ふくろい市議会だより No.90 令和5年11月1日 〜袋井市内の徳川家康公や徳川家ゆかりの地をご紹介します〜 「秋葉総本殿 可睡斎(あきはそうほんでん かすいさい)」 CONTENTS 9月定例会の概要……………2 市政に対する一般質問………4 常任委員会レポート…………7 徳川家康公ゆかりのお寺で、曹洞宗屈指の名刹。幼い家康公を戦乱から救った十一代和尚は、家康公が浜松城主になった折、城に招かれたその席上で居眠りを始めましたが、家康公は「和尚眠る可し」と言い、「可睡和尚」と愛称せられたことが可睡斎の名前の由来です。 表紙の写真は、その様子を表現した木彫り人形です。年内展示予定となりますのでこの機会に是非ご覧ください。 9月定例会 一般会計など10会計の決算は、すべて認定  市議会は、9月定例会を8月28日から9月27日までの31日間の会期で開催しました。  今定例会では、市長から提出された令和5年度一般・特別・企業各会計補正予算をはじめ、令和4年度一般・特別・企業各会計決算認定を含む20議案と2件の報告が上程され、採決の結果、原案どおり可決・認定しました。  また、市政に対する一般質問では、9人の議員が市長・教育長の見解をただしました。 ◎議決した主な議案 令和5年度一般会計補正予算  今回の補正予算は、主に次に掲げる事業のために、4億1300万円を増額するものです。  これにより、補正後の一般会計予算総額は、401億4100万円となりました。 〈第4号〉 ●公共土木施設災害復旧費・・・・・・1億円  令和5年台風2号により被災した市道大谷幕ヶ谷線の本復旧工事に要する予算の追加によるものです。    [債務負担行為] ●市道大谷幕ヶ谷線災害復旧工事 《期 間》令和6年度 《限度額》1億3200万円 〈第5号〉(主なもの) ●電力・ガス・食料品等価格高騰対策事業 ・・・・・・5300万円  電気料金の高騰の影響を受け、厳しい経営状況にある高圧または特別高圧電力を利用する中小企業等を支援するための、市独自の物価高騰対策事業の追加をするものです。 条例の制定 ●袋井市犯罪被害者等支援条例の制定について  犯罪被害者等基本法に基づき、犯罪被害者等の支援に関する基本理念を定め、市や市民及び事業者などの責務を明確にし、犯罪被害者等の支援のための施策を推進することにより、権利利益の保護を図り、市民が安心して暮らせる地域社会の実現を目指すため、新たに条例を制定するものです。 条例の一部改正(主なもの) ●袋井市税条例等の一部改正について  地方税法等の一部を改正する法律の公布に伴い、令和6年1月1日以降に施行される部分に関して改正を行うものです。令和6年度から新たに森林環境税(国税)が導入されることに伴い、個人市県民税の均等割と併せて、1人1000円の賦課徴収を行うことや、給与所得者の扶養親族等申告書の記載事項の簡素化、軽自動車税に関し、燃費・排ガス不正を行った自動車メーカーが負担すべき納付不足額の加算割合引き上げについて、所要の改正を行うものです。 その他 ●令和5年度〜6年度(債)袋井市総合健康 センター非常用発電設備等更新工事 《契約相手先》株式会社トラスト 《契約金額》2億4618万円 《工期》令和5年9月28日〜令和7年1月20日 令和4年度決算認定  市は、予算がどのように使われたのかを決算としてまとめ、議会は、予算の使い方が適正かつ効率的であったか、いかに事業の効率が上がったかなどを決算審査し、今後の予算や事業計画への要望を伝えます。 一般会計決算 歳入 398億4,840万円 歳出 378億3,415万円 ※割合は小数点以下第2位を四捨五入して記載しています。 【特別会計】特定の事業に使われる会計で、国民健康保険ほか4会計あります。 会計名 予算額 歳入決算額 歳入執行率(%) 歳出決算額 歳出執行率(%) 国民健康保険 80億8,400万円 80億7,759万円 99.9 79億7,375万円 98.6 後期高齢者医療 9億1,400万円 9億249万円 98.7 8億9,554万円 98.0 介護保険 60億4,000万円 60億616万円 99.4 58億7,740万円 97.3 駐車場事業 4,500万円 4,236万円 94.1 4,162万円 92.5 墓地事業 6,180万円 6,320万円 102.3 5,463万円 88.4 ※金額と割合は、それぞれ1万円未満と小数点以下第2位を四捨五入して記載しています。 