P12-13 袋井の人 ふれ合いながら楽しく遊べる あそびうた”を広げていきたい 子育て応援団 ふくろうず 保育士・レクリエーションインストラクター 安間 渉さん(上久能)  子育て支援センターや市内の保育園などで「あそびうた」や「パネルシアター」による子育て支援活動をしている『子育て応援団 ふくろうず』。  そこで、歌い手やギターの演奏などに加え、あそびうたの作詞作曲も行っているのが、安間渉さん(31歳)です。 「うたのおにいさん」から 自作のあそびうた作りへ  保育士の仕事に就いて10年目になるという安間さん。「保育の現場だけでなく、より多くの子どもや保護者の方に楽しんでもらえたら」と、7年ほど前から、子育て支援センターを中心とした活動を始めたそうです。  当初は、「うたのおにいさん」として既存の楽曲を歌ったり、ふれ合い遊びをしていたそうですが、4年ほど前から自作のあそびうた作りに取り組むようになりました。 「作ろうと思っても歌詞が浮かんでこないのに、子どもたちの何気ない仕草や言葉、ザリガニやハロウィンのカボチャといった日常の中で子どもたちがふれるものから、あそびうたの歌詞が浮かんで来るのが楽しいですね」 1人での活動から 『ふくろうず』結成へ  子育て支援センターや保育園などであそびうたライブのステージを重ねてきた安間さんですが、ある時、1人での活動に限界や制約を感じるようになったといいます。 「CDを流したりギターの弾き語りをしたりしながら活動していましたが、1人での活動では、子どもたちとふれ合える場面がどうしても限られてしまうことを感じていました。  そこで、中学校の同級生に声を掛けて、今年の夏に結成したのが『子育て応援団 ふくろうず』です」  袋井市の鳥からイメージし、そして袋井から大きく飛び立てるようにと命名された『ふくろうず』。現在は、安間さんと、ピアノを担当する川手直也さん(31歳・泉町)の2人で活動を重ねています。仲の良かった同級生とのコンビは、呼吸もピッタリだそうです。 夢は「A1あそびうた グランプリ」優勝!  全国のあそびうた作家が一堂に集い、日本一のあそびうたを決定する『A1あそびうたグランプリ』。安間さんは、昨年・今年と見事予選を通過し、本戦に進出。保育雑誌にも安間さん作詞作曲のオリジナルあそびうた(おすわり家族)が掲載されました。 「初めて聴いた歌でも、すぐに覚えて歌えるのがあそびうたです。  保育者と子どもはもちろん、親子や子ども同士で、いつでもどこでも楽しめる遊びや歌を、『ふくろうず』の活動や『A1あそびうたグランプリ』を通じて広げていけたらと思います」  皆さんも、楽しいあそびうたで遊んでみませんか。 袋井で活動中 グループ紹介 遠山陶房同好会  「遠山陶房同好会」は、『生きがいづくりは自らの手で』を合言葉に、遠州の地に根ざした本格的な陶芸の取り組みを楽しんでいます(市文化協会登録団体)。  毎年、テーマを定めて花瓶や大皿、造形などの作品づくりに取り組み、年2〜3回の新作発表会や公民館行事などでの展示・発表を行っています。また、同好会オリジナルの釉薬づくりにも力を入れており、特徴ある多彩な表現を目指しています。  陶芸を通して仲間が集い、ふれ合いを深め、楽しむことで人生をエンジョイしてみませんか。興味がある方は、気軽にお問い合わせください。 活動日 第2・4 月・木曜日 午前10時〜午後4時の間で自由参加 活動場所 遠山陶房窯(袋井市堀越1798-3) 対象 どなたでも  会費 1,500円/月 問 石原忠昭さん(堀越上) TEL45-2666 市民×原田市長 THE 対談 今回は、「読書の秋」をテーマに、市内の読み聞かせボランティアや図書館利用者などの皆さんと市長が対談しました。 「本と読書のすばらしさを、多くの人に知ってもらいたい」 読書の楽しみ方や本にまつわる思い出は? 市長:読書や本をどのように楽しんでいますか? 中山:表現の仕方や挿絵など、作家の感性に触れることで、自分の感性も豊かになることが、とても幸せだと感じます。 夏目:心温まる絵本や、深く考えさせられる重厚な話題の本など、まったく違う内容の本を読みながら、いろいろな本の深さを楽しんでいます。 市長:私は歴史ものが好きです。特に、優れた作家が一人の人物を描いたものは、その人の生き方を通じて学ぶことが多くあります。 市長:子どもと読書の関係についてはどのように考えますか? 夏目:子どもの読書で大切なことは、何十年も読み継がれているような「善書」と言われる本をどれだけ与えてあげられるかだと言われています。  本に親しんでいる子どもは、心が安定していて、他人の気持ちがイメージできるようになると思います。 鈴木:私の子どもが通っている学校には、朝読書の時間があります。毎日、本に触れる機会があるのは良いことですね。 勝亦・中山:子どものころに読んだ本を大人になって読み返すと、より深く理解できたり、違うものに見えたりすることがありますよね。子どものころの読書は、財産として残っていくものだと思います。 市長:読書や本に関する思い出はありますか? 鈴木:子どものころ、それほど多くの本を買ってもらえなかったので、大好きな本を何度も読み返していました。 栗田:本好きの従姉がいて、よく図書館や本屋などへ一緒に連れていってくれました。従姉から「本当に好きな本」としてもらった本は、とてもおもしろくて、今でも私の大切な一冊です。 図書館や書店の利用状況は? 市長:図書館や書店はどのように利用していますか? 鈴木:品ぞろえの面などからネットショップで買うこともありますが、書店は実際にページをめくりながら、新たな大好きな本と出合える場所です。 栗田:市の図書館は、自宅などでネット検索・予約ができ、受け取りを希望する図書館が選べるので便利ですね。 勝亦:図書館では、受付の職員さんが感じ良く対応してくれます。大きな書店では、最近は軽い食事ができる所もあり、いろいろな楽しみ方ができるようになってきました。 市長:図書館も、書籍以外の媒体の貸し出しや読み聞かせなど、利用の仕方が広がっています。  今後も、子どもから大人まで、もっと読書を楽しむことができるようなまちを目指したいと思います。 ◎私の好きな本・お薦めの本 氏名 本のタイトル 勝亦佳恵さん 「たいせつなこと」 マーガレット・ワイズ・ブラウン作 栗田洋美さん 「はてしない物語」 ミヒャエル・エンデ著 鈴木直子さん 「きかんしゃ やえもん」阿川弘之 作 中山まり子さん 「名前のない人」 クリス・ヴァン・オールズバーグ作・絵 夏目恵子さん 「いないいないばあ」松谷みよ子 作 きれいな絵にひかれて絵本を選ぶことも 中山まり子さん(春岡) 図書館利用者 先人の生き方や歴史から学べることがある 袋井市長 原田英之 読み聞かせでは、年齢に合わせて興味が持てる本を 夏目恵子さん(下区) 読み聞かせボランティア 子どもの教科書にはいい物語がたくさん 鈴木直子さん(神長北) 読み聞かせボランティア 子どものころから図書室が大好きでした 栗田洋美さん(可睡の杜南) 図書館利用者 映画鑑賞の前や後に原作本を読んで楽しみます 勝亦佳恵さん(中久能) 図書館利用者 問合せ/秘書広報課広聴係 TEL44-3104