P26 原田市長の散歩道 「近くも遠くも大切」  先日、昨年の東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県岩沼市の井口市長が来市した。袋井市からの義援金や物資、現在も続いている支援職員の派遣へのお礼が、訪問の目的であった。  岩沼市は、人口4万5千人、海岸があり、土地が平たんで、市境には阿武隈川が流れ、地勢が袋井市と大変似ており、議会間の交流があることから、岩手県釜石市と共に、重点的に復旧の支援を行ってきた。  今回、井口市長との話し合いの中で、両市間の災害時の相互応援協定を結ぶ提案を受けた。  現在、袋井市は、長野県塩尻市と姉妹都市提携し、山梨県北杜市と友好都市の関係にある。両市との間では、災害時相互応援協定を結んでおり、災害時には、当然のことながら、支援し合うことになっている。  しかしながら、今回の東日本大震災の被害状況を見ると、支援活動は、単独の市では、とても対応しきれないことが分かる。 まして、絶対にあってはならないことであるが、原子力発電所の事故による、市民の避難先まで考えると、数多くの市との連携が必要である。  こうしたことから、袋井市では、江戸時代の五街道の真ん中の市として友好関係がある、山梨県大月市や栃木県大田原市などの5市と、災害支援協定の締結に向けて、準備を進めている。  「遠くの親せきより近くの他人」という言葉がある。いざという時に、すぐに助けてくれるのは、遠くに住む親せきよりも、近くの人なので、近隣の人と仲良くしておくことが大切だ、という教えである。  想定されている「南海トラフ」による大地震が発生した時、まず第1は、自らの命は自らが守る「自助」であり、次いで、地域のみんなで助け合う「共助」なので、「近くの他人」との日々の交流が大切である。  併せて、磐田市、掛川市、森町も同時に被災することを考えると、「遠くの親せき」である県外の自治体からの支援が、市民の避難生活にとって、重要な役割を果たすので、これから、都市間の支援協定の締結を、積極的に進めていきたいと思っている。 季節の健康レシピ 食材まめ知識  イチゴは、冬から春にかけて多く出回り、市内でも糖度が高く酸味の少ない「章姫」や大粒で適度な酸味やコク、香りが高い「紅ほっぺ」を中心に栽培されています。  イチゴは、ヘタの付け根の果実に緑色の部分が残っていないものを選びましょう。 旬の食材を 使ったレシピ 食材まめ知識  ジャガイモは、保存がきくため1年を通して流通していますが、5月〜6月ころと9月〜11月ころが旬となります。  選ぶときには、芽が出ていないもの、はん点や傷がないものを選びましょう。 鶏ひき肉とじゃがいもバーグ ●材料(4人分) とりひき肉  300g ジャガイモ(メークイン) 3個 かいわれ菜  1パック 塩  適量 こしょう  少々 バター  大さじ1 A トマトケチャップ … 大さじ1と1/2 オイスターソース … 大さじ1と1/2 ごま油  小さじ1 しょう油  大さじ1/2 おろしにんにく 1/2かけ ●作り方 @ジャガイモは千切りにして塩小さじ1をまぶし、約5分おいて、しんなりさせる。 Aボウルにとりひき肉を入れ、塩・こしょうしてよく練り、@を入れてさっと混ぜ合わせる。 Bフライパンにバターを溶かし、Aを12等分にしてハンバーグの形にして並べ、強めの中火で両面を焼く。 C皿に盛ったBにかいわれ菜を添え、Aをかける。 ●栄養価(1人分) エネルギー240kcal/たんぱく質18.0g/脂質9.9g/ カルシウム23mg/鉄1.5mg/ビタミンC41mg/食物繊維1.7g/塩分2.1g ●食推協からのコメント 材料の食感をいかすため、ジャガイモを入れたら混ぜ合わせすぎないようにしましょう 『毎月19日は、 食育の日』 表紙のことば  4月7日・8日、法多山尊永寺で「ふくろい新茶まつり」が開催され、訪れた皆さんは、茶娘による新茶サービスや手揉み実演などでお茶の味と香りを楽しみました。  また、この日は、市観光協会が市の観光PRのために選任・委嘱している「袋井ほっと観光特使」の発表も行われ、鈴木祐加子さん(川井)と久野夏未さん(川会)が、第4代特使として選出されました。 袋井市の木・花・鳥のイメージデザイン 市の木:キンモクセイ 市の花:コスモス 市の鳥:フクロウ 市の木・花・鳥それぞれの特徴を見やすくシンプルに表現し、「FUKUROI」の「F」を図案化しました。