ふくろい市議会だより No.93 令和6年8月1日 表紙写真 「仲間の旋律」 静岡県立袋井商業高等学校 写真部2年 小寺啓介さんの作品 最高のメロディーのために練習を重ねる吹奏楽部の皆さんを撮りました。楽しそうに演奏する姿が私たちの毎日の生活にも活力を与えてくれ、「今日も頑張ろう」という気持ちになります。8月には吹奏楽コンクール、12月には定期演奏会を控え、全力で練習に励んでいます。 CONTENTS 6月定例会の概要・・・・・2 常任委員会レポート・・・・4 市政に対する一般質問・・・6 特別委員会レポート・・・・9 ?令和6年度の表紙写真は市内高等学校写真部による部活動をテーマにした作品を掲載しています? 給付金・定額減税一体支援事業など 令和6年度一般会計補正予算 12億5200万円を増額 詳しくは2ページへ ? 副議長ほか議会人事が決定 詳しくは3ページへ ? 総合健康センター将来構想特別 委員会を設置 詳しくは3ページへ ? 6月定例会 市長及び議員提出議案は いずれも可決・同意  市議会は、6月定例会を6月3日から6月27日までの25日間の会期で開催しました。  今定例会では、市長から提出された令和6年度一般会計補正予算をはじめ、袋井市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正など6議案と3件の報告、議員から提出された特別委員会の設置についての議案が上程され、採決の結果、原案どおり可決・同意しました。  市政に対する一般質問では、8人の議員が市長・教育長の見解をただしました。 ◎議決した主な議案 [市長提出議案] 令和6年度一般会計補正予算  今回の補正予算は、主に次に掲げる事業のために、12億5200万円を増額するものです。これにより、補正後の一般会計予算総額は、411億1400万円となりました。 〈第2号〉(主なもの) ●給付金・定額減税一体支援事業 8億7521万円  国の「新たな経済に向けた給付金・定額減税一体措置」実施に伴う事業費の追加によるものです。 ●道路舗装予防保全補修事業 1億2363万円  社会資本整備総合交付金の内示に伴う道路舗装予防保全補修事業の事業費増額によるものです。 ●予防接種事業   1億2200万円  新型コロナワクチン接種事業の追加によるものです。 ●袋井駅南都市拠点土地区画整理事業 1億2195万円  社会資本整備総合交付金の内示に伴う袋井駅南都市拠点土地区画整理事業の事業費増額によるものです。 [債務負担行為] ●月見の里学遊館ほか1施設指定管理委託  《期 間》令和6年度〜令和11年度  《限度額》7億1500万円 ●メロープラザ指定管理委託  《期 間》令和6年度〜令和11年度  《限度額》2億1000万円 条例の一部改正(主なもの) ●袋井市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準及び家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準」の一部改正に伴い、小規模保育事業及び事業所内保育事業における満3歳以上の児童に対する職員の配置基準について改正するものです。 ※1 債務負担行為とは   1つの事業や事務が単年度で終了しない場合に、議会の議決を経て、その期間と限度額を定めておく制度です。 その他 ●業務委託契約の締結について(袋井市道路等照明灯LED化業務委託) 《契約相手先》岩崎電気株式会社 静岡営業所 《契約金額》2億3903万円 (内   訳)令和6年度 1億8029万円 令和7年度から令和16年度まで(債務負担)5874万円 《契約期間》令和6年6月28日から令和17年   3月31日まで ●袋井市消防団消防ポンプ自動車売買契約の締結について  《契約相手先》静岡森田ポンプ株式会社  《契約金額》2651万円  《配備場所》袋井方面隊第4分団 人事(敬称略) ●人権擁護委員  11人のうち、本年9月30日をもって任期満了となる委員について、市長が推薦する次期の候補者について意見を求められ、原案のとおり同意しました。任期は、令和6年10月1日から3年間です。  