、国保税の引き上げを抑えることを求めるが。 答 法定外の繰入は、計画的段階的な解消が求められており、この趣旨を踏まえ、加入者の負担も考慮し慎重に検討していきたい。 給食費保護者負担の軽減を 問 保護者に負担が重い学校給食費の無償化・助成の実施ができないか。 答 給食1食当たりの保護者負担額は小学校250円、中学校300円で、県下23市の平均を下回る額となっている。現在は給食費の無償化・助成は考えていない。 バス通学費の負担軽減を 問 平成31年3月末で遠鉄バスの法多線、松袋井線、山梨線が廃止となる。本市は大型バスを購入し、有償で児童を送迎するとしている。これを機に無償化・軽減を図るべきでは。 答 バス利用の保護者負担は、現状の運賃を基本にしつつ、負担増とならないようバスの利用料金を設定していきたい。 その他の質問項目 ・憲法改正・消費税増税について市長の見解は ・大規模停電の教訓と対策は ・中小企業振興基本条例制定の考えは ・宅地開発に伴う寄付公園のあり方は ■緑風会 戸塚 文彦 議員 企業誘致の進捗状況は 問 小笠山山麓開発事業として、木質バイオマス発電所等を検討しているフォレストエナジー(株)との優先交渉権が終了した。今後の展開は。 答 平成30年10月末の協定締結を目指していたが、現時点では燃料調達計画が立案できない状況であるため優先交渉権を終了した。しかし、進出に向け意欲的に活動していくことを伺っているため、進出のめどが立った時点で再協議を行っていきたい。 問 袋井インター東側の土地利用の進捗状況は。 答 ヨシコン(株)から土地利用計画書が出され、本市及び県の土地利用事業の承認、本市の開発行為の許可を行った。現在、出店事業者との調整が進められている。大規模な工事になるため、適切な土地利用の実施に向け事業者に対し指導を行っていきたい。 イノシシ対策は喫緊の課題 問 年々増加するイノシシの個体数に対して捕獲数も増加している。猟友会への捕獲業務委託料の減額は実態と整合していない。増額の検討を。 答 猟友会の協力が欠かせないことから必要な予算の確保に努めていきたい。 問 被害防止策として「箱わな」購入費と電気柵等の設置に対する補助金の増額を。 答 「箱わな」については、自治会からも要望が出ており引き続き購入するとともに、管理する猟友会への支援強化も検討していく。電気柵の設置費に関する補助金については、より多くの方に対策を施していただくよう、必要な予算の確保に努めていきたい。 透析医療機関の災害時停電対策は 問 今回の大規模停電は、災害時医療教訓として活かし、今後の災害に備える必要がある。どのような対策を検討しているか。 答 広域的な対応も必要となることから「中東遠地区透析災害時ネットワーク」などにおいて、情報交換を行い迅速な対応ができるよう努めていきたい。 その他の質問項目 ・外国人増加に対する環境整備の取り組みについて ・学校行事の企画や運営のあり方について ・静岡モデル防潮堤の整備事業について 傍聴のご案内  本会議や常任委員会などの会議は公開されており、どなたでも傍聴することができます。  事前申込みは必要ありませんので、会議当日、市役所5階の議会事務局で受付を行い、傍聴席にお入りください。  なお、進行により予定を変更する場合もありますので、あらかじめ議会事務局へお問い合わせください。 市政に対する 一般質問 ■竹野  昇 議員 仮称袋井南認定こども園を公立のままに 問 袋井南保育所、袋井南幼稚園、高南幼稚園が統合されて造られるこども園は、当然、公立の園である。なぜ民間事業者に委ねることを検討しているのか当局に聞いたところ、「公立だと建設費は全額本市の負担になるが、民間だと半額国の補助が受けられる」とのことであった。  しかし、設立予定地のすぐ前に高南小学校、200メートル弱のところに特別支援学校、北側に看護専門学校、100メートルもないところに高南コミュニティセンターがあり、新しいこども園が公立なら地域住民との交流も含めて、教育プログラムを作るうえで、連携・協力交流がやりやすいのではないか。 答 仮称袋井南認定こども園は2022年4月開園を目指し、公設公営、公設民営、民設民営の三つの運営形態について、さまざまな観点から検討しているので、早期に方針を決定したい。 