ふくろい市議会だより No.89 令和5年8月1日 〜袋井市内の徳川家康公や徳川家ゆかりの地をご紹介します〜 「久野城址(くのじょうし)」 CONTENTS 6月定例会の概要…2 市政に対する一般質問…4 常任委員会レポート…7 久野城は明応年間(1492年〜1501年)に、築城された平山城です。その後、城主となった久野宗経は今川義元の西進作戦に、徳川家康とともに参戦しました。家康が今川氏真の立てこもる掛川城を攻めた際には、当時の久野城主久野宗隆は家康の味方をしました。元亀3年(1572年)、久野城は三方ヶ原の戦いの前哨戦として武田信玄に攻められるものの、久野宗隆は落城させず守り切りました。 ※久野城址保存会は本年4月に第2回日本城郭協会大賞を受賞されました。 6月定例会 市長提出議案は、いずれも可決・同意  市議会は、6月定例会を6月5日から6月29日までの25日間の会期で開催しました。  今定例会では、市長から提出された令和5年度一般会計補正予算をはじめ、袋井市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正など31議案と2件の報告が上程され、採決の結果、原案どおり可決・同意しました。また「加齢性難聴者の補聴器購入に市独自の助成制度創設を求める請願書」(詳細は8頁参照)が提出されましたが、審議の結果、不採択となりました。  市政に対する一般質問では、8人の議員が市長・教育長の見解をただしました。 ◎議決した主な議案 令和5年度一般会計補正予算  今回の補正予算は、主に次に掲げる事業のために、7億9500万円を増額するものです。これにより、補正後の一般会計予算総額は、397億2800万円となりました。 〈第2号〉(主なもの) ●低所得世帯支援給付金給付事業2億1000万円  物価高騰に対する支援策として、エネルギー価格や食料品価格等の高騰に直面し、影響を特に受ける低所得世帯を支援するため、1世帯あたり3万円として令和5年度非課税世帯に対し「低所得世帯支援給付金」を給付するものです。 ●市民窓口の多様化モデル構築事業1億6583万円  デジタル田園都市国家構想交付金を活用し、マイナンバーカード認証により自治体システムが保持するデータを活用することで、行政手続きに関する市民や職員の負担を軽減し、市民サービスの質を向上させるものです。 ●袋井駅南都市拠点土地区画整理補助金負担金1億4088万円  社会資本整備総合交付金の内示に伴い袋井駅南都市拠点土地区画整理事業の進捗を図るものです。 ●電力・ガス・食料品等価格高騰対策関連事業7366万円   物価高騰対策事業として、「私立保育所等給食食材費補助事業」「貨物自動車運送 事業者等燃油価格高騰対策支援事業」の事業を行うものです。  [債務負担行為] ●袋井B&G海洋センターほか3施設指定管 理委託 《期 間》令和5年度〜令和10年度 《限度額》8億2800万円 ●可睡寮指定管理委託  《期 間》令和5年度〜令和10年度  《限度額》6億3500万円 ●愛野公園ほか12施設指定管理委託  《期 間》令和5年度〜令和10年度  《限度額》3億100万円 ●笠原老人福祉センターほか1施設指定管理委託  《期 間》令和5年度〜令和10年度  《限度額》7000万円 ●田原農村総合管理センター指定管理委託  《期 間》令和5年度〜令和10年度  《限度額》130万円 ●総合健康センター非常用発電設備更新事業  《期 間》令和6年度  《限度額》1億5210万円 ※1 債務負担行為とは  1つの事業や事務が単年度で終了しない場合に、議会の議決を経て、その期間と限度額を定めておく制度です。 