P6 〜その子らしさを大切に〜 子ども支援チームがサポートします! 子ども支援チームは、子どものための相談を中心に、様々なサポート活動を通して、市内の全ての子どもたちが、安心して、心も体も健やかに成長できるよう支援体制づくりをすすめています。 問 学校教育課指導係 TEL44-3182 1 相談に応じています  0歳〜18歳の子どもや保護者、子どもに関わる教員・保育士からの相談に応じています。相談件数は、年々増加傾向にあり、なかにはいじめや虐待など、早急で継続的な対応が必要なケースもあります。 2 学習会などによる支援を行っています  人との関わり方などについて、個別や少人数での学習を行い、集団活動への適応をサポートしています。また、家族向けの学習会や、子どもの活動を広げるための教室も開催しています。 しりとりや、 なぞなぞによる言葉遊びも、子どもの 発達には大切です 3 子どもに関わる施設を訪問しています  幼稚園や学校、そのほか子どもに関わる施設を訪問し、参観や話し合いをしています。保護者、教員、保育士、各施設の指導員などと一緒に、子どもの成長について考えます。 ☆『きんもくせい』の取り組み☆【平成24年度新規事業】  行動や集団適応状態などから子どもの育ちを確認し、支援するためのプログラム『きんもくせい』を、幼稚園や学校と一緒に実施しています。  7月には、小学1年生を対象とした『ひらがな読み調べ』を実施し、学習面での不適応の早期発見と支援に努めています。  また、「読む→書く」の学習基盤となる、小学校入学前の「聞く→話す」に関して、語彙を広げ、言語環境を豊かにする取り組みとして、保育所・幼稚園での絵本の読み聞かせや、会話を増やす活動を推進しています。 4 研修会を開催しています    子どもに関わる教員・保育士などを対象に、子どもの理解を深めることを目的とした『子ども支援研修会』を定期的に開催しています。 ☆子ども理解講座☆【平成24年度新規事業】  児童精神科医の佐々木正美先生を招き、7月には、市内の幼稚園・保育所(園)・小中学校に通う子どもをもつ保護者を、8月には、保育士・教員・保健師などを対象として、「子どもへの関わり」についての講座を開催しました。 【佐々木先生のお話】 @自立について  社会に出るときに大切になってくる「自立」について考えるとき、「自立」と「孤立」を誤解しがちです。  本当の「自立」とは、相手と相互に依存しあうことであり、安心して頼りにできる人の存在があって、はじめて自立ができます。なんでも一人でできるように促すことは「孤立」につながります。 A子育てはいつも今日からやりなおし  生後から乳幼児期の子どもへの関わりが、子どもの成長にとても大きく影響します。無条件に近い愛情をどれだけ子どもに与えられるかが重要です。  ただ、子どもが何歳になっていても、いつでも、子育ては「今日からやり直し」ができます。 【参加者の感想】 ◇毎日、迷いや自信のなさ、イライラの繰り返しでしたが、今回の講座で子どもの発達過程を知ることができ、今後は少し余裕をもって子育てができそうです。(保護者) ◇子どもに愛情をかけることの大切さを再認識しました。『子どもに喜びを与えることが、親の喜びでありたい』という佐々木先生の言葉に、全ての親がそうであって欲しいと思いました。しかし、それが難しい親に対して、私たち教員にできることは何かを考えていきたいと思います。(教員) お知らせ  8月末に、子ども支援チームの事務室が移転し、電話番号が変わりました。また、度々の相談室変更で、利用者の皆さんにはご不便をお掛けしていますが、ご理解とご協力をお願いします。 問 子ども支援チーム TEL45-0601