鈴木堅司 (村松下) [議員提出議案] 総合健康センター将来構想特別委員会の設置  袋井市総合健康センターの現状の課題や将来動向などから、今後必要となる機能など将来の在り方を示す将来構想に対し、課題等を整理し、政策提言を行うことを目的に設置するものです。(定数10人) ◎委員長  大庭通嘉  委 員 近藤正美 〇副委員長 太田裕介  委 員 竹村眞弓  委 員  木清隆  委 員 黒岩靖子  委 員  山田貴子  委 員 村松和幸  委 員  寺田 守  委 員 安間 亨 5月臨時会  市議会は、令和6年5月臨時会を5月15日に開催し、副議長の選挙や常任委員の所属変更など、新たな議会構成を決定しました。また、袋井市外2組合公平委員会委員の選任や、教育委員会委員の任命に同意したほか、専決処分を承認しました。 議会人事(敬称略) 副議長及び建設経済委員長が次のとおり就任しました。 ●副議長 村井勝彦 ●建設経済委員会 委員長 佐野武次 ●常任委員の所属変更 総務委員会 太田裕介 民生文教委員会 村井勝彦 黒岩靖子 建設経済委員会 佐野武次 鈴木賢和 ●議会運営委員会委員の補欠選任 佐野武次 選挙(敬称略)  組合議会議員の辞職により補欠選挙が行われ、指名推薦により次のとおり当選されました。 ●中東遠看護専門学校組合議会議員 立石泰広 人事(敬称略) 委員の任期満了に伴い、市長から任命について同意を求める議案が上程され、原案のとおり同意しました。 ●袋井市外2組合公平委員会委員 松浦雄二(高尾台)新任 ●袋井市教育委員会委員 鈴木万里子(小野田)再任 専決処分 ●令和6年度袋井市一般会計補正予算(第1号)について ●袋井市税条例の一部改正について ●袋井市都市計画税条例の一部改正について 常任委員会レポート 令和6年度一般会計補正予算をはじめ、条例の一部改正などの議案を、各常任委員会で審査しました。ここでは、その一部を紹介します。 総務委員会 令和6年度袋井市一般会計 補正予算(第2号) 〜社会福祉総務費〜 問 定額減税しきれないと見込まれる方への調整給付金の支給については、先行している他の自治体では、デジタルでも申請可能なところもあるようだが、どう考えているのか。 答 納税義務者個人に対する給付のため、約1万7000人規模となり、デジタル化は必須と考えている。できる限り申請しやすいこと、早期に給付できることを重点に考え、マイナンバーの公金受取口座の登録がある方には、プッシュ型で給付可能な方法を、それ以外の方にも、電子申請の案内を送る際に、二次元バーコードからスマートフォンなどで電子申請が可能な仕組みを検討している。事務処理の効率化と職員の事務負担の軽減も含め、可能な限りデジタル手法を活用したい。 問 調整給付金の申請期限は、10月31日までとのことだが、期限が近づいた際の、未申請の方への対応についてはどう考えているのか。 答 これまでの給付金と同様にホームページやメローねっとを活用してお知らせしていきたい。加えて、外国の方には、申請や相談に来られた方に対して、周囲に未申請の方がいれば、申請を促していただけるよう口コミでも周知をし、給付率の向上に努めていきたい。 「調整給付金」とは? ● デフレ完全施却のための総合種済対策における物宿高への支援の 一頭として、 納税者及び同一生計記保者又は扶養親族1 人につき、4万円(令和6年分の 所得税から3万円・令和6 年度分の個人住民税所得割から1 万円)の「定額減税」が行われます。 「定額減税」が行われます。 ● その際 、定額減税しきれないと見込まれる方に対しては 当該定額減税しきれない額を1万円単位に切り上げて算定した「調整給付金」 が支給されます。 <調整給付金のイメージ> 減税額/支援額 減税「前」の税額 定額減税しきれない額 → 調整給付金を支給 減税額 所得税・個人住民税の定額?? 所得 一人当たりの定額減税額(4万円) 民生文教委員会 令和6年度袋井市一般会計 補正予算(第2号) 〜予防費〜 問 新型コロナワクチン接種の定期接種化に伴う啓発に関して、今回、対象者には通知を行うとのことであるが、今後、自己負担金3200円程度を見込むことについて、どのように周知を予定しているのか。 