P18-19 市民編集員がお伝えします Citizens'Eye 広報ふくろいをめぐるあんな話こんな話 まちの情報ボックス、広報紙。 自治体によって特色があり、おもしろいですね。 「広報ふくろい」に関わる話題を集めてみました。 あなたは読んでいますか?「広報ふくろい」  平成17年、新袋井市のスタートと同時に新しい広報ふくろいが創刊し、この3月1日号で144号になりました。現在、広報ふくろいは毎月1回発行で、15日号はお知らせ号となっています。  平成24年度市民意識調査(市内在住の20歳以上3千人対象、回収率51・5%)の結果報告書によれば、「あなたは広報ふくろいを読みますか?」という問いに対して「必ず読む」の回答は55・1%と最も高い割合でした。市のホームページを見る人やメローねっとを利用する人の割合は増えているものの、市の情報を収集する方法として、広報紙の手軽さはいまだ根強い人気があるようです。 「つながり」を築く広報紙に  広報ふくろいは、秘書広報課の担当職員2人と市民編集員2人が中心になって作られています。  市役所各課の広報主任は、市民からの声や情報を活かしながら、広報紙を利用して市民に伝えたい内容を、特集やコラム掲載の要望として秘書広報課へ提出。広報に掲載されることで、市の政策を知ったり、講座や催しに参加したりするきっかけづくりになっています。  今後、紙面に市民の声がますます反映され、広報ふくろいをきっかけに、市民と行政、さらには市民と市民が、もっとつながっていくことを期待したいですね。 Q 広報ふくろいは、どのように配布されますか? A 市役所から自治会へ発送し、自治会のご協力でそれぞれの家庭へ配布されています。市内スーパー、コンビニ、公共施設にも置いてあります。 Q 広報ふくろいのバックナンバーを見たい時は? A 市のホームページでご覧いただけます。市役所2階の「情報公開コーナー」でも自由に閲覧できます。 市内各図書館でも閲覧可能です。 (月見の里学遊館図書館分室は3年間保存です) ココに注目! 表紙は広報を手に取る大きなきっかけ! 表紙の写真は、人物主体の写真が多いです。背表紙には「表紙のことば」が載っています。 ココに注目! ふくろい日記帳、袋井の人は、袋井の旬の話題満載です。 市内の出来事や市内で活躍する人を紹介。広報職員が、カメラ片手に市内をかけめぐり、取材しています。 ココに注目! 市民が参加できるページがあります。 グループ紹介、街の写真館は、市民参加型のコーナーです。市民の皆さんの投稿がページを作ります。Citizens'Eyeは、市民編集員が担当しています。 また、市政Q&Aは市民からのご意見ご質問をもとに作成しています。 足あとをたどって・・・ 平成24年度の「市民編集員がお伝えします Citizens'Eye」で取り上げた事柄のその後を追いました。 〈8月1日号に掲載〉 野菜いっぱい運動  8月1日号の「食べて健康 野菜いっぱい生活」に掲載。担当の管理栄養士・塚本ゆみ江さんのお話。  平成22年度の市民意識調査において、「野菜いっぱいマークの認知度」を調査したところ、「知らない」という方が75.1%という結果でした。また健康づくり食生活推進協議会の会員数も伸び悩んでおり、広報への掲載を依頼しました。  その結果、野菜いっぱいマーク表示店は、平成24年7月末は39店舗でしたが、12月末には56店舗と17店舗も増え、10月から開催した食生活推進員育成セミナーを修了した15人が、食推協に加入してくれることになりました。 〈9月1日号に掲載〉 女性消防隊に入りました! 広報ふくろいに知り合いが掲載されていて、その方と連絡をとったのがきっかけで、女性消防団員になりました。人との交流や新鮮な体験ができますよ。一緒に活動しませんか? 市民のつぶやき 今年度の広報広聴モニターで活躍中のお2人に聞きました。 成瀬弘美さん 救急当番医や行事は必ず読みます。それらが1枚になっていたら、掲示して見られるのでいいと思いますね。親子で行けるイベントによく行っています。 萩田桂子さん 特集や催し、「市長の散歩道」をよく読みす。現在、ブラジルの方に日本語を教えているので、広報のポルトガル語版が充実するといいですね。 市民編集員からのアンケートでは、ほかにもこんな声がありました。 「子どもの遊び場、子育てに関するコラムなどがあったらうれしい」、「近隣市町と協力して行うボランティア情報を載せてほしい」、「市内の社長・校長・自治会長さんのつぶやきを聞いてみたい」、「元気なおじいちゃん・おばあちゃんからの人生訓」など。  ちょこっと民話〜袋井東地区編〜(「袋井に伝わる昔話」より)  医王山薬王院油山寺の薬師堂の前に照姫椿という椿があります。  京の中納言藤原宗茂の娘、照姫は、目の治療のため油山寺にお参りして、目が見えるようになりました。その後、姫は尼さんになりますが、病弱のため若くして亡くなりました。  妹の露姫は、姉が亡くなっていることを知り、哀しみにくれました。すると夢の中に照姫が現れ「命が絶えても、目が見えるようになった恩返しに私の魂を椿に託します」と告げました。露姫が夢から覚めて薬師堂へ行ってみると、椿の花びらがちらちらと散っていました。これが照姫椿です。  現在ある照姫椿は2代目ですが、3月になるときれいな花が咲くそうです。 ☆ミニクイズ 広報ふくろい1日号の1か月の発行部数はおよそ何部でしょう? @8万7千部 A2万部 B3万部 答えは18ページ ミニクイズの答え 正解はB3万部 市民編集員のひとこと 1月1日号で紹介の「おはたき」について、読者の方からお電話をいただきました。うれしいね♪ 小関裕子、谷口史恵