副市長車・議長車を兼用にして1台に 問 11市町調べて市長、議長、副市長及び副町長の3台所有が3市のみ。副市長及び副町長所有なしが8市町。経費節約のため、兼用はできないか。 答 市長が以前使用していた公用車を副市長が現在使用しており、兼用のために経費を使うべきではないとの論を受け入れるわけにはいかない。 ■木下  正 議員 防災、減災の取り組みは万全か 問 9月議会で注意喚起した停電時救護所運営、災害時対応は万全であったか。 答 救護所運営が適切に行えるか改めて検証し、機器等の不足が確認された。今後は資器材の充実を図っていきたい。また、高南小学校で開催予定の救護研修会では、医療関係者の参加を予定し、救護所運営に反映していきたい。 特別の教科「道徳」教育長の指導方針は 問 道徳教育の指導力向上は、教育活動全般の指導力向上にも重要であるが、所見を伺う。 答 道徳的な課題を見つけ指導ができる教員は、児童生徒の思考を多面的に引き出し、他の教科でも深い学びを進めることができることから、教員としての資質向上に寄与すると考える。 袋井市公共施設等総合管理計画の現状は 問 管理運営の効率化は図られているか。 答 本年度は使用料・手数料の見直しの年であり、受益者負担の原則の徹底やコストやサービスの在り方を整理していきたい。「袋井市市有財産利活用基本方針」を定め、大規模な市有地6件について公募型プロポーザルの実施に向け準備中である。 ■大庭 通嘉 議員 道路行政の充実を 問 自治会より生活道路の改良や修繕など多くの要望が寄せられ、うち実施されるのは37%程度である。特に生活道路の要望は40件のうち事業化に向け検討されたものは1件程度である。もっと、自治会要望に応えていくべきだ。 答 現行制度では要望の取りまとめなど地元の皆様にご負担をかけているにもかかわらず事業化できていない。今後、限られた予算の中で要望に応えるよう対応するとともに、要望制度のあり方も含めて検討したい。 問 森町袋井インター通り線西側の川井西のまちづくりをどのように進めていくか。 答 地区計画に向け9割を超す同意がされており、2019年度末の都市計画決定に向け法定手続きを進めていきたい。 図書館の充実を 問 インターネット上で本を無料で借りてパソコンやスマートフォンで閲覧できる磐田市でも導入している電子図書館サービスはできないか。 答 経費が紙の書籍の3倍程度であることや運用に200万円程度のランニングコストがかかることから現時点では導入の考えはないが、今後引き続き研究していきたい。 ■佐野 武次 議員 入札制度の改善 問 現在の入札方法では、行政が作成した金額入り設計書の開示は契約日の2日後となっており、仮に設計書に違算があっても契約後のため異議の申し立てはできない。これでは透明性や公平性に欠けるため、制度を是正することを提案するがどうか。 答 入札及び契約は、透明性や公平性を確保し適正に実施されなければならないため、遅くとも来年度からは必ず新たな制度を取り入れていきたい。 膵臓がんの早期発見体制の確立 問 尾道市では、腹部エコーによる膵臓がんの早期発見に努めている。本市でも、この方式を導入しては。 答 尾道方式の情報収集や医師会など、医療機関の意見を伺う中で研究したい。 今後の松くい虫対策の進め方 問 「グリーンウェーブキャンペーン」で、多くのボランティアの方々により植樹した松が再び枯れてしまった。今後の対策は。 答 枯れた松は、健全な松への被害を防ぐため、県の補助を受け伐採を継続して実施していく。また、伐採後の植樹は、被害が深刻な大野や東同笠地区を中心に、早急に検討したい。 ■岡本 幹男 議員 風疹ワクチンの接種助成を 問 風疹ワクチンの接種助成の県内各市町の実態と、それを踏まえ本市としての助成実施はどうか。 答 現在県内20市町で、妊娠を希望する女性とその同居家族を対象としたワクチン接種費用の助成が行われている。本市としても、医師会と協議し、国の動向にも注視し、実施に向けた調整を急ぎたい。 袋井駅開設130年を観光に 問 2019年度は、明治22年の東海道本線開通、袋井停車場開設、正岡子規の袋井の車窓の句より、いずれも130年の節目の年となるため記念事業を開催できないか。 答 観光協会や文化協会とイベント企画に向け意見交換をしていきたい。 