答 対象となる65歳の方へ通知を送るほか、班内回覧、ホームページやSNSなどによって、周知・啓発を行っていきたいと考えている。また、併せて、受託医療機関へのポスター掲示なども行うことにより、市民に広く周知をしていきたいと考えている。 月見の里学遊館 水玉プール 令和6年度袋井市一般会計 補正予算(第2号) 〜債務負担行為補正〜 問 水玉プールにおける学校体育水泳授業の優先的な受入れについて、現在、三川小学校の水泳授業を受け入れているが、今後、他の小中学校の水泳授業のほか、部活動などによる受入れ申し込みがあった場合、一般利用者への影響が懸念されるが、どう対応するのか。 答 新たな指定管理期間については、三川小学校のみであるが、指定管理者となる応募者に対して誤解を与えないような手続方法をとっていく。今後は、老朽化の状況に応じて他の学校についても公共施設へ切替えていきたいと考えているが、一般市民の利用に支障がないよう学校のプール利用を年間通して平準化するなど、一般利用との調整を図っていく。 建設経済委員会 令和6年度袋井市一般会計 補正予算(第2号) 〜道路橋梁管理費〜 問 方丈鷲巣線の舗装補修工事について、方丈鷲巣線は軟弱地盤であると認識しているが、工事内容は、地盤改良工事は含まずに舗装補修工事のみを実施するという認識でよいか。 答 方丈鷲巣線は大型車両の通行が多く、わだちなどで大きくえぐれている状態にあることから、昨年、調査を行い路盤からの補修が必要であると判明したため、今回、路盤から改修する計画である。 業務委託契約の締結に ついて 問 令和7年度から令和16年度までが、道路及び公園照明灯の維持管理業務期間となるが、この間の、市への業務報告やその頻度及び内容は。また、令和7年度からの管理システムは、どのように行われるのか。 答 業務報告は、原則1年に1回としている。ただし、本業務は、受託事業者が電気料や二酸化炭素の削減効果を検証し、市にその報告を行うこととしていることから、情報交換を密にし適切な運用を図っていく。  また、管理システムは、委託業者が24時間体制のコールセンターを設置し、住民や市からの通報に対応する。システムの特徴としては、委託事業者だけでなく市も同様に情報を共有化し監視体制が確保されることに加え、照明灯の柱に二次元バーコードを設置し、そこから住民の方が読み込むとコールセンターに連絡が入る仕組みを設けるなど、効果的に情報一元化が図られるシステム構成となっている。 道路及び公園照明灯  袋井市議会では、市民の皆さまに開かれた議会をより一層推進するため、本会議の模様をインターネットで生中継しています。  また、本会議の録画映像もインターネットで順次公開しています。 ※録画放送は会議開催日の原則として4日後(土日祝を除く)の午後から視聴できます。 @インターネット検索画面から袋井市議会中継で検索 Aこのボタンをクリック B会議一覧からご覧になる会議を選択 市政に対する一般質問 ホームページにて一般質問の録画映像を公開しています。 二次元バーコードを読み取ってご覧ください。 ※通信料がかかる場合があります。 すずきよしかず 鈴木 賢和議員 避難所運営を中心とした 災害対策は 問 介護福祉施設における携帯・簡易トイレの備蓄状況の確認と支援は。 答 各施設のトイレの備蓄数は、今後、確認を行い、備蓄が少ない施設には、啓発活動を行い、発災後施設において不足が生じた場合には、支援をしたい。 問 トイレトレーラーの整備の検討は。 答 現時点では、導入しない方針であるが、能登半島地震では移動トイレによる助け合いが行われたことも事実であるので、今後、全国における導入状況を注視し、また、南海トラフ巨大地震を想定した活用も含め、導入に関わる制度や費用対効果など研究していきたい。 こども基本法の 取組状況は 問 子どもの意見を聴取するファシリテーターに、どのような人材を確保し、育成するのか。 答 必要に応じて外部人材を活用することも考えているが、主には学校などにおいて、子どもたちの意見・議論を引き出す経験を豊富に積んできた市教育委員会事務局内の指導主事を充てることとしている。 