【企業会計】公共の福祉を目的に経営する独立採算の会計です。 会計名 予算額 決算額 執行率(%) 水道事業 収益的収支 事業収益 19億1,100万円 19億3,656万円 101.3 事業費用 16億4,900万円 16億3,158万円 98.9 資本的収支 資本的収入 3億3,900万円 3億1,969万円 94.3 資本的支出 10億3,000万円 9億9,501万円 96.6 下水道事業 収益的収支 事業収益 15億6,800万円 15億8,033万円 100.8 事業費用 15億2,400万円 14億9,849万円 98.3 資本的収支 資本的収入 25億4,100万円 21億1,560万円 83.3 資本的支出 29億200万円 24億6,043万円 84.8 病院事業 収益的収支 事業収益 18億3,300万円 18億356万円 98.4 事業費用 18億3,400万円 17億9,799万円 98.0 資本的収支 資本的収入 9,300万円 8,890万円 95.6 資本的支出 1億7,400万円 1億7,248万円 99.1 ※金額と割合は、それぞれ1万円未満と小数点以下第2位を四捨五入して記載しています。 市政に対する一般質問 ホームページにて一般質問の録画映像を公開しています。 二次元バーコードを読み取ってご覧ください。※通信料がかかる場合があります。 木下 正議員 学力・学習状況調査 問市における過去のデータはどのように分析したか、また分析に基づく対処策の策定が必要ではないか。 答中学では各教科で改善の傾向にある、一部小学校で国語算数ともに全国平均を上回るが、過去の調査結果と同様、小6の国語で読解力や書く力に課題があると分析、この結果を踏まえ日々の授業を充実し読解力や書く力を向上、袋井型授業づくりを実践していく。 問課題対応には地域や各種団体の協力も必要ではないか。 答無限の可能性を持った子供たちの成長には家庭や地域の大人がともに支えることが大変重要で、さまざまな方の協力を借り社会総がかりでの教育に取り組んでいく。 総合防災訓練の取組 問適切な避難行動のため、さまざまな情報ツールを用い受信発信するなど実態に即した訓練は重要ではないか。 答非常に重要で、今回自主防災隊長から参加者に対し安全な避難のポイントやさまざまな防災情報アプリを記載した防災チラシを配布、情報把握の重要性を説明してもらった。 「袋井市総合防災訓練」説明資料 村松和幸議員 ゼロカーボンシティの実現のために 問ゼロカーボンシティへの取組をどのように進めていくのか、今後のビジョンは。 答現在、地球温暖化対策・区域施策編の策定作業を進めている。それは、市民と事業者の皆さまと行政が一丸となって目指していく将来像である。 災害避難の多様性についての取組は 問医療的ケアが必要な方や障がい者など、災害弱者に対する受け入れ方や対応は。 答避難者で組織される運営委員会の中で、要配慮者支援班を設けることになっており、避難者相互による支援、対応することになっている。今後も、訓練などを通じ、周知啓発に取り組んでいく。 久野城址保存会の日本城郭協会大賞を受けて 問大賞受賞という栄誉を、広く内外に発信していく必要があると思うが、どのように考えているか。 答5月の市長定例記者会見において、受賞をPRした。また、広報ふくろい8月号に受賞に関する記事を掲載し、ホームページにおいても、受賞内容を記載し、周知に努めている。 久野城 鳥瞰図 鈴木賢和議員 UD(ユニバーサルデザイン)タクシーの増車を 問なぜUDタクシーの増加が進まないのか。 答経費負担の増加や、教育訓練の必要性に加え、近年、全国的にも課題となっている運転者不足の観点から、UDタクシーの増加は難しい状況である。 問地域の住民や利用者に、UDタクシーや福祉タクシーの利用手順を広く知らせる取組が進められているか。 答十分な広報はできていないことから、これらタクシーの理解を広めることが利用者の増加につながり、ひいては、タクシーの普及につながる。今後におきましては、UDタクシーや福祉タクシーの認知度が高まるよう、ホームページや広報紙にて市民に周知していく。 