P2-3 2013年あけましておめでとうございます 袋井市長 原田英之  謹んで新春のお慶びを申し上げます。  市民の皆様には、健やかに新春をお迎えのことと存じます。  旧年中は、市政発展のため、ご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございました。  昨年は、長期化する景気低迷とデフレ、少子高齢化による人口と労働力の減少、そして原発問題など、様々な課題に直面しました。師走には、衆議院選挙が行われ、気持ちを一新した新しい体制での今後の国政運営に期待しているところであります。  このような中、本市では「市民と行政とのパートナーシップ」により地域課題の解決に取り組むため、市内24か所の公民館などで「新緑トーク」を開催し、行政に対する市民の皆様の声を聞かせていただきました。  また、万全な医療体制を構築する「中東遠総合医療センター」の建設推進と現在の市民病院施設を利活用しての「袋井市立聖隷袋井市民病院」開設に向けた取り組み、地震・津波対策として「平成の湊命山」整備事業の起工や「浅羽南地区・津波避難タワー『きらりんタワー』」が完成するなど、健康と安全・安心なまちづくりのため、全力で取り組んでまいりました。  本年は、総務省に採択された「ICT街づくり推進事業」によって、本市の新しい方向を目指すとともに、内陸フロンティア総合特区による新東名高速道路を活用した新産業の樹立、農業ファンドを利用した第6次産業の育成に取り組み、若者を中心とした雇用の拡充を図ってまいります。  さらに、5月には「中東遠総合医療センター」が、8月に「平成の湊命山」、9月には「(仮称)新学校給食センター」が供用開始され、子どもといのちを守ってまいります。また、「袋井駅南北自由通路及び橋上駅舎化」にも着工いたします。  今後、さらに地方分権社会が進む中、本年を節目の年ととらえ、「未来の袋井のため」「市民の思いを形に」をキーワードとして、袋井市に住むことに喜びと誇りを実感できるよう、市民の皆様とともに市政運営に取り組んでまいりますので、ご支援とご協力をお願い申し上げます。  本年が、市民の皆様にとりまして、素晴らしい年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。 袋井市議会議長 寺井紗知子  市民の皆様におかれましては、希望に満ちた新春をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。  日ごろより、市議会活動につきましては、温かなご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。  さて、本年の干支は「癸巳」です。「癸」の意味は、植物の内部の種子が測れるように大きくなった状態であるといわれています。脱皮する「巳(蛇)」との組み合わせは、厳しい環境から好転する兆しが予感されます。  一昨年の東日本大震災の発生から、二度目の正月が巡ってきましたが、今なお、様々なかたちでの復興・復旧支援が続けられています。  私ども市議会におきましても、震災から多くの教訓を得て、これまで以上に地震災害に強い、安全・安心なまちづくりに向け、研究・検討を重ねながら提言をしてまいりました。  特に、津波被害軽減対策では、昨年12月に浅羽南地区の「津波避難タワー」が完成し、本年8月の「平成の湊命山」の竣工が待たれており、津波シミュレーションとその動画作成など、ハードとソフトの両面にわたる対策が推進されております。  また、本年5月には、袋井市民病院と掛川市立総合病院との統合による「中東遠総合医療センター」が開院いたします。袋井市と掛川市の両市により、市民の皆様の命と健康を守る拠点の整備が進められておりますが、今後も、さらなる地域医療の推進を図ってまいる覚悟であります。  本年は、新市となって三度目の市長選と市議選を迎える節目の年でもあります。  本市は、県内でも人口が増加し、若いまちとなっていますが、高齢化の波は避けられず、課題は尽きません。地方分権が進展する中、議会の果たすべき役割と責任は重く、議会改革を強力に推進しながら、市民の皆様に信頼される議会の構築に向けて、一層の努力をしてまいります。  本年も、議会への叱咤激励を賜りながら、共にふるさと袋井を守り、育てていくことを改めてお誓いし、皆様にとりましても、本年が幸多き年でありますよう、心よりお祈り申し上げまして、新年のご挨拶といたします。