ふくろい 市議会だよりNo.99 令和7年12月1日 contents 9月定例会の概要...................2 常任委員会レポート................4 市政に対する一般質問............6 ふくろいランタンナイト&夜市 10月18日に行われたふくろいランタンナイト&夜市では、月見の里公園に色とりどりのランタンが打ち上がり、夜空が幻想的な雰囲気に包まれました。 令和6年度一般会計など9会計の決算はすべて認定 詳しくは 2ページへ 予算決算委員会分科会で 令和6年度決算議案を審査 詳しくは4ページへ フッピートーク2025 開催へ 詳しくは裏表紙へ ?市制施行20周年記念 9月定例会 一般会計など9会計の決算はすべて認定  市議会は、9月定例会を9月1日から10月8日までの38日間の会期で開催しました。  今定例会では、市長から提出された令和7年度一般・特別・企業各会計補正予算をはじめ、令和6年度一般・特別・企業各会計決算認定を含む24議案と2件の報告、議員から提出された国に対する意見書の提出についての3議案が上程され、採決の結果、原案どおり可決・認定しました。  また、市政に対する一般質問では、11人の議員が市長・教育長の見解をただしました。 ◎議決した主な議案 [市長提出議案] 令和7年度一般会計補正予算  今回の補正予算は、主に次に掲げる事業のほか、令和6年度決算額確定に伴う各種過年度精算及び剰余金の整理などのために、4億5500万円を増額するものです。  これにより、補正後の一般会計予算総額は、 409億5600万円となりました。 〈第3号・第4号〉(主なもの) ●工場立地奨励補助金交付事業1億4884万円  工場などの新設・増設に係る工場立地奨励補助金の増額によるものです。 ●水道事業費 基幹管路耐震化事業出資金 ・・・・・3020万円  水道事業の水道管路耐震化事業に係る繰出基準変更に伴う水道事業会計への繰出金の増額によるものです。 ●給付金・定額減税一体支援事業 9600万円  本年6月定例会で補正した給付金・定額減税一体支援事業の対象者が、当初の見込みを上回ることによるものです。 条例の一部改正 ●袋井市水道事業給水条例の一部改正について ●袋井市下水道条例の一部改正について ●袋井市農業集落排水処理施設条例の一部改正に ついて  袋井市水道料金等懇話会からの提言を踏まえ、令和8年4月から水道料金、下水道使用料および農業集落排水処理施設使用料の改定を行うため、所要の改正を行うものです。 [議員提出議案] 国に対する意見書  3つの意見書を国に提出する議案を全会一致で可決しました。 ●公立小・中学校の体育館等への空調設備整備に 係る財政支援の強化を求める意見書 〈提出先〉 衆・参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、内閣官房長官、内閣府特命担当大臣(防災) ●公共施設等適正管理推進事業債の期間延長を求 める意見書 〈提出先〉 衆・参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、内閣官房長官 ●緊急自然災害防止対策事業債、緊急防災・減災 事業債の期間延長と一層の充実を求める意見書 〈提出先〉 衆・参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣、内閣官房長官、内閣府特命担当大臣(防災) 令和6年度決算認定  市は、予算がどのように使われたのかを決算としてまとめ、議会は、予算の使い方が適正かつ効率的であったか、どのように事業の効率が上がったかなどを決算審査し、今後の予算や事業計画への要望を伝えます。 【一般会計】市の基本的活動を行うのに必要な歳入・歳出を経理する会計です。 歳入418億8,681万円歳出407億6,820万円 その他3.1%繰入金1.1% 寄付・財産収入3.8%使用料・手数料0.5%繰越金4.1% 【特別会計】特定の事業に使われる会計で、国民健康保険をはじめ5会計あります。 会計名 予算額 歳入決算額 歳入執行率(%) 歳出決算額 歳出執行率(%) 国民健康保険 78億1,900万円 77億6,050万円? 99.3 76億2,374万円? 97.5 後期高齢者医療 12億3,200万円 12億1,996万円? 99.0 12億1,459万円? 98.6 介護保険 64億4,900万円 64億1,775万円? 99.5 62億4,975万円? 96.9 駐車場事業 4,640万円 4,477万円? 96.5 4,306万円? 92.8 墓地事業 5,400万円 6,441万円? 119.3 4,919万円? 91.1 【企業会計】公共の福祉を目的に経営する独立採算の会計で、水道事業をはじめ3会計あります。 