〈第3号〉(主なもの) ●公共土木施設災害復旧費(令和5年台風2号関連)7670万円 ●農林施設災害復旧費(令和5年台風2号関連)3900万円 ●電力・ガス・食料品等価格高騰対策事業(省エネ家電買替え促進事業)3030万円 条例の一部改正 ●袋井市職員の特殊勤務手当に関する条例の一 部改正について  新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが、5類感染症に移行されましたことから新型コロナウイルス感染症に関する防疫作業に対する手当を廃止するため所要の改正を行うものです。 ●袋井市税条例の一部改正について  令和5年3月31日に公布された「地方税法の一部を改正する法律」のうち令和5年7月1日に施行される「軽自動車税種別割の税率区分」に関し所要の改正を行うものです。 ●袋井市印鑑条例の一部改正について  浜松市、磐田市、湖西市及び森町との間の証明書等の交付等に関する事務の委託の廃止に伴う印鑑登録証明書の広域交付に係る規定の廃止のほか所要の改正を行うものです。 ●袋井市手数料条例の一部改正について  住民票の写し等の証明書のコンビニ交付サービスにおけるマイナンバーカード利用に加え、スマートフォンによるマイナンバー機能の利用についても減額対象とするため、所要の改正を行うものです。 その他 ●浜松市、磐田市、湖西市及び森町との間の証明書 等の交付等の事務委託に関する規約の廃止について  本市を含む静岡県西部5市町で実施してきた住民票や、印鑑登録証明書、戸籍関係証明書の広域交付サービスに関する事務委託を廃止するため、地方自治法の規定に基づき、議会の議決を求めるものです。 ●令和5年度月見の里学遊館屋上外壁改修工事について  《契約相手先》 塚本建設株式会社  《契約金額》 2億6180万円  《工期》 令和5年6月30日から令和6年3月18日まで ●令和5年度月見の里学遊館うさぎホール天井等改修工事について  (建築)  《契約相手先》 中村組・塚本特定建設工事共同企業体  《契約金額》 2億1450万円  《工期》 令和5年6月30日から令和6年3月18日まで  (電気設備)  《契約相手先》 東電設・トラスト特定建設工事共同企業体  《契約金額》 1億8117万円  《工期》 令和5年6月30日から令和6年3月18日まで ●袋井市消防団消防ポンプ自動車売買契約の締結について  《契約相手先》 静岡森田ポンプ株式会社  《契約金額》 2640万円  《配備場所》 浅羽方面隊第4分団 ●袋井市道路線の廃止について   諸井地内の都市計画道路諸井山の手線の整備に伴い、北225号線が静岡県に移管されたため廃止するものです。 人事(敬称略) ●袋井市農業委員会委員   委員の任期満了に伴い、市長から任命について同意を求める議案が上程され、原案のとおり同意しました。   任期は、令和5年7月19日から3年間です。  ・松田博久(菩提) ・大庭嘉則(土橋)  ・永井英男(堀越上) ・石黒正幸(村松上)  ・岩井俊弘(深見東) ・永田勝美(太田)  ・西村淳子(大谷) ・村松惠美子(川会)  ・金井義人(山田) ・松本芳廣(西区)  ・村松保男(宇刈三沢) ・加藤元章(浅名)  ・金原純一郎(浅羽一色) ・渥美敦子(富里下)  ・松浦重信(梅山) ・安間啓一(太郎助) 市政に対する一般質問 ■鈴木賢和議員 てんかん時のブコラム口腔用液投与を 問ブコラム投与に適切に対応できる体制の準備を。 答保護者から相談などがあった場合、医師が使用を認めていることや学校に対する使用の依頼を確認し、緊急やむを得ない措置として行われるものであることを、学校内のすべての教職員に周知していく。 男性もHPV※ワクチン接種の実施を 問男性のHPVワクチン接種に対し、どのような認識を持っているのか。 答HPVに起因するさまざまな疾病の発症リスクを予防するとともに、パートナー間での感染を防ぐという上でも、有効な手段である。 ※ヒトパピローマウイルス 自治会の維持とデジタル化を 問自治会などの地域コミュニティの維持と支援の必要性は。 