熱中症対策の推進を 問高齢者世帯のエアコンの整備や点検を促す取組は。 答現在、経済産業省のホームページで、エアコン点検や試運転の啓発を行っている。市としても、暑い夏に備え、エアコンがしっかり機能するよう熱中症予防の啓発事業として、梅雨入り前までの点検実施など周知していく。 高齢者 熱中症対策 木清隆議員 エコパ内に、硬式野球場の併設が必要 問併設における、波及効果をどう捉えているのか。 答野球場の整備により、エコパの価値や機能が高まることで、市内外から多くの野球ファンが集まることに加え、各種大規模イベントが開催され、交流人口が拡大し、一定の経済効果があると思われ、市の魅力も高まるものと考えている。 問圏域市町の関係者や関係団体に対しての働きかけが必要では。 答遠州灘海浜公園に続く、エコパ内への野球場設置に向け、中長期的な視点に立ち、県や掛川市をはじめとした近隣市町と共に、官民協働での機運醸成の取組方法、広域連携などについて、引き続き協議を重ねて行く。 消防団組織・配備車両の再編が必要 問機能的で実行力の高い消防団組織の構築に取り組むべきでは。 答消防団充実強化検討会の検討結果を踏まえ、消防団員だけではなく、まとい会や自治会連合会など地域の意見を聞きながら、消防団組織の再編による分団の統廃合や、配備車両の再編について検討を進めて行く。 小笠山総合運動公園 竹野 昇議員 消防団への自治会協力金に関して 問浜松市では、自治会から協力金をもらうことは違法になる恐れがあると認識し、協力金をもらわないよう指導している。当局はどのように考え、改善する意図があるか。 答消防団協力金は地域と各分団との相互理解の中で行われているものであり、適正に対応していると承知している。 高校生ヘルメット購入に補助金を 問県内で補助金を出すところが出てきた。補助金支給に向け検討してもらいたい。 答自転車用ヘルメット購入費補助の実施予定はないが、ヘルメット着用を周知することで、自転車の安全利用の促進を図りたい。 市営オートバイ駐輪場所改善を求める 問東側への出入りは急な狭い通路で自転車とオートバイの衝突を避けるため、来年度から西側に駐輪すれば危険な状態は改善できるのでは。 答現在の駐輪場の利用形態を維持する中で、利便性と安全性に考慮した運営に努めていく。 注意喚起の掲示 大場正昭議員 橋梁の通行止めの解消は 問昨年の台風15号で被災した市内橋梁の被災状況と今後の復旧の見通しはどうか。 答延久の新屋橋は、7月下旬に今井自治会連合会と磐田市向笠新屋地区を対象に、残る橋脚の撤去工事の説明を行った。新たに橋を架けた場合、橋脚が上がり、橋に接する堤防道路のかさ上げが必要となり、用地の確保や周辺への影響が大きいこと、多額の事業費がかかることを説明した。今後は磐田市と連携し地域の理解が得られるよう協議していく。敷地川の山田地区の洞広橋は、地区自治会運営委員会の方々と2回協議した。洞広橋の架け替えは河川改修と併せて検討することが合理的と考え、県の動向をみる中で、地域と協議していく。岡野橋は方丈、愛野自治会連合会長と1回協議した。架け替えは非常に厳しいことを説明し、今後も両会長と協議を進めていく。 災害に備えた道路河川の予防伐採の推進を 問台風シーズンを迎え、道路河川周辺の樹木の予防伐採について、どう考えるか。 答道路に張り出し、著しく車両通行に影響ある場合は市で撤去している。市が管理する準用河川は、土砂しゅんせつの際河床の樹木の伐採をし、県管理の河川は袋井土木事務所へ要望するなど、対応している。 洞広橋の様子 竹村眞弓議員 学校体育館の熱中症対策 問学校体育館使用における熱中症対策は。 答体育館での暑さ指数31度以上になった場合は、運動を中止し内容の変更などの対応をしている。31度未満でも活動時間の短縮や冷風機、大型扇風機の使用、小まめな休養や水分補給指導の徹底などの対策を講じたうえで活動をしている。 問学校体育館への空調設備導入への取組は。 答限られた財源の中では当面は様々なソフト対策を講じながら子どもたちの安全を確保する。夏の暑い時期の避難所として使用する場合は、空調設備を有する施設への避難や、避難人数の制限などの対策を講じる必要があると考えている。必要な資機材の配備など適切な運用に努めていく。 