水道事業 会計名収益的収支 事業収益 予算額19億 5,150万円 決算額19億 3,669万円? 執行率(%)99.2 事業費用 17億 3,050万円 16億 5,395万円? 95.6 資本的収支 資本的収入 3億 4,590万円 3億 4,762万円? 100.5 資本的支出 10億 7,520万円 9億 7,765万円? 90.9 収益的収支 事業収益 18億 1,800万円 18億?? 677万円? 99.4 下水道事業 事業費用 18 億? 840万円 17億 2,840万円? 95.6 資本的収支 資本的収入 22億 2,905万円 19億 4,526万円? 87.3 資本的支出 26億 3,636万円 22億 4,876万円? 85.3 収益的収支 事業収益 18億 9,300万円 18億 5,021万円? 97.7 病院事業 事業費用 18億 9,320万円 18億 4,083万円? 97.2 資本的収支 資本的収入 6,000万円 5,790万円? 96.5 資本的支出 9,000万円 8,749万円? 97.2 ※金額と割合は、それぞれ1万円未満と小数点以下第2位を四捨五入して記載しています。 常任委員会レポート  9月定例会は“決算議会”とも言われ、前年度の一般・特別・企業会計の各決算を中心に様々な議案が市長から提出されます。市議会では、提出された各決算と補正予算に関する議案は予算決算委員会、それ以外の議案は総務委員会・民生文教委員会・建設経済委員会で審査しています。  今回の常任委員会レポートでは、予算決算委員会の各分科会における決算議案、建設経済委員会における水道事業給水条例の一部改正議案の審査について掲載しています。 建設経済委員会 袋井市水道事業給水条例の一部改正 問  水道料金改定に際し、令和8年4月1日施行で猶予期間はあるものの、物価高騰により負担増となる低所得者や生活保護を受給されている方々に対して激変緩和措置を検討すべきではないか。 答  水道料金は水道水を供給するというサービスに対し費用を頂くことが原則となっている。また、水道料金等懇話会においても、低所得者に対しては市の福祉政策で対応して欲しいとの意見が出されたところである。なお、生活保護を受給されている方々については、物価高騰の影響により、臨時的な措置として、本年10月より生活扶助特例加算として1000円から1500円に増額される。 Youtubeで公開されている住民説明会資料 予算決算委員会 予算・決算議案審査の流れ 議案 付託 予算決算委員会 議案の分担 予算決算委員会 審査 総務分科会 民生文教分科会 建設経済分科会 審査結果の報告 予算決算委員会における採決 報告 市議会における採決 総務分科会 令和6年度袋井市一般会計歳入歳出決算認定〜広報費〜 問  パブリックコメント制度に関して、意見の件数が少ない場合の有効性について、どのように考えているか。 答  案件によって異なるが、提出いただく件数は極めて少ないのが現状である。しかしながら、市政のさまざまな政策形成の過程においては、市民の参画機会をしっかりと確保して進めていくことが、行政運営の透明性並びに公平性を確保するという点で重要であり、パブリックコメントは有効な制度であると認識している。今後も引き続き、さまざまな機会を通じて市民の意見を求めていきたい。 令和6年度袋井市一般会計歳入歳出決算認定〜協働共生推進費〜 問  多文化共生の推進に向けた「多言語対応」と「やさしい日本語」について、今後どのように力を入れていくのか。 答  今後も外国人人口は増加していき、言語の幅が広がるとしても、多言語対応には限界があるため、「やさしい日本語」はこれからとても大切なツールになってくる。一方で、災害など、すぐに対応しなければならない状況も考えられることから、市としては、やさしい日本語と多言語対応の両輪で進めていく必要があると考えている。 やさしい日本語が使われたパンフレット 民生文教分科会 令和6年度袋井市一般会計 歳入歳出決算認定 〜デジタル田園都市国家構想交付金〜 問  まちじゅう図書館推進事業の成果は。また、事業の目的のひとつである、児童生徒の「知りたい」「学びたい」ニーズに応えることはできているのか。 答  まちじゅう図書館事業については、利用者から「便利になった」「自分で貸出・返却処理ができ、待ち時間が短くなってうれしい」との声が聞かれ、大変好評である。貸出・返却手続きの時間を短縮することで、混雑の解消が図られている。また、学びのニーズへの対応については、子どもたちや教員から「市立図書館の本を学校図書館で取り寄せ・返却ができるのは便利」「貸出機や検索機により学校図書館が最先端になってうれしい」との声がある。児童生徒の利用件数から見ても、まちじゅう図書館事業により、学びのニーズへの対応はできていると考えている。 令和6年度袋井市一般会計歳入歳出決算認定 〜成人保健事業費〜 問  静岡多目的コホート事業袋井健康長寿研究「ふくけん!」