スポーツ指導者等の養成を 問 小学校の陸上・水泳大会がなくなることや、中学校の部活に外部人材の指導員が任用されることより、スポーツ指導者やサポート人材の養成講座を開催できないか。 答 学校以外の社会体育の充実のため、スポーツ協会、地域のクラブ、新体育館を運営するシンコースポーツ(株)等と連携し支援に取り組んでいきたい。 ■森杉 典子 議員 災害用備蓄品に液体ミルクの導入を 問 粉ミルクのようにお湯で溶かしたり、哺乳瓶の洗浄や消毒をする必要のない液体ミルクの国内での製造販売が平成30年8月より可能になった。本市の災害用備蓄品への導入は。 答 具体的な販売時期や価格が決定した段階で、市民に備蓄の周知を進めるとともに、県に対してプッシュ型支援の品目として加えるよう要望していきたい。 市民トリアージに対する本市の考えは 問 大規模災害時に必要な市民トリアージの考え方を、広く知ってもらうことが必要では。 答 袋井市医療救護計画検討会において、各方面から意見を聞き、検討していきたい。 小中学生の通学時の荷物 問 小中学生の通学時の荷物負担軽減に向けた、本市の今後の取り組みは。 答 文部科学省からの通知を受け、児童生徒の携行品に係る適切な配慮をするよう、各小中学校に通知した。持ち帰る荷物が多いときには分散して持ち帰らせるなど、今後も児童生徒の発育段階に配慮した指導に努めていきたい。 ■伊藤 謙一 議員 ふくろい夜宵プロジェクト 問 本市の夜のにぎわいづくりとしてスタートした本プロジェクトだがその概要を伺う。 答 具体的な事業内容として、1点目が遠州三山においてライトアップを行うことで、美しく演出された遠州三山の夜の景色をアピールし、夜の袋井へ行ってみたい、袋井の夜は面白いと感じていただきたい。2点目は、袋井駅から原野谷川まで、樹木空間プロデューサー監修のもと、樹木を活用した路地でのライトアップを行って、若者や女性が出かけてみたくなる袋井らしい夜の町を演出していきたい。3点目として、地域に密着したここならではの店などを紹介する冊子を作り、SNSの活用と組み合わせたゲーム性と、回遊性のあるスタンプラリーをライトアップ事業と同時に実施し、本市の新たなファンづくりにつなげていきたい。 産前・産後のケア事業 問 女性の妊娠期、出産、出産後のステージごとのサポートが必要だと感じるが、本市の考えを伺う。 答 ステージごとに各種事業を実施している。産後は、母親の身体的回復と心理的安定が重要となるので、来年度から、助産所でのデイサービスや病院等での宿泊による相談などの、産後ケア事業の実施を予定している。 ■田中 克周 議員 雑草から発電この研究への協力を 問 稲わらや雑草など草本系植物から発生するメタンガスを燃焼させて発電する研究が、名城大学大場正春教授(市内方丈在住)によって進められている。既に市内のメロン農家でメタン発生の実験が行われ、さらに平成30年の豊田市での実証実験では、稲わらや雑草からの発電で、電気ストーブや電球が点灯し、テレビやパソコンの作動に成功した。水田の稲わらから発生するメタンの利用と、堤防の雑草を燃やさずに発電に活用するこのシステムは、地球温暖化対策の一環である。この研究への本市の協力をどのように考えるか。 答 現段階では、発電のための稲わら、刈り草等の調達や実証フィールドの調整等の協力が考えられるが、今後の見通しがつけば、市内での実用化について検討するなど可能な限りの協力をしていきたい。 「家族防災会議」のススメ 問 家族の絆を強め、家族・家庭から防災対策を進めるため、「家族防災会議の日」の制定を提案するがどうか。 答 家族防災会議は、家族の安否確認や避難場所確認をしておくことで、慌てずに行動することが目的である。定期的に各家庭で防災対策をチェックすることは、自助の基本であるので制定を検討したい。 ■村井 勝彦 議員 特別支援教育の支援及び取り組みは 問 各学校に配置されている特別支援教育コーディネーターはどのような役割を担っているか。 答 特別支援教育コーディネーターは各校に2人以上配置している。役割は、特別支援教育に豊富な経験を有する特別支援学級の担任等が担当し、主に特別支援教育にかかわっている教員の悩みの相談窓口、校内外の関係者との連絡・調整、保護者の相談窓口を行っている。 問 障がいのある児童生徒が普通学級での教育を希望する場合の対応はどうか。 