保育環境対策 問保育環境課題への取組は。 答保育士キャリアアップ研修修了者へ上限4万円給付により、保育の質向上と人材確保に効果があると考えている。園務支援システムを全園に導入し負担軽減に取り組んでいるが、国庫補助を活用して新たな支援施策も検討していく。担任をフォローするフリーの正規職員配置にも取り組んでいく。 保育の様子 大庭通嘉議員 中小企業振興の条例制定を 問コロナ禍で市内中小企業は厳しい環境下におかれている。当該企業を支援するための中小企業・小規模企業振興基本条例の制定を望む。 答市内企業優先での工事発注や労働団体の役割なども明記した条例制定に向けて、関係団体と協議し検討を進めていきたい。 税外負担は無くすべき 問市内の半数の小中学校で教育振興会が組織され、学校への経費の負担を住民に求めている。教育に係る経費は市が責任を持つべきである。 答教育に係る経費は行政負担が原則だが、善意による学校への支援の在り方は各学校の教育振興会側で検討いただくよう働きかけていく。 感震ブレーカーの普及を 問東日本大震災時の火災は半数が通電火災によるもので、感震ブレーカーが注目されている。これまで本市では袋井地区・上山梨地区に限定して補助をした結果42件のみが設置された。今後の取組は。 答現時点では助成制度は考えていない。今後、普及に向けて、先進他市の状況などを調査研究し普及をしていきたい。 感震ブレーカー分電盤タイプ(後付型) 村井勝彦議員 認知症問題 問認知症対策の課題とその対応は。 答認知症の発症や進行予防対策の普及、認知症の疑いのある方への支援体制、認知症の方に対する理解の浸透などが課題であると認識している。このため、若い頃から食習慣の改善や身体運動をテーマとする講話を実施するとともに、介護予防体操や居場所づくりなどの普及に努めている。 問認知症の予防と早期発見への対策は。 答認知症の発症や進行を遅らせるため、食生活の改善や運動指導についての取組を広げていく。また、早期発見の対策として、認知症チェックリストの普及とあわせて認知症の地域支援の推進や医療、介護サービスにつなげる体制を強化していく。 教育問題 問不登校となっている児童生徒の要因と対応は。 答不登校の要因としては、生活リズムの乱れや人間関係など多岐にわたり、無気力や不安などにより不登校が長引いている。また、不登校対策として、教育支援センターに家庭支援員を配置し、児童生徒や保護者などの悩みに寄り添いながら対応していく。 認知症の方への声掛けの手引き 常任委員会レポート  令和5年度一般会計補正予算や令和4年度一般・特別企業会計の各決算をはじめ、条例の制定や一部改正などの議案を、各常任委員会で審査しました。ここでは、その一部を紹介します。 総務委員会 令和5年度袋井市一般会計補正予算(第5号) 〜デジタル田園都市国家構想交付金〜 Q地域の現状把握のための基礎調査に係る委託料は何に使うのか。また、調査の結果はどのように生かすのか。 A本調査は、本市の新たな人口ビジョンを策定するために、将来推計人口をシミュレートすることが、主な業務であること。また、人口の減少や変化が、市民生活にどのような影響を与えるのか、子育て環境や産業、防犯防災といった各分野の将来に与える影響などを、庁内で議論していくための基礎調査として行うものであり、総合計画並びに総合戦略の改訂に使っていくものである。 令和4年度袋井市一般会計歳入歳出決算認定 〜情報管理費〜 Q本市のオープンデータ(行政や公的機関が保有する情報を、社会で効果的に利用できるよう機械判読に適した形式かつ二次利用が可能なルールで公開されたデータ)は利活用しやすいようになっているのか。 A利用者が情報をいち早くキャッチできるよう、オープンデータサイトにおける公開上の工夫が必要である。本市では、県内他市町に先駆けて専用のサイトを開設し、普及に努めてきたところである。また、広域的なつながりの中で、県内のデータを比較できるような見せ方も必要であるため、静岡県のサイトでもデータを公開するとともに、県内市町などとの研究会での議論を深め、オープンデータが有用に使われるように努力していきたい。 袋井市犯罪被害者等支援条例の制定について Q袋井市犯罪被害者等支援条例の第1条の目的に、事業者の責務を記載した思いを伺いたい。