防災訓練の様子 さのたけじ 佐野 武次議員 職場における※カスハラへの 対応は 問 近年、度を超えたクレームや要求などの迷惑行為が官民問わず増加している。職員が安心して業務が遂行できるよう、どう対応しているか。 答 カスハラの監視と抑制のため、来庁者のプライバシーへの配慮も念頭に置いて、防犯カメラや録音機能を備えた電話を設置しているが、組織として、適切に対応する体制の整備やトラブル被害を防止するための取組などを盛り込んだ、対策マニュアルがないため、先進市の事例も参考として策定作業を進めている。  また、条例の制定に向けては、直面する課題にスピーディーに対応するため、まずはマニュアルの策定を進め、条例制定は、民間企業も含めたカスハラ防止対策への抑制や効果など、他の自治体の制定の動向を注視していきたい。 ※カスタマーハラスメント 小学校の遊具 問 遊具は、子どもたちの身体的能力を高め、社会性や道徳心を育むが、安全点検や老朽化により撤去した遊具には、どう対応しているか。 答 毎月の教職員による定期点検に加え、専門業者の点検を年2回実施している。遊具の復旧は、種類や大きさを変更した更新などを含め、計画的な整備を検討したい。 小学校の複合遊具 くろいわやすこ 黒岩 靖子議員 資源ごみと埋立ごみの 収集方法 問 自治会によっては収集の時間はさまざまだが、月2回の収集にあたり早朝の当番制が多く、働き盛りや子育て中の人には負担が多い。立会人がいるとごみが出しにくいという人もいる。当番制をやめ曜日ごとに種別の収集日を作る考えはあるか。 答 令和2年度に市議会の「ごみ減量化特別委員会」において検討された経緯があり、全体の4分の1の自治会で立ち会いをなくすことで分別レベルが低下し、自治会役員の負担が増加するなどの意見により、現在の集団回収の仕組みを継続している。将来的には、立ち会いがいなくても適切に分別できることが望ましいため、職員が各自治会に出向き、資源回収に立ち会いながら、分別指導を行うなどの取組により、分別意識の向上を図りたい。 子どもの食育と給食 問 子どもたちが健康で成長するために、地元の栽培期間中農薬不使用野菜や有機農業で作る野菜、見た目が悪いだけで廃棄される野菜を、学校給食で使ってほしいが方針はどうか。 答 「日本一健康文化都市を支える日本一の給食」を目指し、地元の安全な野菜で、今後も、安全・安心でおいしい給食を提供したい。 自治会による資源ごみ収集の様子 たけの のぼる 竹野 昇議員 制服・ランドセル・学用品 等のリユース 問 4月から市内4つの中学校で制服が共通になった。袋井市が本格的にリユースに取組むことを決めたら、着る生徒の意識が変わると想像する。誰か後輩に着てもらえるよう、大切にしようと思う。自分が使ったものが他者に役に立つ、循環型社会を作ることに自分も貢献できるとの認識が働く。教育的効果がある。市内全域でリユースすることについてどう考えるか。 答 袋井国際交流協会が、卒業生の家庭などから、再利用できる制服やランドセルなどを譲り受け、主に、外国籍の家庭に対し提供する取組をしており、保護者同士で融通している場合も多い。市として一括して統一的に取り扱うことは考えていない。 問 袋井国際交流協会への、制服などのリユースの委託についてどう考えるか。 答 連絡アプリなどにより、保護者に対して協会の取組を周知しているほか、各学校においても、協会と在庫品の状況を確認しながら保護者に情報提供するなど、連携が図られている。その結果、毎年、多くの学用品などがリユースにつながるなど、大きな効果を上げていることから、委託する必要はないと考えている。 袋井国際交流協会に寄付されたランドセル おおばまさあき 大場 正昭議員 水道施設の老朽化・ 耐震化対策 問 今後、水道施設の老朽化耐震化対策の遅れが懸念される。一般会計からの財源を繰り入れてはどうか。 答 水道会計は独立採算による経営が原則であり、一般会計からの補助は考えていない。本年度進める水道料金等懇話会において今後の水道料金の在り方の意見をまとめてもらい、方向性を定めていきたい。 問 神戸市長田区で道路から水が噴き出す事故が発生した。市内でも同様の事故が起こり得る可能性があるのか。 