P07 姉妹都市 塩尻見聞録 ●塩尻の秋の味覚、ブドウの季節がやってきました  JR塩尻駅の3番・4番線ホームにはブドウ棚があり、塩尻を訪れた人たちを優しい色合いと甘い香りでおもてなししています。  塩尻のブドウ作りの歴史は、明治23年にさかのぼります。この年、塩尻ワインの祖といわれる豊島理喜治が、桔梗ヶ原の約1ヘクタールの土地に「ナイアガラ」・「コンコード」などアメリカ系のブドウの苗木3千本あまりを試植したのが、塩尻のブドウ栽培の始まりでした。明治30年には、ワインの醸造所を開設し、その翌年からワイン醸造を開始しました。  また、ワインだけではなく、甘みやうま味などブドウ本来の味覚を楽しむことも大きな魅力です。  塩尻のブドウを代表する品種「ナイアガラ」は、緑の宝石と呼ばれ、アメリカ系特有のラブラスカ香のさわやかな甘い香りと濃厚な甘みが魅力の、とてもおいしいブドウです。そのほかにも、種無しブドウの「デラウェア」、甘さ抜群の「ポートランド」、皮ごと食べられる「シャインマスカット」や「ナガノパープル」など、魅力あふれる様々なブドウたちが実りの時期を迎えています。  今年も、市内21か所の農園では、10月末まで「塩尻ぶどうまつり」を開催しています。小学生以上の方は、1人600円からブドウ狩りを楽しむことができます。  芳醇な香りが市内に満ちあふれる塩尻へ、秋の味覚を味わいに是非お越しください。 塩尻市の情報詳細は、塩尻市ホームページ(http://www.city.shiojiri.nagano.jp/)をご覧いただくか、塩尻市ブランド観光課(TEL0263-52-0280)までお問い合わせください。 環境ナビ ◎10月は3R月間です  環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさんを知っていますか?マータイさんは、1977年からグリーンベルト運動という植林活動を始め、アフリカ大陸全土で5,100万本もの植林を行ってきました。2003年にはケニアの環境副大臣に任命され、2004年には環境分野で初めて、また、アフリカ人女性としても初めてノーベル平和賞を受賞しました。 「もったいない」の気持ちを忘れずに  マータイさんが2005年の来日の際に感銘を受けたのが、「もったいない」という日本語でした。リデュース(ゴミ削減)・リユース(再利用)・リサイクル(再資源化)という環境活動の3Rを、たった一言で表せるだけでなく、かけがえのない地球資源に対する尊敬の念が込められていることを知ったそうです。  マータイさんは、2011年に亡くなるまで、環境を守る国際語として「MOTTAINAI」を世界に広げる活動を続けました。日本で生まれた「もったいない」という言葉が、地球に、そして環境に負担をかけないライフスタイルを広め、持続可能な循環型社会の構築を目指す世界の合言葉になっているのです。  私たちも改めて暮らしの中で「もったいない」の精神を心がけ、3Rに取り組みましょう。 問 環境政策課環境企画係 TEL44-3135 交通安全コラム ◆秋の夕暮れの交通事故に注意しましょう  「秋の日は、つるべ落とし」といわれるように、秋の夕暮れは暗くなるのが早いため、自動車はもちろん、歩行者や自転車にとって危険な季節でもあります。国立天文台によると、平成25年10月1日の日没時間は午後5時31分ですが、11月1日の日没時間は午後4時53分で、1か月で38分も早くなります。  日没が早まると、自動車運転者から歩行者や自転車の人影が見えにくくなり、交通事故が発生しやすい時間帯が長くなります。また、夜遅い時間帯は交通量は少なくなりますが、自動車の走行速度が速くなり、自動車運転者の視野も狭くなります。  夕暮れ時や夜間の交通事故をなくすため、次のポイントに注意しましょう。 ◎夕暮れ・夜間の交通事故防止ポイント @歩行者・自転車運転者は、交通事故に遭わないようにするため、自動車運転者に気付いてもらうことが大切です。白や黄色など明るい色の服を着たり、自発光式反射材を着用したりするなど、自分の存在をアピールしましょう。 A自転車には、タイヤホイールのリフレクターやハンドルのサイクルピアスなどの反射材を付けましょう。 B自動車運転者は、早めのライト点灯を心掛け、歩行車や自転車運転者に車の存在を知らせることで、交通事故を未然に防ぎましょう。 問 市民協働課交通政策係 TEL44-3125