P26 原田市長の散歩道 「植樹祭と育樹祭」  木を植えたり手入れをしたりするのは、私にとって時が過ぎるのを忘れるほど楽しいことだ。  余り広くない我が家の庭には、ヤマボウシやハナミズキのほか、ミカンやカキも植えてある。花が咲くのを見るのも楽しいし、ミカンやカキの実が実ると、少しの量でもうれしさで顔がほころぶ。  10月末、袋井市と掛川市が共同で開院する「中東遠総合医療センター」で植樹祭を行った。3千人を超す両市民の手で、約2万3千本の木が植えられた。  今回の植樹は、横浜国立大学名誉教授の宮脇先生の指導により、50p間隔に1本ずつ木を植える「密植型」という植え方で行った。この植え方は、苗木同士が競合し、弱い木が自然にとう汰されるので、その地域の土地に一番適合する木が残るという説明を受けた。  来年5月の新病院開院に向けて、今後も各分野で袋井・掛川両市民の協同作業が行われることを望んでいる。  11月10日・11日には、全国育樹祭が伊豆市と袋井市を会場に開催された。  13年前に、天皇・皇后両陛下がお手植えをされたヒメシャラとヤマボウシに、皇太子殿下が施肥をする行事が伊豆市の天城山中で行われ、翌日はエコパアリーナで式典が行われた。式典では、全国から集った7,500人の参加者に、皇太子殿下が「人にとって、木がいかに大切であるか」をお話しになられた。  私は、市議会議長とともに出席した昼食会で、殿下の今回の来袋が9年前の全国障害者スポーツ大会で車椅子バスケットボールをご覧になって以来であり、多くの市民がそのお姿を記憶していることを申し上げた。  エコパスタジアム前の広場では、市民の皆さんによるステージ演技や名産品・地元のおいしい食べ物が、遠来のお客様をもてなした。  日本は国土の7割に森林があって、木とともに生活してきた私たちの周りには、道や庭に木があり、家も家具も大半が木で造られている。  今、やわらかで自然の変化に順応し、環境にも優しい木を基本とした日本本来の生活の素晴らしさを、再び認識する時が来ている。  1人でも多くの人が、木を愛でて育てることが必要だと思う。 季節の健康レシピ 食材まめ知識  ダイコンはビタミンCが豊富で、消化を助けるデンプン分解酵素・ジアスターゼを含んでいます。 食推協からのコメント  ダイコンは、部位によって味が異なり、葉の近くが甘く、先端は辛い味になります。 旬の食材を使ったレシピ 具だくさんのチーズ入りミルクとん汁 ●材料(6人分) 豚バラ薄切り肉 150g ダイコン 1/4本 ジャガイモ 1個 ニンジン 1/2本 タマネギ 1/2個 こんにゃく 150g サラダ油 小さじ2 牛乳 300ml みそ・粉チーズ 各大さじ3 細ネギ 3本 ●作り方 @豚肉は食べやすい大きさに切り、ダイコン・ジャガイモはいちょう切り、ニンジンは半月切り、タマネギは薄切りにする。こんにゃくはスプーンでちぎり、熱湯でゆでる。 A鍋にサラダ油を熱して@をいため、だし汁(600ml)を加えて、アクを取りながら野菜がやわらかくなるまで煮る。 Bみそを牛乳で溶いてAに加え、ひと煮立ちさせて火を止め、粉チーズを加えて混ぜる。 CBを汁椀に盛り、小口切りにしたネギを散らす。 ●栄養価(1人分) エネルギー263kcal / たんぱく質10.7g / 脂質17.0g / カルシウム194mg / 鉄0.9mg / ビタミンC17mg / 食物繊維2.4g / 塩分1.5g 毎月19日は、『食育の日』 表紙のことば  10月30日、山名小学校の3年生児童を対象に、犬とのつき合い方を学ぶ「動物愛護教室」が開催されました。  県動物保護協会や西部保健所、地元の開業獣医師を講師に招いた講義では、「どうぶつをまもるためのきまりごと」や「動物の健康チェック」について分かりやすく解説されました。  講義の後には、実際に犬とふれ合う時間が設けられ、みんなで体育館内を散歩する様子も見られました。 袋井市の木・花・鳥のイメージデザイン 市の木:キンモクセイ 市の花:コスモス 市の鳥:フクロウ 市の木・花・鳥それぞれの特徴を見やすくシンプルに表現し、「FUKUROI」の「F」を図案化しました。