答 消火栓の点検は袋井消防本部で毎年全ての消火栓を対象に蓋の開閉、漏水の有無、開閉弁の稼働状況などを目視や操作確認している。消防団でも水利点検を定期的に行い状況確認している。 気候変動を踏まえた 流域治水対策の推進 問 雨水貯留槽設置の普及を進めていく考えはどうか。 答 各家庭において雨水を一時的に貯める雨水貯留槽の普及は、水を貯めるという直接的な治水効果とともに、流域治水への理解が深まることが期待できる。補助制度を新たに創設し、設置に向け、啓発を行っていきたい。 雨水貯留タンク たむらまゆみ 竹村 眞弓議員 教育費の負担軽減 問 本市の就学援助制度の表記の仕方は、他市と比べて理解しづらいため申請されていないのではないか。基準額の目安を記載し、保護者目線での内容や申請方法にすべきでは。 答 金額の基準は、年齢や家族構成によるため、金額を載せると誤解を与える。そのため、制度の周知をして相談ということで判断をしている。 問 教材の備品化を検討し、家庭では最低限必要な物を購入することで保護者負担が軽減できる。この取組は資源の保全・節約への意識改革にもつながり重要だと考えるが。 答 高額の教材はその必要性も考え、適切に対応したい。備品化に関して、教育委員会の所管として必要なものとそうでないものをしっかり区別をしながら対応していきたい。 不登校の児童生徒への 学びの在り方 問 不登校の児童生徒の学校教育の見直しや経済的負担なく学校外の多様な学びを保障することが必要では。 答 地域総がかりで「こどもまんなか社会」を目指す中で子ども計画を作っている。不登校の児童生徒への配慮も教育課題と捉え、教育を進めていきたい。 教育支援センターひまわりの様子 市政に対する一般質問 ホームページにて一般質問の録画映像を公開しています。 二次元バーコードを読み取ってご覧ください。 ※通信料がかかる場合があります。 たていしやすひろ 立石 泰広議員 歴史文化館他関連施設の 活用促進策は 問 歴史文化館の郷土資料館近藤記念館への移設で各施設の機能低下が心配。移設先で各機能をどう配置するか。 答 展示は郷土資料館・近藤記念館の一階、収集整理・保管は郷土資料館に集約する。今後は市民ニーズを踏まえ、最適な配置を詰めていきたい。 市役所窓口対応の 市民満足度向上を 問 市役所窓口対応への不満の相談を受けた。行政サービスの市民満足度向上に向けた方針と職場での指導は。 答 職員人材育成基本方針では大切にする視点に思いやりを掲げている。そのために接客スキルや公務員の心構えなどの研修を実施している。 総合事業の運用基準変更 による影響は 問 基準の変更で現行のデイサービスを外れる方が、4月から6月までの短期間に代替サービスに移行できるか。 答 移行対象者184人のうち現時点で移行先未決定の方が32人。全ての対象者がスムーズに移行できるよう、必要に応じて相談を受けるなど適切な対応に努めている。 手前:近藤記念館(奥:郷土資料館) きした ただし 木 下 正議員 市長就任後3年間の 振り返り 問 買物しやすい取組として地域通貨の導入はできたか。 答 地域通貨の仕組みである「ふくろい応援商品券」を3年度にわたって実施、約23億4000万円の経済効果に、また、令和3年度にキャッシュレス応援キャンペーンを実施し、約1億6000万円の経済効果につながった。 問 医療的ケア児への体制の整備や具体的な対策には取り組めたか。 答 医療的ケア児支援運営協議会を設置し、在籍する園や学校においては、看護師を配置、全教職員に対し症状支援を周知している。保護者からは、看護師がケアを行い安心。学校への付き添いの負担が減ったといった声もある。今後も教育子育て先進都市袋井を目指していきたい。 問 新しい時代の図書館の在り方、研究の成果はどうか。 答 本年度、新たに「まちじゅう図書館」推進事業に、また本市で初めて電子書籍の導入に取組む。市内の全学校と市立図書館の図書、計約50万冊を検索、閲覧ができる体制を構築する。電子書籍の一部は、学習用端末を活用し、複数の児童生徒が同時に利用できるようにするなど、紙と電子のハイブリッドな図書館を県内で初めて推進する。 