P28 原田市長の散歩道 「ふるさと納税」  昨年末に、東京在住で凸版印刷株式会社会長の足立直樹さんから、「ふるさと納税」の活用で300万円が袋井市へ納められた。  住民税の納入先を自分で決めることができる制度として5年前につくられ、大都市に住んでいる人が自分のふるさとを納税先に選ぶことが多いこの制度は、「ふるさと納税」と呼ばれている。  袋井市ではこれまで、この制度によって市外に住む数人の方々から納税していただいているが、これほどの金額は初めてであった。  早速、足立さんに使い道の希望を伺い、出身の小・中学校の図書を購入することとなった。  5月10日、袋井東小学校と袋井中学校の図書室で購入された本を見た後、感謝の集いで児童・生徒の代表から未来に向けての頼もしい誓いを聞いた足立さんは、たいへんうれしそうに笑顔を浮かべていた。  隣り合って育ち、同じ小・中学校を卒業した足立さんと私は、懐かしい校内を歩きながら子どものころの話をした。  足立さんは、いつもラジオを聞きながら勉強していたので、その音が聞こえてくると私の母が、「直樹さんが勉強を始めたよ」と言って暗に私にも勉強するよう促してくるのが嫌であったことを伝えた。  小学校のユーカリの木がすごく大きく感じたことや、中学校の運動場が梅雨の時期には何度も水でいっぱいになったことも、共通の思い出話であった。  袋井を離れて東京で活躍している方たちが集う「ふくろい東京交流会」が、今年度で3回目を迎える。  この会で知り合ったアーティストの2人が、ピアノと声楽のコンサートを月見の里学遊館で開催したり、お茶の新たな海外展開を企画したりする方もいて、「ふるさと納税」と同じような効果を袋井へもたらしてくれる場面が次第に増えてきている。  袋井に住んでいる私たちは、遠くから故郷を想っている方たちの期待に応えられるようなまちをつくっていくことが必要である。  そのリーダーとして、4月の市長選挙で大勢の市民の皆さんの支持をいただいて当選した私には、未来の袋井のために強い使命感を持って市政を担当する責任があると思っている。 季節の健康レシピ 毎月19日は『食育の日』 サケのトマトサラダ ●材料(5人分) サケ(缶詰) 1缶 トマト 大3個(100gくらいのものの場合、7個) タマネギ 1/4個(みじん切りで大さじ3程度) レタス 100g マヨネーズ 大さじ2〜3 塩・こしょう 少々 ソース(油、酢…大さじ1と1/2、パセリ、タマネギ…少々、塩・こしょう) ●作り方 @サケは缶から出して油分をきり、細かくほぐす。 Aトマトは湯むきをし、5oの厚さにスライスする。2枚を1組にするので、切った順に1組ずつにしておく。 B玉ねぎはソースの分も一緒にみじん切りにし、ふきんなどに包み、水でもんでから水分をしっかりきる。 C@にB(ソースに使う分は別に残しておく)とマヨネーズを加え、塩・こしょうで味を調える DAの間にCを少しずつはさみ、食べやすく切ったレタスと一緒に盛り付ける。 Eソースを混ぜ合わせてDにかける。 ●栄養価(1人分) エネルギー…157kcal / たんぱく質…4.7g / 脂質…11.5g / カルシウム…49mg / 鉄…0.5mg / ビタミンC…25mg / 食物繊維…2.0g / 塩分相当量…0.5g ●食推協からのコメント トマトは、観賞用から食用として栽培されるようになりました。 特徴のある風味は糖分の甘さとクエン酸とリンゴ酸のさわやかさにグルタミン酸のうまみが加わったものです。 表紙のことば  昨年4月に発足した袋井市消防団女性消防隊は、現在11人で防火防災の啓発活動や消火器の使用訓練などに取り組んでいます。6〜7月は、花火教室で保育所(園)・幼稚園を訪問します。  女性団員は、随時募集しています。また、女性消防隊の愛称も募集します。興味のある方は、ご連絡ください。 問 防災課防災対策係(消防団担当) TEL44-6092 袋井市の木・花・鳥のイメージデザイン 市の木:キンモクセイ 市の花:コスモス 市の鳥:フクロウ 市の木・花・鳥それぞれの特徴を見やすくシンプルに表現し、「FUKUROI」の「F」を図案化しました。