P04-05 中東遠消防指令センター 3月15日(木)から運用が始まります 袋井市・森町・磐田市・掛川市・菊川市・御前崎市(牧之原市の旧相良町含む)の各市町と消防本部で 整備を進めてきた「中東遠消防指令センター」が、磐田市役所福田支所内に完成します。 3月15日からは、火災救急119番通報を、「中東遠消防指令センター」で一括して受け付けます。 今回は、「中東遠消防指令センター」の特色と119番通報のポイントをお知らせします。 問 袋井市森町広域行政組合 袋井消防本部警防課 TEL44-5112  袋井消防本部は、119番通報の受付業務と消防指令の共同運用開始にあたり、今後も市民の生活や財産を守るため、中東遠圏内のほかの消防本部と力を合わせて、各種災害(火災・救急・救助)に、迅速かつ的確に対応していきます。 最新の設備を配置して 消防力を強化  中東遠消防指令センターは、最新の機器を配置し、消防力の強化に努めています。  この設備やシステムを活用することで、119番通報から現場到着までの所要時間がこれまでより短縮されるため、火災などによる被害の拡大防止や傷病者の救命率向上が図られます。 1統合型発信位置情報通知装置  指令センターで119番通報を受信した際、通報者の発信位置情報を受信し、指令台に速やかに表示するシステムです。  これにより、災害地点(火災や救急事案の発生場所)の確定が円滑となり、通報の入電から出動指令までの所要時間がこれまでより短縮できます。 2聴覚・言語障害者用 119番通報システム  聴覚や言語に障害のある方は、電話以外にも次の@〜Bの方法で119番通報ができるようになります。 @インターネットを利用した「Web119」 A携帯電話を使用した「メール119」 Bファクスを使用した「FAX119」 ※@Aのご利用には、事前登録が必要です。詳しくは、お問い合わせください。 35か国語受付対応システム  英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語を話す外国人の方に対応できる録音受付システムです。母国語で、火災救急内容(どこで、何が、どうなっているのかなど)を伺い、対応します。 4出動車両運用管理装置  5つの消防本部(※)の消防車両の動きや位置情報を常に把握するとともに、出動時には、災害地点に一番近い車両を選んで出動させることのできるシステムです。災害地点までの所要時間がこれまでより短縮できます。 (※)袋井消防本部、磐田市消防本部、掛川市消防本部、菊川市消防本部、御前崎市消防本部 情報の共有化で 大規模災害にも対応  中東遠消防指令センターで、119番通報を一括受付し、前述のような高機能消防指令システムを活用することで、5つの消防本部が相互に災害情報を共有することが可能となります。  これにより、大規模な災害や広域的な災害が発生した場合にも、早期に対応することができるようになります。  また、袋井市災害対策本部と袋井消防本部との情報の共有化が、より一層強化されることで、災害に対して迅速な対応ができるようになります。 119番通報は 今までどおりダイヤルを  平成24年4月1日からの正式運用開始に伴い、現在、袋井消防本部内の通信指令室で受け付けている119番通報は、磐田市役所福田支所内の中東遠消防指令センターへ移行します。  指令センターは共同運用となりますが、皆さんが119番通報する方法は、今までと同様に「119」をダイヤルし、下表の要領でお掛けください。 119番に電話をかける時は、落ち着いてお話ください ◇119番通報を受け付ける指令センターでは、次のことをお聞きします。 ◇お伝えいただく内容をできるだけ準備していただくと、円滑に対応できます。 1「どうしたのですか?」 「火事です」「交通事故です」「急病人です」などと伝えてください。 2「どこですか?」 住所(番地)や世帯主のお名前、目印になる建物などを伝えてください。 3「どうなっていますか?」 「建物(車両)が燃えている」「人が倒れている」「車の中から出られない」などと伝えてください。 4「あなたは?」 あなたの住所、氏名、電話番号などを伝えてください。(いったん119番を切った後に、確認のため電話をかけることがあります) ◇このほかにも、必要なことを聞かれたら、ハッキリと答えてください。 ◇あなたが答えている間に、指令センターではすでに出動を指令し、消防車や救助工作車、  救急車が、あなたのもとに向かっています。 インタビュー 災害に強いまちづくりに全力を尽くします 袋井消防本部警防課長 兼子康彦   中東遠地域の消防力を強化するため、新しい消防指令センターで5つの消防本部が協力した火災救急119番通報受付業務と、消防指令業務の共同運用がいよいよスタートします。  「災害に強いまちづくり」の最前線を担う消防本部として、袋井市民の皆さんはもちろん、中東遠地域の住民の皆さんの生命と財産を守るため、これからも職員の心を一つにして災害時の初動対応に全力を挙げてまいります。  119番通報や救急車の適正利用と併せて、皆さんのご協力をお願いいたします。