答自治会が行う申請や報告などについては、電子申請や電子メールなどのデジタル技術を活用することで業務の効率化を図るなど自治会役員や自治会活動の負担軽減を図っていきたい。 ■木下正議員 運転免許証返納者対策袋井市の取組は 問運転経歴証明書の市民周知はどのようにしているか。 答市ホームページに掲載している。今後は介護予防のためのでんでん体操や、シニアクラブで周知していく。 問運転免許証の返納に関する市の支援、援助は。 答運転経歴証明書発行手数料の一部助成、自発光式反射材の配布、電動アシスト付自転車の購入費補助を行っている。静岡県警は運転免許証返納者が飲食店などの商店等で各種割引を受けられる運転免許自主返納者等サポート事業を実施している。市としても県警と連携するなど運転免許証返納者に寄り添う伴走型の支援に努めてまいりたい。 罹災証明書発行迅速化 袋井市の取組は 問職員の負担軽減や証明書発行の迅速化には民間企業のシステムの導入が必要では。 答各種支援等を受ける際に活用できる罹災証明書を期間内に発行するには人員の確保が最大の課題である。短期間で各種業務をこなす必要があり「被災者支援システム」導入に向けた検討をしている。 ■竹村眞弓議員 認知症の方へのはいかい対策 問あんしん見守りシールや、認知症高齢者等個人賠償責任保険の加入状況・保険活用は。 答はいかいの心配のある方は、あらかじめ「はいかいSOSネットワーク事業」に登録をしていただき、希望する方に加入してもらっている。シールの配布は令和4年度末55人、保険加入者は76人であるが保険の利用はない。周知方法、チラシの配布ということも含めながら考えていきたい。 問袋井市でのGPS導入は。 答GPSを利用した場合、端末を携帯する必要や、充電が家族の負担になるなど課題があり導入を見送った。事業の周知に努め、連携して地域で見守り支える仕組みづくりにより一層取り組んでいきたい。 女性防災コーディネーター制度の取組 問女性防災リーダー育成に向け本市でも取組を。 答今後の防災リーダー育成や、地域防災力の向上に有効な手段と認識している。袋井市には、女性防災リーダー受講者が17人いる。地域での防災講座や訓練などに講師や指導者として紹介するなど、活躍の場を広めていきたい。 ■村井勝彦議員 防災対策の取組 問大規模災害に備え、さらなる防災対策の必要性は。 答南海トラフ巨大地震などの大規模災害に備え、「自らの命は自ら守る、地域の命は地域で守る」を目標に、市民一人ひとりがそれぞれの立場で防災を考え、災害時に迅速に行動できるよう、地域防災力の強化に向けて支援していく。 問災害時におけるお薬手帳の活用は。 答お薬手帳は、災害時において被災者の処方内容や薬剤情報などを把握でき、効率的な診療や安全な服薬につながる重要な情報となることから、その重要性について、地域防災訓練での応急救護訓練などの機会を捉え、市民に広く周知するよう努めていく。 特別支援教育の在り方 問障がいのある児童生徒の通常の学級での学ぶ機会は。 答一人ひとりの障がいの状態や特殊性及び心身の発達の段階などに応じた授業を基本とし、障がいの有無にかかわらず子どもたちが互いに個性などを尊重し合い、可能な限り共に学ぶインクルーシブ教育の考え方を大切に通常学級での交流や共同学習を行っている。 ■近藤正美議員 本市の少子化対策は 問これまでの本市の少子化対策はどうか。 答国の施策と連動した対策として、就学前教育・保育施設の拡充、配慮が必要な子ども・家庭への支援など、さらに待機児童の解消に向けた保育所やこども園の整備、高校生までの医療費の無償化など、安心して子育てできる環境づくりに努めている。 防災対策と危機管理は 問実動訓練の充実が必要ではないか。 答地域の人口や面積の規模の違いや災害リスクも地域差があることから、訓練の計画段階から地域の実情に応じた内容で、住民自らが能動的に行うことが災害対応能力の向上につながると考える。 (仮)袋井セントラルパーク構想は 問本事業が周辺地域に与える相乗効果はどうか。 