P26 原田市長の散歩道 「投票」  今年は選挙が多い年で、4月に「市長・市議会議員選挙」、6月に「県知事選挙」が行われ、7月には「参議院議員選挙」が行われる予定である。  近年、選挙の投票率低下が著しく、先月の県知事選挙では50%以下となった。議会制民主主義制度の下で、民意を反映させる重要な機能が投票なので、大変困ったことである。  袋井市の投票率は県全体の真ん中より少し上位であり、市全体の中で投票率が低いのが市街化地域であることは全国の傾向と同じである。  市の周辺の農村部に比べて中央の都市部の投票率が低いのは、若い人が多いからである。  若い人の投票率が低い理由として、投票に行くよりも自分の楽しみのために時間を使いたい、仕事や子育てが忙しいなどが挙げられるが、「政治に関心が薄い」ことがその背景にある。  関心がないからと権利を行使しなくても、納税を始めとする様々な義務は負わなければならないし、さらに自分が生活している現在や将来のことまで自分の参加なしに決められてしまうことになる。  例えば、子育て中の母親たちの間で関心が高い「浜岡原子力発電所の再稼働について、県民投票で決定しよう」という意見がある。  この場合、「県民投票を行うことができる条例」を県議会で制定することがまず必要で、条例ができて初めて県民投票を実施できることとなる。  この条例を提案したり、審議するのが選挙によって選ばれた知事であり県議会議員である。  また、投票は紙に名前を書いて投票箱に入れるが、実は財布を投票箱に入れるのと同じであると言った政治家がいたと聞いたことがある。  少々大げさな表現であるが、投票によって選ばれた人が有権者の納める税金をもとに予算を提案し、これを議決することになるので、投票の重要さを表す意味で的を射た言葉ともいえる。  自分が生活している市や県・国のあり方に自分が責任を持って参加するためにも、投票は欠かせないことなので、7月に予定されている参議院議員選挙は、是非、投票に行ってほしいと思う。 季節の健康レシピ 毎月19日は『食育の日』 蒸しナスのピーナッツ味噌かけ ●材料(5人分) ナス 4本 サラダ油 適量 (A) 粉末ピーナッツ 30g 味噌 大さじ3 水 大さじ2 酒・酢・砂糖 各大さじ1 クレソン 適量 ●作り方 @ナスは縦半分に切り、皮目にサラダ油を塗る。 Aナスの切り口どうしを合わせてラップに包み、レンジで3〜4分加熱する。粗熱が取れるまで、そのままにしておく。 B(A)の材料を合わせる。 CAのナスを縦4〜5つに裂き、器に盛る。 DCの上にAのソースをかけ、クレソンを飾る。 ●栄養価(1人分) エネルギー…148kcal / たんぱく質…4.5g / 脂質…9.7g / カルシウム…31mg / 鉄…0.9mg / ビタミンC…3mg / 食物繊維…2.8g / 塩分相当量…1.7g ●食推協からのコメント ナスは油を吸収しやすく味噌とも相性が良いので、油炒めなどの料理にすると脂肪とたんぱく質を補うこともでき、栄養効果を高められます。 表紙のことば  5月24日、三川幼稚園の園児たちが、JA遠州中央青年部三川支部の皆さんの協力のもと、毎年恒例となった「田植え・どろんこ体験」を行いました。  園児たちは田植えの説明を聞いた後、泥の感触を感じながら笑顔で「大きくな〜れ」と丁寧に稲苗を植えていきました。  田植えの後は、園児と青年部の皆さん、保護者や先生も一緒になってどろんこ遊びを楽しみました。 袋井市の木・花・鳥のイメージデザイン 市の木:キンモクセイ 市の花:コスモス 市の鳥:フクロウ 市の木・花・鳥それぞれの特徴を見やすくシンプルに表現し、「FUKUROI」の「F」を図案化しました。