の今後の継続は。 答  この事業は、静岡県が静岡社会健康医学大学院大学に委託して実施したコホート事業である。今後については、まずは令和5年度・6年度の健診結果を相対的に分析・評価し、約5年後に同じ受診者がどういう健康状態にあるかを追跡調査するという予定である。追跡調査についても市として協力をしていこうと考えている。 建設経済分科会 令和6年度袋井市一般会計歳入歳出決算認定 〜労政費〜 問  小学生のお仕事体験運営委託料について、参加者からの声は。また、市内4中学校では、2年生の職場体験に取り組んでいる。高校生には、産業未来課で企業説明会や見学バスツアーを開催している。そうした中で、小学校、中学校、高校と連動した職業観や勤労観を育むプログラムを創る考えはあるのか。 答  小学生のお仕事体験は、12カ所の事業所で実施し、前年に引き続き参加した4人を含む36人が参加した。参加小学生からは、楽しかったというような声を聞いており、受け入れをした事業所からも高い評価を頂いているので、事業は継続していきたい。なお、小学校、中学校、高校との連携の可能性については、職業観の醸成が大事であるため、教育委員会や、市内店舗などと調整をしながら検討していきたい。 令和6年度袋井市一般会計歳入歳出決算認定 〜都市計画総務費〜 問  森町袋井インター通り線について、整備に向けビジョンの共有を図っていきたいとのことだが、地元をはじめ、県、森町とどのようにビジョンの共有を図っていくのか。 答  本市には、北から新東名高速道路、東名高速道路、国道150号が平行に走っている。それらの路線を縦に貫く路線なので、産業面においても、市民が移動する際にも利便性があり、様々な活動に利益がある。路線整備を進めることによって、メリットがあることをきちんと伝え、整備促進につなげていきたい。 市政に対する一般質問 ホームページにて一般質問の録画映像を公開しています。 二次元バーコードを読み取ってご覧ください。 ※通信料がかかる場合があります。 安間 亨議員 多文化共生・共創社会の 実現に向けて 問  外国籍市民の出国に伴う個人住民税の納付に関する案内・周知の取組状況は。 答  事業所に対しては、手引書で退職時における一括徴収の徹底をお願いし、個人に対しては、市ホームページにて必要手続きの周知に努めている。出国の事前連絡があった場合は、特別徴収の方は、事業所を通じて、住民税を給与から一括で天引きし、納付いただくよう依頼する。一括納付できない場合や普通徴収の方には、本人に納付書を送付している。また、出国までに納付ができない場合は、納税管理人を届け出ていただくよう説明している。出国の事前連絡がない場合は、法的に納税通知書が送達されたとみなされる公示送達を行い、対象者が再入国された際などに納付が行えるよう、手続きを取っている。 森林環境譲与税の 活用方針の公表を 問  森林環境譲与税の使途は毎年公表しているが、活用方針についても公表する考えは。 答  森林環境譲与税の活用については、市民の理解と協力が不可欠であると認識している。活用方針についても、今後、市ホームページや広報ふくろいなどで公表していきたい。 木下 正議員 健康寿命日本一に 向けた施策と成果は 問  ふくろいウオークポイント事業へ参加後の健康診断の受診率や健康講座の受講状況など、追跡が必要では。 答  ポイント事業参加後の健診受診率などの追跡については、現在アンケート機能はついていない。今後研究していきたい。 問  働く世代には、子どもが通う学校などに働きかけて、親子での健康づくりを啓発していくことも必要ではないか。 答  学校と連携し、小学5年生と中学2年生を対象に、子ども健康教育支援事業として生活習慣病の予防講座を開催している。また、その資料を保護者の方に渡すよう促している。貴重な機会なので、今後も継続していきたい。 スポーツ推進計画に おける政策展開は 問  ライフステージに応じたスポーツ参加機会をどう広げていくか。 答  ふくろいセントラルパーク構想などを通じてアーバンスポーツなどへの若い方の参加機会の創出、部活動の地域展開など、庁内横断体制で取り組んでいきたい。 鈴木 賢和議員 農業を守る防災と 気候変動対策 問  災害に強い農業基盤の整備は。 答  本市には、農業に係る用排水路の延長が約1100キロメートル、農業用ため池が52カ所ある。農業施設ストックマネジメント調査を実施し、緊急的に対策が必要となる劣化箇所はなかった。引き続き、定期的な劣化進行の把握・調査を実施していきたい。 問  気候変動と農作物への影響、その対策については。 答  昨今の気象状況により、生育に著しい影響が生じていると認識している。きめ細かな水管理などの対策に加え、高温耐性品種の導入が有効である。県、JA、土地改良区などの関係機関と連携を図り、支援や対策を行っていきたい。    