答袋井駅を中心とした周囲約8キロメートルのエリアに、「緑と水のうるおいある都市空間」が再構築されることで、都市拠点としての機能だけでなく、周辺地域の交流人口拡大による回遊性の向上などが図られ、幅広く効果が発生するものと認識している。 ■竹野昇議員 柳原神長線見直しを求める 問柳原神長線を秋田川沿いに新設すると、それが壁になり、被害が拡大する恐れがある。財政難の袋井市には、取りやめたほうが賢明では。 答柳原神長線は、本エリアへの人、物の交流促進、高南地区住環境の保全を目的とする緩衝地帯の役割を果たす必要がある。 会計年度任用職員に勤勉手当支給を 問来年度支給に向け、前向きに検討してもらいたい。いくら財源措置が必要か。 答約1億円の予算措置が必要になる。本年5月8日に地方自治法の一部が改正され、勤勉手当が支給できるとされた。今後国からの情報を注視するとともに、県や近隣市と情報を共有し、慎重に検討していきたい。 自衛隊に提供している個人情報は 問新聞に、自衛官募集個人情報提供除外申請受付の記事が出ている。浜松市のように、個人情報提供を望まない市民が除外申請できるようにしてはどうか。 答法令に基づく適切な情報提供であり、今後もこれまでと同様に対応していきたい。 ■大場正昭議員 台風2号の豪雨被害の復旧状況は 問昨年被災した箇所の災害復旧工事の遅れと不備が被害を拡大したと指摘されているが被災の状況と復旧方法はどうか。 答昨年9月の台風15号による、敷地川に隣接する市道見取山田線等の応急復旧については、一般的な工法である大型土のうでの仮設護岸により施設の保全を図ってきた。今回の豪雨を受け、大型土のうの一部が流失したことを確認したことから、仮設護岸の復旧に着手した。本格的な復旧は、見取山田線は金網の中に砕石を詰めた、「ふとんかご」による復旧を進めており、来月末には完成予定である。中沢川については、幕ヶ谷橋から上流約400メートル区間、流下能力を高める改良復旧を行うこととし、10月以降の渇水期の工事着工に向け、現在準備を進めている。 流域治水の進め方はどうか 問山林の荒廃や農地の減少が河床の土砂堆積量にどのように影響しているか。 答降雨時には土砂堆積量に影響がある。堆積土の対応として、定期的な点検や地元からの要請の浚渫のほか、昨年の台風15号では現場調査を実施し、中沢川など7河川を緊急的な浚渫を行った。 ■安間亨議員 車中泊避難を見据えた対応を 問車中避難や車中泊避難を含む、分散避難に対する基本的な考えは。 答コロナ禍においては、多様な分散避難を周知してきた。大規模災害時においては、指定避難所における避難に加え、自宅避難や車中泊避難など、様々な形の避難生活が生ずるものと予想している。 問災害応援協定を一段と推進していくべきであると考えるが、車中泊避難等に供する用地や施設の確保は十分か。 答多くの方が指定避難所駐車場に加え、指定避難所以外での車中泊避難も想定される。今後においても、自主防災隊と車中泊避難者や在宅避難者などとの連携周知や一時避難場所を提供いただける民間事業との協定締結に取り組んでいきたい。 日越外交関係樹立50周年 問袋井商工会議所は記念事業として日越相互訪問を計画しているが、市として支援する考えはあるか。 答民間主体の相互訪問への直接的な支援は考えていない。訪問計画の内容が具現化した段階において交流促進に向けた支援、また、相互訪問の後の展開として産業交流の後押しをしていく。 一般質問とは  個々の議員が市政全般にわたり市長・教育長に対して行う質問で、各定例会で行います。各議員の質問時間は一人30分以内となっています。 質問方式  議員は一括質問一括答弁または一問一答のいずれかを選択して質問します。  @一括質問一括答弁 議員がまとめて3回まで質問を行い、市長・教育長もまとめて答弁を行います。 A一問一答 議員の質問と市長・教育長の答弁を一問ずつ交互に行います。 