また、犯罪被害者の被害には、精神的な被害も該当するとの認識でよいか。 A犯罪被害者等の支援について、事業者の方も一緒になって、市全体で寄り添って、支援をしていく思いがあり記載した。また、精神的な被害を受けた犯罪被害者も支援の対象となっている。 民生文教委員会 令和4年度袋井市一般会計歳入歳出決算認定 〜戸籍住民基本台帳費〜 Q出産・結婚祝い品の単価について、袋井市に住む人たちがもらってうれしいと喜んでいただけるよう、金額的にも内容的にも、魅力を感じるものに少し検討を加える必要があると感じるがどうか。 A予算の範囲のなかで、贈呈品の検討については、基本的には地場産品など、袋井市に関係するものを第一前提としていきながら考えていきたい。 令和4年度袋井市一般会計歳入歳出決算認定 〜老人福祉費〜 Q孤立・無業状態にある50代の子を80代の親が支え、親子共倒れのリスクを抱える「8050問題」の相談件数が急増している。相談件数急増の原因の分析はできているか、また、今後の対応は。 A8050問題については、高齢者の生活が厳しくなったという相談を通じて発覚する例が多い。今後の対応については、まずは、親が抱える課題に応じて、親を適切なサービスにつなげていく。続いて子どもの対応となるが、庁内関係各課と連携し、抱えている課題などを分析して対応策を検討するという順序で8050問題に対応していく。 令和4年度袋井市介護保険特別会計 歳入歳出決算認定 Q徘回SOSネットワーク事業に関し、あんしん見守りシールの効果や実効性に関しての見解はどのように、捉えているのか。 Aいつも履く靴などにシールを付けるようお願いをしているが、徘徊するときに必ずシールを身に着けているか分からないことが課題であるととらえている。 建設経済委員会 令和5年度袋井市一般会計補正予算(第5号) 〜商工総務費〜 Q電気料金の高騰を受け、厳しい状況にある市内中小企業などの事業継続を支援するため、高圧・特別高圧電力を利用する中小企業者などへ、電気料金の高騰分の一部を支援するとのことである。県でも特別高圧電力の支援制度があるようだが、両方の支援を受けることは可能なのか。 A特別高圧電力に関しては、県は上昇分に対して1kwh当たり3.5円の支援をしていると伺っている。市は上昇分に対して1kwh当たり1円を支援するが、市と県で二重に支援することはできないため、しっかり精査し対応していく。 令和4年度袋井市一般会計歳入歳出決算認定 〜河川管理費〜 Q河川愛護において危険箇所の草刈に関して、要望があった自治会数と、要望のあった箇所について実際に草刈りを行ったのは何件か。 A2つの自治会連合会と53の自治会から、合計87件の要望が出された。そのうち56件に対応し、対応率は64%である。 令和4年度袋井市下水道事業会計 決算認定 Q下水道の処理区域内の接続率を向上させるための取組はどうか。 A接続率を向上するため、普及員の未接続世帯の戸別訪問をはじめ、チラシの配布、11月のふれあい夢市場などのイベントにブースを出して下水道の接続についてPRするなど、様々な普及活動に取り組んでいるが、さらなる接続率向上のため、新たな方法についても検討していく。 姉妹都市及び友好都市表敬訪問(令和5年7月3日、7月4日)  袋井市議会は、令和5年7月3日に姉妹都市の長野県塩尻市、7月4日に友好都市の山梨県北杜市へ表敬訪問を行いました。塩尻市では、常任委員会における政策提言や議員提案による手話言語条例制定の取組について、北杜市では、人口減少対策についてそれぞれ研修を受けました。表敬訪問で学んだことを今後の議会活動に生かしていきます。 〈塩尻市〉 〈北杜市〉 討論 反対 竹村眞弓 議員(無会派) 議第73号  物価高騰で市民生活の危機的状況が続く中、一般会計決算の全体からみて毎年同様に国策に乗った事業や、財政の硬直化を防ぐための財源確保が優先し、市民に寄り添った施策、住民福祉の向上を図ることを考えた行政運営は不十分であった。 議第74号  加入者が安心して保険料を払え、医療機関に受診し、命を守るために、基金を活用した引き下げで加入者の負担軽減が必要である。 議第80号  経営状況が良好であることから、他の自治体が行っているように減免等による負担軽減策が必要である。 