答 入級については、本人や保護者の意見を尊重することとし、必要な支援に関しては、事前に学校と保護者間で確認し、支援に努めている。 市民向けの水泳教室の現状と課題は 問 水泳教室の内容について、開催する団体間ですみ分けができているか。 答 指定管理者が行う教室と各種団体が行う教室が重複している状況から、教室の内容などについて関係者間で情報交換を行う場を設けるよう指導し、重複に関しても配慮してもらうよう対応していきたい。 ■浅田 二郎 議員 地域循環型自立経済を 問 住宅リフォーム助成制度で、暮らしや生活のニーズに応え、市内業者の仕事確保などで地域経済の活性化を。 答 個人の資産形成にかかわる補助金については、その目的、目標を設定した上で創設するのが制度の本筋で、経済対策的な補助制度は考えておらず、既存の補助制度の活用促進を図っていきたい。 問 小規模分散型の再生可能エネルギーの推進で地域経済活性化のため、地域住民や地元企業による再生可能エネルギーへの参入に支援を。 答 再生可能エネルギーの利活用は、重要なことと認識をしており、市民発電所を行おうとする組織、あるいは企業からの相談に対しても、内容を聞いた上で、状況に応じた個別の対応を行っていきたい。 通学費は無償に 問 児童送迎バスの事業を実施するにあたって、普通交付税の算定に、基準財政需要額には3150万円が算入される。この金額で十分事業は賄えるのではないか。 答 普通交付税を算定する際、基準財政需要額に算入される算定項目があるが、補助金のように事業実施のために定額が交付されるものではない。 常任委員会レポート 平成30年度一般会計補正予算や条例改正などの議案を、各常任委員会で審査しました。ここではその一部を紹介します。 総務委員会 ●平成30年度袋井市一般会計補正予算(第4号)〜繰越明許費〜 Q 袋井市消防団袋井方面隊第1分団車庫移転新築事業は、鉄骨資材の不足などにより、設計をやり直し、発注するとのことだが、当初はいつ入札をして、工期がいつまでだったのか。  今回、繰越明許をして、来年度のいつまでの工期とするのか。  また、工期延長によって袋井西コミュニティセンターの工事に影響が出てこないか。 A 平成30年9月の上旬に入札を実施し、工期は9月中旬から平成31年2月の中旬まで、その後、年度内に分団の引っ越しが完了し、平成31年4月以降に解体する予定であった。再入札の予定については、平成31年1月下旬に入札を実施した後、工期は平成31年1月末から8月末までとし、9月に分団の引っ越し、現在の分団車庫の解体を実施する予定としている。スケジュールはタイトになるが、早めに準備を行い、袋井西コミュニティセンターの工事に影響がないようにしたい。 民生文教委員会 ●平成30年度袋井市一般会計補正予算(第4号)〜債務負担行為補正〜 Q 児童送迎バス運行業務委託について、以前の説明から増額した理由は何か。また、運行スタート時の説明・周知方法をどう考えているか。 A 安全管理において、日常の点検・清掃、運転手の教育・管理を強化するため、業務を精査する中で増額した。保護者や児童への周知については、2月から3月にかけて、新入生説明会や保護者会等で説明していく。 ●老人福祉センター「白雲荘」の指定管理者の指定について Q シニアクラブ袋井市の施設管理の経験や能力をどう評価したか。また、利用者ニーズの把握やサービスを向上させるための方策は。 A 書類作成や会計の確認、委託契約等は綿密な引き継ぎを行い、市も支援する中で能力や経験値を上げていきたい。趣味クラブや同好会にもシニアクラブのメンバーが入っているため、ニーズの把握ができ、新たな事業を提案する能力がある人を事務局長に人選していくため、協議している。 建設経済委員会 ●平成30年度袋井市一般会計補正予算(第4号)〜防災費〜 Q 木造住宅耐震補強助成事業費補助金、ブロック塀等耐震改修促進事業費補助金の申請状況は。 A 平成30年11月末日現在、木造住宅耐震補強助成事業申請件数は16件、ブロック塀等耐震改修促進事業申請件数は83件になる。木造住宅耐震補強助成事業費補助金は、県が平成30年4月以降も拡充を継続するため、またブロック塀等耐震改修促進事業は大阪北部地震でのブロック倒壊の被害を受け、今後の申請件数が見込まれるため補正予算計上している。 ●袋井市墓地条例の一部改正について Q 樹木葬墓について最近の問い合わせ状況と近隣市の状況は。 A 反響が大きく、毎月20日に墓地相談会を行っているが、相談の半分以上が樹木葬墓の見学と問い合わせとなっている。  また、磐田市では、合葬墓を整備している。埋蔵の仕方が異なり、カロート(納骨スペース)に体数が多く収められ、販売金額が本市よりは安くなると想定される。市外までは募集しないとのことである。 議案に対する議員の賛否 ○:賛成 ×:反対 △:棄権 _:欠席または除斥 〈議長(高木清隆)は、採決に参加しません。〉 議案 平成30年度袋井市一般会計補正予算(第4号)について 老人福祉センター「白雲荘」の指定管理者の指定について 日米地位協定の見直しと、辺野古の海埋め立て工事は沖縄の民意が 明確に示される県民投票まで凍結することを政府に求める意見書を 袋井市議会が可決することを要請する請願書 森杉 典子 ○ ○ × 村井 勝彦 ○ ○ × 佐野 武次 ○ ○ × 木下  正 ○ ○ × 竹野  昇 × ○ ○ 寺田  守 ○ ○ × 山田 貴子 ○ ○ × 鈴木 弘睦 ○ ○ × 戸塚 哲夫 ○ ○ × 田中 克周 ○ ○ × 高木 清隆 _ _ _ 近藤 正美 ○ ○ × 伊藤 謙一 ○ ○ × 岡本 幹男 ○ ○ × 浅田 二郎 ○ × ○ 高橋 美博 ○ × ○ 村松  尚 ○ ○ × 大場 正昭 ○ ○ × 戸塚 文彦 ○ ○ × 大庭 通嘉 ○ ○ × 総務大臣表彰  去る10月26日、平成30年度総務大臣感謝状贈呈式が東京都内において開催されました。  本市議会からは大庭通嘉議員が市議会議員として35年以上在職し、地方自治の発展に顕著な功労が認められましたことから、表彰を受けました。 議会報告会を開催しました  今回の議会報告会では、各常任委員会における所管事務調査で選定されたテーマの調査・研究について市長へ提出した政策提言内容を含め最終報告を行いました。いただきました質問・意見等については、引き続き各常任委員会が行っていく所管事務調査の参考とさせていただきます。  今後も引き続き、市政及び議会活動に対し、市民の皆さまのご理解を深めていただくため、分かりやすい議会報告に努めてまいります。 ●開催日時・場所・参加人数 ・平成30年10月27日(土)午後7時〜   月見の里学遊館2階集会室C 35人 ・平成30年11月3日(土)午後7時〜   総合センター4階大会議室  44人 ・平成30年11月17日(土)午後7時〜   メロープラザ2階会議室3  41人 みんなができる「タグラグビー」  タグラグビーは、1990年にイギリスで考案されたラグビーゲームです。ラグビーと同じ楕円形のボールを使い、左右にワンタッチテープのあるベルトを腰に巻き、そこに帯状のリボン(タグ)を着けボールを持っている人のタグをとって、トライを阻止します。市内小学校の授業で行っています。ご家庭でも「トライ」してみては? (広報委員:木下 正) 2月市議会臨時会 2月市議会定例会のお知らせ 場 所  市役所5階議場及び各委員会室 時 間  午前9時から 日 程  <2月市議会臨時会>      2月4日(月)市長提出議案の審査      <2月市議会定例会>      2月25日(月)開会、議案の説明      3月5日(火)市政に対する一般質問      6日(水)市政に対する一般質問      7日(木)市政に対する一般質問      11日(月)議案の審査(常任委員会)      12日(火)議案の審査(常任委員会)      13日(水)議案の審査(常任委員会)      14日(木)議案の審査(常任委員会)      22日(金)委員長報告〜採決、閉会 ふくろい市議会だより No.68 〒437-8666 袋井市新屋一丁目1番地の1 TEL.(0538)44-3143(直通) FAX.(0538)44-3148 ホームページ http://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/ メールアドレス gikai@city.fukuroi.shizuoka.jp 発 行/静岡県袋井市議会  発行日/平成31年2月1日