P22 原田市長の散歩道 「袋井からFukuroiへ」  先月中旬に、総合センターで外国人など200人以上が集って袋井国際交流フェスタが開かれた。会場内には、ものづくり体験などの交流コーナーがつくられ、舞台では、音楽演奏やスピーチ、ゲームも行われ、集った人たちみんなが盛り上がる楽しい会となった。  風車や折り紙を作る体験コーナーでは、外国人にとって初めての体験となる日本独特の細かい竹細工の風車やきれいな色の折り紙に夢中になって取り組んでいた。  お餅やぜんざい、焼きそばなどのフードコーナーも、様々な国の人たちが次々に来て、「おいしい、おいしい」と好評だった。  かねてから、外国人との交流では、音楽やスポーツが言葉の壁を感じさせないものと思っていたが、ものづくりやビンゴなどのゲーム、おいしい食べ物も一緒に楽しめることが分かった。  いくつかの印象に残るスピーチの中に「袋井からFukuroiへ」という言葉があった。  袋井を海外に向けて強く発信しようということと、外国人も快適に生活できるまちにしようという2つの意味を持っていて、私たちの日常生活の意識をもっと国際的にしようという呼び掛けである。  近所にブラジルから来た家族が住んでいる。今では、お祭りや公園の清掃はもとより、ほとんどの行事に皆出席で、みんなが嫌がる作業も先頭に立って行うので、町内の人たちの信頼がとても厚い。私たちが頼りにすれば、必ずこたえてくれるので、お互いに一緒に生活しているという仲間意識を強く持つことが必要と思う。  国際交流協会の存在も重要だ。外国との交流とともに、このようなイベントを数多く行って、市内に住む外国人と私たちとが知り合う機会が増えれば、お互いに新しい発見ができるので楽しい。親しくなれば、日常の困りごとの相談にも気安く乗ってあげられると思う。  国際交流協会の会員がもっと増えて、活発に活動できることが「Fukuroiへ」の道につながっていくので、みんなで応援しよう。 季節の健康レシピ 『毎月19日は、食育の日』 筍や菜の花を添えると春らしくなります ホタテと銀杏のねぎソース蒸し ●材料(4人分) 殻付きホタテ 4個 銀杏 12個 春雨 少々 酒  適宜 白しょう油  適宜 XO醤 適宜 青ねぎ  少々 A  白ねぎ 50g  しょうが  10g  塩 6g  ピーナッツ油(サラダ油) 60g ●作り方 @ホタテを殻からはずし、表面をさっとゆでて、冷水で冷やし4等分にする。 A水であらかじめ戻した春雨に、酒・白醤油で下味をつける。銀杏は殻をむき、ゆでる。 B白ねぎとしょうがをみじん切りにして、Aを合わせておく。 C@Aをホタテの殻に盛り、Bをかけ、XO醤をのせて、蒸し器で7〜8分蒸す。 D蒸しあがったら青ねぎを飾る。 ※ホタテの殻のかわりに皿を使えば殻無しホタテでも出来ます。 ●栄養価(1人分) エネルギー191kcal/たんぱく質4.6g/脂質15.4g/カルシウム14mg/   鉄0.8mg/ビタミンC4mg/食物繊維0.5g/塩分2.4g ●薬膳まめ知識 銀杏には、せきを鎮める働きがありますが、小毒があるので食べ過ぎに注意しましょう。 表紙のことば  2月3日、市内各保育所・幼稚園で「豆まき会」が行われました。  袋井南保育所で行われた豆まき会では、子どもたちが各クラスで先生から節分の話を聞いていると、「泣き虫、弱虫はいないか?」と赤鬼・青鬼が登場。子どもたちは、びっくりして泣きながらも「鬼は外!」と大きな声で何度も何度も豆を鬼に投げてやっと鬼を退治することができました。  鬼を退治した後は、福の神からお菓子のプレゼント。子どもたちは、お菓子を拾い、節分を楽しみました。 袋井市の木・花・鳥(平成22年5月16日制定) 市の木:キンモクセイ 庭木として多くの家庭などに植えられ、広く親しまれています。秋にはオレンジ色の花が咲き、甘い香りが漂います。 市の花:コスモス 秋になると、市内各地で彩り豊かなコスモス畑が見られます。可憐で美しく親しみやすい花です。 市の鳥:フクロウ 鎌倉時代の遺塵和歌集の中でも「袋井」に掛けて詠まれるなど、歴史的な関わりが深く、市名と語感的にも類似していることから親しみを感じる鳥です。 ■市民の動き(平成23年2月1日現在)  人口/86,886人(前月比−29人) 世帯数/30,904世帯(前月比+10)