ユマニチュードの普及 問  認知症の方に寄り添うケアの推進と見守り支援の質の向上については。 答  ユマニチュードの考え方を含めたケアや対応方法を基に、認知症の方が尊厳を保ちながら、希望を持って暮らすことができるよう、地域の皆さまと協力し、より良い環境づくりに取り組んでいきたい。 兼子 靖基議員 学校における児童生徒 の熱中症対策 問  猛暑日や夏季における通学方法について、児童送迎バスの新たな運行を考えているか。 答 児童送迎バスの新たな運行は現時点では考えていない。将来的には、学校の在り方も含めて検討していく必要があり、その中で子どもたちの安全をどう確保していくか、さらなる通学路の安全確保についても検討していきたい。 問  体育館の遮熱化・断熱化・空調設備の整備は。    答  学校体育館への空調設備設置に向け、機器の選定や、遮熱化などを含めた事業費の算出、財源の確保、スケジュールなどを整理し、できるだけ早期に整備できるよう取り組みたい。 部活動の地域展開 問  保護者の経済的負担への対応策は。 答 経済的な状況を理由として子どもたちの活動機会が失われることのないよう、支援について検討を進めたい。保護者や地域、企業や大学などの協力を得て、受け皿や指導者を確保し、子どもたちが安全に活動できるよう取り組んでいきたい。 山田 貴子議員 デジタル教育の現状 問  学習面でどのような効果があり、課題があると認識されているか。 答  各学校では、子どもの学びの姿を想定し、授業の展開の仕方や設定した課題を踏まえ、ICT機器を効果的に活用している。課題は、教員によってICT活用の質に差が生じており、教員の資質・能力の向上に取り組む必要がある。 問  デジタルと紙媒体の併用は。 答  子どもたちの「深い学び」を実践するためには、デジタルツールだけでなく、紙媒体との併用はもとより、他者との対話や議論を経て、自ら考え、答えを求めていくことが重要である。袋井型の授業づくりを推進し「考える力」の育成に取り組みたい。 茶振興に係る企業との 連携 問  茶産地育成事業の取組は。 答  市内の複数の茶加工業者が、大手飲料メーカーと連携した茶産地育成事業を進めている。また、袋井茶振興協議会を通じて、大手ドラッグストアのプライベートブランド商品に袋井産茶葉が採用され、全国で販売されているなど、大手企業と連携した袋井茶の振興が図られている。 金子 晃久議員 災害対策の取組 問  地域を水害から守るため、蟹田川の早期改修に向けた今後の方針は。 答  県が事業を進めている蟹田川については、河川改修に必要な用地がまだ2割取得できていない状況。二級河川太田川水系蟹田川整備促進協議会の協力を得ながら、引き続き、県と連携を強化して地権者との交渉を重ね、事業の推進に向けて努力していきたい。 問  外国人市民との防災協力は。 答  まずは企業や日本語学校、国際交流協会などを通じて、地元の防災訓練への参加を促したい。外国人市民が集まる場でヒアリングなどを行い、防災に対する知識なども確認していきたい。 自治会の在り方 問  未加入世帯への加入促進を市として後押しできないか。 答  自治会の状況はそれぞれ異なるため、市が統一的なルールを定めることはできないが、市としても自治会加入の意義は十分理解している。状況をしっかりと把握した上で、自治会長、自治会の皆さまと連携し、加入促進の後押しをしていきたい。 夏目 幸彦議員 茶業の振興と 荒廃農地対策 問  茶業振興のために基盤整備を含む大規模な土地改良が必要では。 答  市内9地区の農業推進委員会などが中心となり、実施に向けて各地区の気運醸成を図っていきたい。 問  笠原地区の荒廃農地の利活用は。 答 農用地区域からの除外は制約が厳しいが、農業用施設の用地としての活用は、除外手続きは必要ない。農業用施設などの整備を効果的に計画することは、荒廃農地解消にもつながる有効な手段の一つである。笠原地区の地域構想の策定に当たっては、地域の皆さまと意見交換を重ね、農業や荒廃農地の利活用なども含め、地域性を生かしたものとなるよう進めたい。 中東遠地域障がい者 歯科診療 問  中東遠地域障がい者歯科診療を研修目的から持続性の高いスキームに移行することへの検討は。 答  研修という名目と治療行為としての実態が異なっていること、後継者の確保が必要なことなど様々な課題がある。5市1町において、持続可能な体制の構築に向けた検討を始めたところである。 橋 美博議員 自治会長の 負担軽減策は 問  働く高齢者が増え、仕事を続けながら役員を務める方が増えている。仕事と両立できるよう市の支援策は。 答  自治会へ依頼する委員数を減らした。自治会長と市の連絡方法を見直し、メール・FAX・電子回答なども選択できるようにした。連絡がつきやすい時間帯を名簿に掲載するなどの配慮もした。 問  自治会活動のデジタル化への支援は。 