まちじゅう図書館推進事業、電子書籍の導入 袋井市議会議員政治倫理規程違反に伴う書面による厳重注意が行われました  竹野昇議員の令和5年11月市議会定例会一般質問において、事実と異なる発言の疑いがあり、袋井市議会議員政治倫理規程に反するのではないかとして、竹野昇議員本人と議長を除く17人の議員から議長に対して同規程に基づく調査申出書が令和6年3月21日に提出されました。これを受け、本人との聴き取り調査等を経て、3月27日に臨時の議会運営委員会が開催され、議長からの書面による厳重注意≠ナ対応することに決定し、後日左記のとおり措置いたしました。 ・袋井市議会議員政治倫理規程第3条第1項第5号  発言又は情報発信を行うときは、確たる事実に基づき、公人としての自覚及び責任を持って行うこと。 袋井市議会議員 竹 野 昇 殿         厳重注意処分通知書  令和6年3月21日付けで袋井市議会議員政治倫理規程に基づき調査申出のありました、令和5年11月市議会定例会の一般質問で行った貴殿の発言について、議会運営委員会において協議した結果、袋井市議会議員政治倫理規程第3条第1項第5号に反する行為であると決定いたしましたので、本日書面による厳重注意処分を科す。  今後このようなことのなきよう、十分に反省し、袋井市議会議員政治倫理基準の順守にあたるよう通知します。 令和6年4月19日 袋井市議会議長 鈴 木 弘 睦 特別委員会レポート  特別委員会は、特定の問題について審査・調査する ために設置される委員会です。主な審査・調査内容を お知らせします。 議会活性化特別委員会 ◇5月21日(第20回)   令和5年度に引き続き、令和6年度に検討する事項について協議を行いました。 《議 題》 (1)令和6年度の取組事項について   ア 予算決算特別(常任)委員会の検討に     ついて   イ 議員定数の検討について (2)令和6年度の行政視察について ◇6月28日(第21回)  第20回委員会で審査された項目について、さらに詳細に協議を行いました。 《議 題》 (1)予算決算特別(常任)委員会の検討について (2)議員定数の検討について  (3)令和6年度の行政視察について ◇7月3日?4日(行政視察研修)  議員定数及び予算・決算議案の審査方法について、今後の議論の参考とするため、以下のとおり、議会活性化特別委員会による行政視察を行いました。  それぞれの市議会から経緯や現状・課題などについての説明をいただき、とても有意義な意見交換となりました。 1日目 場所 新潟県柏崎市議会 視察項目 1「議員定数削減」について 2「通年議会ほか」について 2日目 場所 新潟県長岡市議会 視察項目 1「議会運営」について 行政視察研修の様子(長岡市) 令和5年度 政務活動費の会派別収支状況(総括表) 会 派 名 自民公明クラブ 木清隆、山田貴子 寺田 守、戸塚哲夫 鈴木弘睦、佐野武次 村井勝彦、黒岩靖子 鈴木賢和、太田裕介 緑風会 近藤正美 大場正昭 木下 正 村松和幸 安間 亨 市民クラブ 大庭通嘉 立石泰広 無会派 竹野 昇 無会派 竹村眞弓 合 計 (19人) 収 入 支 出 市からの交付金 雑収入(預金利息) 計 1 調査研究費 2 研修費 3 広報費 4 広聴費 5 要請・陳情活動費 6 会議費 7 資料作成費 8 資料購入費 9 人件費 10事務所費 計 収入?支出 残余金 不足額 返還額 3,000,000 20 3,000,020 1,217,700 174,900 288,754 0 0 0 52,590 0 0 319,180 2,053,124 946,896 946,896 0 946,896 1,500,000 8 1,500,008 440,600 522,700 250,000 0 0 0 0 0 0 120,000 1,333,300 166,708 166,708 0 166,708 600,000 3 600,003 45,960 453,530 0 0 0 0 0 0 0 48,000 547,490 52,513 52,513 0 52,513 300,000 0 300,000 0 0 165,889 0 0 0 0 0 0 24,000 189,889 110,111 110,111 0 110,111 300,000 0 300,000 0 0 289,190 0 0 0 0 0 0 24,000 313,190 △13,190 0 13,190 0 5,700,000 31 5,700,031 1,704,260 1,151,130 993,833 0 0 0 52,590 0 0 535,180 4,436,993 1,263,038 1,276,228 13,190 1,276,228 ○残余金1,276,228円はすべて市へ返還済みです。 ○不足額13,190円は自己資金にて支出しています。 全国市議会議長会の表彰  去る5月22日、全国市議会議長会第100回定期総会に おいて、永年勤続議員に対する表彰が行われました。  本市議会では次のとおり表彰を受けました。 ・大庭通嘉議員 議員在職40年以上 ・木清隆議員 議員在職20年以上 ・山田貴子議員 議員在職15年以上 ・寺田 守議員 議員在職15年以上 議員の寄附行為の禁止  公職選挙法により、議員が寄附をすること、議員に寄附を求めることなどは禁止されています。議員は、選挙区内の人(法人、その他の団体を含む)に対して寄附をしたり、あいさつ状を出したりすることは禁止されています。また、有権者が議員に対して寄附を求めることも禁止されています。さらに、年賀状や暑中見舞いなどの時候のあいさつ状を出すことも、「答礼のための自筆によるもの」以外は禁止されています。 寄附とは  寄附とは、現金に限るものではありません。花輪や記念の置物、トロフィー、飲食物など、多少でも金銭的価値のあるものを無償で提供することも寄附に当たります。 次のような寄附は、罰則をもって禁止されています ・各種会合へのご祝儀・祭りへの寄附や差し入れ・親睦旅行への差し入れ ・地域の運動会やスポーツ大会への差し入れ・開店祝の花輪やお祝い ・葬式の花輪や供花 ・盆供・お中元やお歳暮 ・入学、卒業、就職、結婚、出産などのお祝い ただし、次のようなものは除かれます ・自らが出席する結婚披露宴のご祝儀・自らが出席する葬式・通夜の香典 「フッピートーク2024〜市議会議員と袋井の未来を語ろう〜」を開催予定  袋井市議会では、一般市民向けの議会報告会を令和6年10月27日(日)に袋井市教育会館4階大会議室で開催予定です。本年度の市議会報告のほかに、テーマ別に参加者と市議会議員でグループに分かれ、グループトークを通じて、まちづくりについて意見交換し、今後の市政に生かすことを予定しています。参加者の募集方法などの詳細はホームページ等で後日、ご案内します。皆さまの参加をお待ちしています。 column 紙の広報、オンラインの広報  近年、広報はオンラインを中心に展開されることが多くなってきました。SNS、動画などを活用し、リアルタイムで情報を発信。視覚的なコンテンツを重視し、ターゲットに直接届けることができます。しかし、紙媒体はデジタルとは異なる魅力を持ちます。手に取る感覚や目にする体験はより記憶に残り、特定のターゲット層に直接アプローチでき、信頼性や信ぴょう性を高めることもできます。 (広報広聴委員:太田裕介) 本誌から市議会だよりは、 新しいデザインとなりました。 9月市議会 定例会のお知らせ 【場所】 市役所5階議場及び各委員会室 【時間】 午前9時から 【日程】 8月26日(月)開会、議案の説明 9月 3日(火)市政に対する一般質問 4日(水)市政に対する一般質問 5日(木)市政に対する一般質問 9日(月)議案の審査(常任委員会) 10日(火)議案の審査(常任委員会) 11日(水)議案の審査(常任委員会) 30日(月)委員長報告〜採決、閉会 ふくろい市議会だより No.93 〒437-8666 袋井市新屋一丁目1番地の1 TEL.(0538)44-3143(直通) FAX.(0538)44-3148 ホームページ http://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/ メールアドレス gikai@city.fukuroi.shizuoka.jp 発 行/静岡県袋井市議会  編 集/広報広聴委員会 発行日/令和6年8月1日