通告内容  ホームページにて、これまでの一般質問の日程及び通告内容を公開しています。 常任委員会レポート  令和5年度一般会計補正予算をはじめ、条例の一部改正などの議案を、各常任委員会で審査しました。ここでは、その一部を紹介します。 総務委員会 令和5年度袋井市一般会計補正予算(第2号)〜歳入〜 Q 国においては、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類へ移行し、経済状況も上向きにある中、地方創生臨時交付金について、今後縮小の方向にあることについて、どのように捉えているか。 A 令和5年度につきましても、国は、新型コロナウイルス感染症対策並びに物価高騰対策に対する予備費を計上しており、今後の情勢によっては、この予備費を活用し、令和5年度においても、追加の執行があるものと考えている。 令和5年度袋井市一般会計補正予算(第2号)〜デジタル田園都市国家構想交付金〜 Q 移動市役所(移動窓口)を今回の取組の中で考えているのか。 A 本事業の構成自治体の1つである愛媛県今治市が移動市役所のモデル事業に取組む予定である。こうした取組などを参考に、今後の庁内窓口の仕組みづくりに向けて研究したい。 袋井市消防団消防ポンプ自動車売買契約の締結について Q 今後、各分団に配属をしていく消防団消防ポンプ自動車は普通免許で運転できる3.5トン未満で考えていくのか。 A 普通免許で運転できる3.5トン未満のものを配備していく考えであり、現在5トン車が消防団に配備してあるため、積載量が減ることによる消防戦術の変更なども含めて、消防団では検討している。 民生文教委員会 令和5年度袋井市一般会計補正予算(第2号)〜社会福祉総務費〜 Q 低所得世帯支援給付金給付事業の全体事業費2億1,000万円に対する国庫負担金等充当額について、推奨事業メニュー分の2,800万円は、推奨事業として別に充てるべきと考えるがどうか。 A この事業については、原則、全額国庫負担で賄われるものであり、その財源の追加交付は段階的に行われると伺っている。また、推奨事業メニュー分の2,800万円については、本事業において、推奨事業メニューを併用して活用できる制度設計となっていることから、財源を確保するために、推奨事業メニューとして立案した。 令和5年度袋井市一般会計補正予算(第2号)〜文教施設災害復旧費〜 Q 広岡河川公園にある3つのグラウンドのうち、真ん中のグラウンドに関しては、以前から水がたまるという状況にあり、これまでの経過を踏まえ、よく精査をし、早急に対応をお願いしたいがどうか。 A グラウンドを整備する際、大雨の状況も想定する必要があった。排水対策については、地元や利用者からも要望や意見も受けていたが、対応が遅れ、申し訳なく思っている。袋井土木事務所と協議に入っており、暗渠排水管を延長する検討を始めるなど、できる限り早く対応してまいりたい。 建設経済委員会 令和5年度袋井市一般会計補正予算(第2号)〜商業振興費〜 Q 中心市街地等空き店舗対策補助金のうち、令和4年度に新規出店し、本年度予算で継続分として交付する8件の業種的な傾向はどうか。また、今後の申請で見込んでいる業種はどうか。 A 最も多い業種は飲食業である。その他は、生活関連のサービス業などである。今後についても、同様の業種からの申請を見込んでいる。 令和5年度袋井市一般会計補正予算(第2号)〜道路橋梁管理費〜 Q 本市は全体的に地盤が軟弱であるため、主要幹線以外の道路においても、大型トレーラーなどの大型車両が通行すると住宅への振動などの影響が及んでいる。このことから、道路舗装の補修だけでは抜本的な解決策にはならないと思うがどうか。 A 道路舗装の補修については、現在の交通状況に応じて、路床の入替や安定処理などにより道路の耐久性の向上に向けての取組を行っている。今後においても、市民の生活環境の向上や将来的なメンテナンスコストの低減に向けて、国の様々な財政支援を活用し、計画的に道路の補修に努めてまいりたい。 