答  昨年度、電子回覧板とチャット機能を有する自治会支援アプリの実証事業を、3連合会をモデル地区として、約3カ月間、自治会役員39名を対象に行った。今後、庁内研究会を設置し、有効な支援システムの選定や負担軽減策を検討していく。 河川愛護活動の 負担軽減を 問  高齢化や担い手の減少により、住民の負担感が増している。市の対策は。 答  河川愛護活動の面積を、来年度までに地域と市がそれぞれ半分ずつとすることを目指し、令和5年度には現業職員を3名増員した。さらに、乗用草刈機や貸出用ラジコン草刈機も導入している。 鈴木 功三議員 デジタル地域通貨導入 への検討 問  デジタル地域通貨に対する認識と考えは。 答  デジタル地域通貨は、ICTによる効率化のみならず、域内での消費を循環させていく仕組みであり、商店や中小企業の売上機会を広げることが期待される選択肢の一つと捉えている。一方で、受益者負担を前提とした持続的な運用に当たっては、消費利用者、店舗、自治体それぞれの視点に立った課題の整理が不可欠であると考えている。 学校水泳授業の 市営プールの活用 問  市営プール活用の試行により見えた課題への対策は。 答  授業時間の確保についての課題に対し、児童への指導を丁寧に行い、移動時間を短縮するとともに、事前に施設内の見学を含めた打合せを行った。現状では、授業時間を55分以上確保できるよう改善している。  森岡 弘記議員 小中学校体育館への 空調設備設置 問  中長期的な整備計画をどのように描いているのか。 答  各校の児童生徒数、体育館の規模や構造に加え、避難所としての収容人数などを踏まえ、速やかに整備計画を策定したい。市教育委員会としても、子どもたちを守り、安心・安全な教育環境を整備するため、空調整備に取り組みたい。 農業振興ビジョンの 成果と今後の方向性 問  農業振興への今後の取組は。   答  事業継承および新規就農者の支援制度の周知と活用促進、「2961スマート農業プロジェクト」を進め、儲かる農業を推進したい。 海の安全宣言と 沿岸部の復活 問  4つの命山と静岡モデル防潮堤の市の整備区間が完成した。この成果を市民と共有するため、「海の安全宣言」を実施できないか。 答  地震や津波に対して100%安全であると言い切れない面もあり、安全宣言は難しいと考えるが、現時点における津波対策はできる限り実施したと認識している。 大場 正昭議員 介護保険の現状と 今後の課題は 問  袋井市の要介護(要支援)認定者数および介護給付費の推移と今後の推計は。 答  認定者数は平成26年度末の2995人から令和6年度末には3601人となり、606人増加した。介護給付費は令和6年度決算が56億4000万円余と、10年前より8億7000万円余増加している。今後の推計については、令和22年には認定者数が5000人を超え、介護給付費は84億円を超える見込みである。 問  介護保険について市民から寄せられている声は。 答  令和4年実施の調査では、介護サービスの充実強化に対する意見が多い一方、介護保険料の負担が増えることをできる限り抑えて欲しいとの回答も多かった。 災害発生時に市民へ 正確な情報伝達を 問  災害発生時、迅速かつ確実に情報を伝える方法は。 答  同報無線やメローねっとのほか、災害情報共有システムLアラートにより、テレビ、ラジオなどメディアを通じた情報発信を行っている。また、メローねっとの登録など、高齢者を含めた地域住民への啓発を行っている。 議案に対する議員の賛否 下記11議案以外の13議案(全24議案)は、全員賛成でした。 ○:賛成 ×:反対 △:棄権 −:欠席または除斥 〈議長(佐野武次)は、採決に参加しません。〉 議  案 議決結果 議決日 村松孝師 森岡弘記 夏目幸彦 兼子靖基 鈴木功三 金子晃久 安間 亨 太田裕介 鈴木賢和 村井勝彦 佐野武次 木清隆 八木伸太郎 立石泰広 村松和幸 木下 正 近藤正美 大場正昭 山田貴子 橋美博 議第66号 令和7年度袋井市一般会計補正予算(第3号)について 原案可決 R7.10.8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 議第67号 令和7年度袋井市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について 原案可決 R7.10.8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 議第68号 令和7年度袋井市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について 原案可決 R7.10.8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 議第72号 令和6年度袋井市一般会計歳入歳出決算認定について 認定 