以上のことから反対する。 賛成 木清隆 議員(自民公明クラブ) 議第73号  令和4年度における各種事業の取組については、新型コロナウイルス感染症対策、豪雨災害対応と通常業務以外への対応が増える中においても、第2次袋井市総合計画・後期基本計画に沿い、多岐にわたる分野において、全庁体制にて多様な施策を着実に取り組んでいることについて評価する。 議第74号  安定した国保財政運営に向けた収入確保への取組、重症化・長期化を防ぐ保健指導への取組など、多方面に配慮がなされた運営に取り組んでいる。 議第80号  袋井市水道事業におけるアセットマネジメント計画や経営戦略に基づき、経営の効率化、適正化に取り組まれている。 以上のことから賛成する。 *議案名は、下段の議案に対する議員の賛否をご覧ください。 議案に対する議員の賛否 ○:賛成 ×:反対 △:棄権 ー:欠席または除斥 〈議長(鈴木弘睦)は、採決に参加しません。〉 賛否が分かれた議案 議第73号 令和4年度袋井市一般会計歳入歳出決算認定について 議決結果 認定 議決日 R5.9.27 太田裕介 ○ 鈴木賢和 ○ 黒岩靖子 ○ 安間 亨 ○ 村松和幸 ○ 木下 正 ○ 村井勝彦 ○ 佐野武次 ○ 鈴木弘睦 ? 戸塚哲夫 ○ 竹野 昇 ○ 竹村眞弓 × 立石泰広 ○ 近藤正美 ○ 大場正昭 ○ 寺田 守 ○ 山田貴子 ○ 木清隆 ○ 大庭通嘉 ○ 袋井市森町議会議員研修会(令和5年8月4日)  袋井市役所において、早稲田大学マニフェスト研究所 ローカル・マネージャー兼招聘研究員の長内紳悟氏を講師にお招きし、「対話でつくる政策議会の進め方」を演題に、袋井市及び森町の議員が合同による研修会を実施しました。 東海地区都市監査委員会及び 静岡県都市監査委員会の表彰  大庭通嘉議員は市議会議員監査委員6期、通算8年10カ月にわたり、袋井市の財務の執行及び経営に係る事業の管理を監査し、市政の発展に貢献・尽力された功績が認められたことにより、東海地区都市監査委員会及び静岡県都市監査委員会から、表彰を受けました。 静岡県市町議会議員研修会 (令和5年8月17日)  静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」において、社会活動家の湯浅誠氏を講師に迎え、「人を活かす地域づくり〜子ども食堂から多世代交流の場づくり〜」を演題に、静岡県市町議会議員研修会が開催され、袋井市の議員も参加しました。 今年もやります「フッピートーク」 〜袋井市の未来を語ろう〜  今年度から広報広聴委員会として新たなスタートを切りました。今までよりもっと議会を身近に感じていただきたい、議員と垣根のない意見交換で市の課題を共有できたらと考えています。今回も3つのテーマについて、老若男女たくさんの方々のお話を伺い、今後の市政に生かしたいと思っています。 (広報広聴委員:竹村眞弓) 皆さんのご参加をお待ちしています。 11月市議会 臨時会・定例会のお知らせ 市役所5階議場及び各委員会室 午前9時から 【11月市議会臨時会】 11月26日(月)市長提出議案の審議 【11月市議会定例会】 11月27日(月)開会、議案の説明 12月05日(火)市政に対する代表質問 11月36日(水)市政に対する一般質問 12月07日(木)市政に対する一般質問 12月08日(金)市政に対する一般質問 12月11日(月)議案の審査(常任委員会) 12月12日(火)議案の審査(常任委員会) 12月13日(水)議案の審査(常任委員会) 12月22日(金)委員長報告〜採決、閉会 ※変更となる場合もあります みんなで実践! 5330運動 読み終わった広報誌はチラシや雑誌などと一緒に古紙回収へ ふくろい市議会だより No.90 〒437-8666 袋井市新屋一丁目1番地の1 TEL.(0538)44-3143(直通) FAX.(0538)44-3148 ホームページ http://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/ メールアドレス gikai@city.fukuroi.shizuoka.jp 発 行/静岡県袋井市議会  編 集/広報広聴委員会 発行日/令和5年11月1日