P05 NEWプロジェクト始動! 新たな取り組みを紹介します このコーナーでは、袋井市の新たな取り組みを、シリーズで紹介していきます。 6次産業化の育成を進めています  袋井市には、お茶やメロン・米などの農産物や企業の加工技術・販売ノウハウ、静岡理工科大学が持つ専門知識や高度な技術など、様々な「地域資源」が豊富にあります。  6次産業化とは、こうした「地域資源」を有効活用し、農業者(1次産業従事者)がこれまでの原材料供給者としてだけではなく、自ら加工(2次産業)・流通や販売(3次産業)に取り組む経営の多角化を進めることで、所得の向上を目指すものです。こうした経営の多角化(6次産業化)の取り組みは、地域の活性化にもつながることが期待されています。 問 農政課農業振興係 TEL44-3133 ◎6次産業化の取り組みには、どんなものがあるの?  現在、袋井市内では、6次産業化の取り組みとして次のような取り組みが行われています。 ◇農産物の直売店・農家レストランの開設 ◇加工品の製造・販売(お茶を活用したカレーや塩、米粉を活用したホットケーキミックス、瞬間冷凍によりいつでも新鮮な状態を保った「茶葉」の料理への活用、牛乳を使用したスイーツ など) ◇レストランやホテルなどへの直接流通 ◎6次産業化に対する支援・補助制度 1 6次産業化法に基づく国の認定(国の支援制度) ◇農業者が、6次産業化法に基づいて農産物の生産及びその加工または販売を一体的に行う総合化事業計画を作成し、農林水産大臣の認定を受けると、各種支援(施設整備補助・商品開発のアドバイザー派遣など)を受けることができます。 2 市独自の支援(補助)制度 ◇市では、1の6次産業化法に基づく国の認定を受けられない場合でも、市独自の制度で6次産業化に取り組む農業者の皆さんを支援していきます。 【補助制度】 対象者 次のいずれかに該当する方 @認定農業者 A市内に経営耕地を有する3戸以上の販売農家で構成する団体 対象となる経費 新たに農産物の加工に必要な機械購入に要する経費(購入費・設置費など)または、新商品の開発経費(原材料費・コンサルタント費・調査分析費用・機械借上料・試作費・デザイン委託料など) 補助額 対象経費の2分の1以内(上限50万円) ◇上記の補助制度のほかにも、「先進事例の紹介や海外輸出の方法などについて学ぶセミナーの開催」、「商談会への参加支援、ホームページ作成や交流会などマッチングの場づくり」、「ふくろい宣伝隊事業によるPR」など、様々な支援を実施していきます。 3 農業ファンドの研究 ◇国では、今年2月1日に「株式会社農林漁業成長産業化支援機構」が開業し、農業者が主体となって新たな事業分野を開拓する事業活動などに対し、農林漁業成長産業化ファンドを通じて、加工や販売など生産性の向上のために必要な設備などの投資や経営支援を実施しています。 ◇市では、ファンドを活用し、袋井市を元気にする新たな農業の展開について「袋井市6次産業化研究会」を設置して研究を進めていきます。 農業者・事業者からの6次産業の提案・相談をお待ちしています!