令和5年度袋井市一般会計補正予算(第3号)〜環境衛生費〜 Q 省エネ家電買替え促進事業の補助金は、申請者の家電製品の購入先は市内に限られるのか。また、購入先の内訳はどうか。 A 市内業者からの購入を対象にしている。6月21日までの受付分の購入先は、電気冷蔵・冷凍庫は80.6%、エアコンは77.1%が市内に2店舗ある大型家電量販店である。LED照明は、工事を伴うことを条件としていることもあり、大型家電量販店への発注は32.4%、残りが市内の電気店や工務店である。 請願 ●加齢性難聴者の補聴器購入に市独自の助成制度創設を求める請願書 趣旨  加齢性難聴は、日常生活を不便にし、コミュニケーションを困難にするなど生活の質を落とす大きな原因となっている。聞こえの向上・改善に有効な補聴器購入の経済的負担を軽減するため、市独自の補聴器購入助成制度の創設を求めるものである。 民生文教委員会の審査における委員からの意見 ・長寿しあわせ計画が令和5年度で終了するにあたり、次期計画の中に、いま一度、認知症の対策などいろいろと含めた中に加齢性難聴に対しても入れ込んでもらうということで、現時点においては、市単独事業として直ちに助成制度の創設というのは、時期尚早ではないかと感じている。 ・ゆっくり制度設計をしていくべきではないかというような意見もあったが、他市においても請願を採択された後にしっかりと制度設計に持っていっている事例がある。本市においても請願を採択し、きちんとした制度設計ができるように、背中を押していくべきと考える。 ・公金を投入するという意味では、不公平があったらいけないし、僅かな方よりもやはり多くの方に制度を利用いただくべきものであるので、市レベルではなくて、袋井市議会が2月市議会定例会で意見書を出したように、国レベルにおいて、本当に多くの方に利用いただけるようこれを予算措置いただくっていうのが1番であると考える。そのため、袋井市独自として実施するのは時期尚早という部分もあると思う。 ・袋井市議会として国への意見書を提出しており、国の動向等もあるため、そのあたりを静観しつつ、我が市として、少し現状調査を行いながら制度を検討していったらどうかというふうに考えている。 結果 不採択 詳細は9頁(議案に対する議員の賛否)参照 議案に対する議員の賛否 ○:賛成 ×:反対 △:棄権 −:欠席または除斥 〈議長(鈴木弘睦)は、採決に参加しません。〉 議 案 請願第1号 加齢性難聴者の補聴器購入に市独自の助成制度創設を求める請願書 議決結果 不採択 議決日 R5.6.29 太田裕介 × 鈴木賢和 × 黒岩靖子 × 安間 亨 × 村松和幸 × 木下 正 × 村井勝彦 × 佐野武次 × 鈴木弘睦 ? 戸塚哲夫 × 竹野 昇 ○ 竹村眞弓 ○ 立石泰広 × 近藤正美 × 大場正昭 × 寺田 守 × 山田貴子 × 木清隆 × 大庭通嘉 × *上記以外の各議案は、全員、賛成でした。 令和4年度 政務活動費の会派別収支状況(総括表)(単位:円) 会派名 自民公明クラブ 木清隆 山田貴子 寺田守 戸塚哲夫 鈴木弘睦 佐野武次 村井勝彦 黒岩靖子 鈴木賢和 太田裕介 緑風会 近藤正美 大場正昭 木下正 村松和幸 安間亨 伊藤謙一(4月?11月) 市民クラブ 大庭通嘉 立石泰広 無会派 竹野昇 無会派 竹村眞弓 合計(20人) 収入 市からの交付金 3,000,000 1,700,000 600,000 300,000 300,000 5,900,000 雑収入(預金利息) 18 11 4 0 0 33 計 3,000,018 1,700,011 600,004 300,000 300,000 5,900,033 支出 1調査研究費 0 437,520 30,040 59,410 0 526,970 2研修費 1,216,870 659,950 275,350 0 7,000 2,159,170 