R7.10.8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 議第73号 令和6年度袋井市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について 認定 R7.10.8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 議第74号 令和6年度袋井市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について 認定 R7.10.8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 議第75号 令和6年度袋井市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について 認定 R7.10.8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 議第79号 令和6年度袋井市水道事業会計決算認定について 認定 R7.10.8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 議第82号 袋井市水道事業給水条例の一部改正について 原案可決 R7.10.8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 議第83号 袋井市下水道条例の一部改正について 原案可決 R7.10.8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 議第84号 袋井市農業集落排水処理施設条例の一部改正について 原案可決 R7.10.8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 討 論(抜粋) 議第72号 令和6年度袋井市一般会計歳入歳出決算認定について 反対 橋美博 議員(無会派)  受益者負担の適正化を図るとして公共施設の使用料や手数料、教育費の保護者負担の引き上げを相次いで実施したが、「稼ぐ市政」ではなく、市民の暮らし優先、市民の安心安全、生活環境を守る市政へ転換すべきと考える。 賛成 木清隆 議員(共創ふくろい)  頻発する自然災害対応など、通常業務以外への対応が増える中、第2次袋井市総合計画・後期基本計画に沿い、多岐にわたる分野において、多様な施策を着実に取り組んでいることについて評価する。 議第82号 袋井市水道事業給水条例の一部改正について 反対 橋美博 議員(無会派)  水道や下水道は市民の生活に必要なものであり、物価上昇率の何倍もの料金引き上げを認めることはできない。自治体を挙げて、国に対し財政支援を強く求めるべきである。 賛成 木清隆 議員(共創ふくろい)  水道は清潔な飲料水の供給だけでなく、産業や災害時の社会インフラとしても重要な役割を果たしている。市民への将来負担も考慮されており、令和8年4月からの料金改定に理解をし、賛成する。 ※発言順で掲載しております。 ※上記内容については、討論の対象となった議案の中から、一部を抜粋しています。 「フッピートーク2025 〜市議会議員と袋井市の未来を語ろう〜」開催  市議会の活動を発信するとともに、グループトークを通じて市民の皆さまと“袋井市”についての意見交換を行います。参加申し込みなどの詳細は袋井市議会ホームページでご案内しています。  皆さまのご参加をお待ちしています。 【開催日】令和8年1月24日(土) 【時 間】午後1時30分〜3時30分 【場 所】袋井市教育会館4階 大会議室 これからをつくる本音トーク  12月と1月に市内の高校生との意見交換会があります。高校生と話をすることで若い世代の感じていることを知ることができ、これからのまちづくりの参考になります。1月24日(土)にはフッピートーク2025も開催されます。幅広い世代が集まって話をすることで様々な人が感じていることを知る良い機会となりますので、ご参加お待ちしております。 (広報広聴委員:八木伸太郎) これからのまちづくりの話を みんなでしよう 11月市議会定例会のお知らせ 【場所】市役所5階議場及び各委員会室 【時間】午前9時から 【会期】 11月 17日(月)〜12月22日(月) 【日程】 11月 17日(月)開会、議案の説明 済 26日(水)市政に対する代表質問 済 27日(木)市政に対する一般質問 済 28日(金)市政に対する一般質問 済      12月1日(月)市政に対する一般質問 2日(火)予算決算委員会(全体会) 3日(水)予算決算委員会(分科会) 4日(木)議案の審査(常任委員会) 16日(火)予算決算委員会(全体会) 22日(月)委員長報告〜採決、閉会 済は発行日には終了している日程です。日程は変更となる場合があります。