P05 核兵器のない平和な世界を願って 何十万人という犠牲を出した核爆弾投下という悲劇から67年。 核兵器の恐ろしさや戦争体験を風化させることなく、後世に語り継ぎ、 平和で安心した暮らしを守り続けるため、市では、平成22年5月16日に、 「核兵器廃絶平和都市宣言」を制定しました。 核兵器がもたらす恐ろしさと、平和の尊さについて考えましょう。 問 企画政策課企画係 TEL44-3105 核兵器廃絶平和都市宣言  地球上からすべての核兵器を廃絶し、世界の恒久平和を実現することは、 唯一の被爆国である日本に住むわたしたちの願いである。  豊かな自然に恵まれたふるさとを永久に守っていくために、わたしたち には、平和を願うすべての人びとと手を取りあい、核兵器の恐ろしさと平和 の尊さを次の世代へ語り継いでいく使命がある。  わたしたちは、未来を担う子どもたちが安心して暮らしていける世界を 築くため、ここに袋井市が核兵器廃絶平和都市であることを宣言する。 平成22年5月16日 原爆犠牲者に祈りを  原爆死没者のご冥福と世界の恒久平和を祈って、原爆が投下された、8月6日(月)午前8時15分(広島市)と、9日(木)午前11時2分(長崎市)に、黙とうを捧げましょう。 戦没者に祈りを  8月15日(月)は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」です。  先の大戦で亡くなられた方々を追悼するとともに、平和への願いを込めて、当日の正午には、職場や家庭で黙とうを捧げましょう。 市内にもあります、平和を願うスポット  メロープラザには、被爆地から譲り受けた被爆クスノキ2世(長崎市)と被爆アオギリ二世(広島市)が植樹されています。まだ幼木ですが、当時の記憶と平和への思いを受け継いでいるものです。2本の木々と平和への思いが、袋井市の大地にもしっかりと根を張り大きく育つように、みんなでその成長を見守りましょう。  また、焼け野原となったまちで、たくましく再生し、人々の心の支えとなった樹木にまつわる話や、植樹活動について、親子・家族、学校などで調べてみませんか。 平和市長会議の原爆ポスター展を開催します  平和市長会議は、世界の都市が国境を越えて連帯し、ともに核兵器廃絶への道を切り開いていくという趣旨に賛同する都市(自治体)で構成された機構で、袋井市は平成22年5月1日から加盟しています。  同会議では、加盟都市が5,000を突破したことを記念し、核兵器廃絶に向けた市民意識を国際的な規模で醸成するために、被爆の有り様を広く世界に伝えるポスターを作成しました。  今回、平和市長会議の提供を受けて、この5月にオーストリアのウィーン市で開催された同ポスター展を、袋井市で開催します。この夏、核兵器の恐ろしさと平和の尊さを考える機会としてみませんか。 ◇ポスター展の詳細は、本紙12ページの「催し」欄をご覧下さい。 「平和推進事業費補助金制度」をご利用ください  市では、市民の皆さんの平和推進活動を支援するため、補助金制度を設けています。 対象 市内に主たる事務所を置く市民団体で、市民を含む3人以上の構成員からなる団体 対象事業 平和推進のため、市民のだれもが参加できる事業 補助額 事業実施に係る経費から事業収入などを差し引いた額で、10万円が限度 申込方法 事前に企画政策課へお問い合わせください。 【平成23年度実施事例】  ▽被爆ピアノ平和コンサート(6月)…広島市で被爆した「ミサコのピアノ」によるコンサート ▽平和祈念講演「平和と命」(8月)…「核兵器のない世界」の実現に向けて活動を展開する住職、佐治妙心さんによる、紙芝居を使用した講演会