3広報費 296,369 250,000 0 0 291,302 387,671 4広聴費 0 0 0 10,244 990 11,234 5要請・陳情活動費 0 0 0 0 0 0 6会議費 0 0 0 0 0 0 7資料作成費 57,145 0 0 0 0 57,145 8資料購入費 0 0 0 0 0 0 9人件費 0 0 0 0 0 0 10事務所費 431,388 136,000 48,000 24,000 24,000 663,388 計 2,001,772 1,483,470 353,390 93,654 323,292 4,255,578 収入?支出 998,246 216,541 246,614 206,346 △23,292 1,644,455 残余金 998,246 216,541 246,614 206,346 0 1,667,747 不足額 0 0 0 0 23,292 23,292 ○残余金1,667,747円はすべて市へ返還済みです。○不足額23,292円は自己資金にて支出しています。 ふくろい子育てハンドブック「はなさき」の完成を議長に報告(令和5年6月26日)  昨年度、民生文教委員会が取り組んだ所管事務調査「子育て支援施策の在り方について」の市長への提言を追い風にして、ふくろい子育てハンドブックはなさき編集委員会が作成したハンドブック「はなさき」がこのたび完成し、議長に完成を報告されました。  ハンドブックには、子育て情報や市内外の心配事の相談先が記載されているほか、実際に各サービスや相談先を利用した保護者の体験談が複数記載されており、子育て経験者が「こういうことを知りたかった」と思える情報を入れた冊子となっています。 令和5年度 掛川市・袋井市議会議員研修会(令和5年5月19日)  掛川市議会と袋井市議会は、開院10周年を迎えた中東遠総合医療センターで研修会を開きました。同センターの宮地正彦院長から、医師育成の強化や救急科の復活、地域がん診療連携拠点病院の指定など10年間の歩みについて講演を受けました。今後、議員研修会で学んだことを議会活動に生かしていきます。 全国市議会議長会の表彰  全国市議会議長会から永年勤続議員に表彰状が贈呈されました。  本市議会では、鈴木弘睦議長と戸塚哲夫議員が在職10年以上により表彰を受けました。 情報発信の充実に努めます  毎日厳しい暑さが続いていますが、アフターコロナの生活様式が定着してきた今日この頃です。5月に新しく発足した広報広聴委員会では、今後も市民の皆様のご意見をいただく中、読みやすい市議会だより、見やすいホームページ、SNSの活用など、情報発信の一層の充実に努めてまいります。(広報広聴委員:立石泰広) ホームページのご意見ボックスから改善提案してね! 9月市議会 定例会のお知らせ 場所 市役所5階議場及び各委員会室 時間 午前9時から 日程 8月28日(月)開会、議案の説明 9月5日(火)市政に対する一般質問 6日(水)市政に対する一般質問 7日(木)市政に対する一般質問 11日(月)議案の審査(常任委員会) 12日(火)議案の審査(常任委員会) 13日(水)議案の審査(常任委員会) 14日(木)議案の審査(常任委員会) 27日(水)委員長報告〜採決、閉会 ※変更となる場合もあります みんなで実践! 5330運動 読み終わった広報誌はチラシや雑誌などと一緒に古紙回収へ ふくろい市議会だより No.89 〒437-8666 袋井市新屋一丁目1番地の1 TEL.(0538)44-3143(直通) FAX.(0538)44-3148 ホームページ http://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/ メールアドレス gikai@city.fukuroi.shizuoka.jp 発 行/静岡県袋井市議会 編 集/広報広聴委員会  発行日/令和5年8月1日