P20 原田市長の散歩道 「ピンポン外交」  今年8月、エコパアリーナで、静岡県の選手400人と中国・浙江省の選手100人の計500人で、友好親善卓球大会が開催されることとなった。  昨年暮れ、「両県省の卓球大会をエコパで行う」ことを、卓球協会や新聞社の方々と一緒に川勝県知事に提案した。  日中の政府間の関係がうまくいっていない時こそ、地方間が仲良く交流することが必要であるという考えから、昔、日中の国交回復に一役買ったピンポン(卓球)を持ち出したものであった。  静岡県は、卓球人口が全国でも一番多く、日本を代表する卓球選手の水谷隼さんも静岡県出身である。袋井市も卓球愛好家が多く、各種大会がよく開催されている。  浙江省長も川勝県知事の申し込みを快諾し、日時は「ふくろい遠州の花火」に合わせることで決定した。  今年に入り、私は大会の実行委員長として、1月末に浙江省へ正式な開催要請の話し合いに出向いた。10年ぶりに訪れた杭州市は、北京や上海ほどPM2・5やスモッグがひどい状態ではなく、西湖も一段と整備され、街もきれいになって、中国の躍進ぶりを実感した。  開催に向けた話し合いの席上、領土問題など様々な理由で両国政府の外交関係がスムーズに行っていないことを、お互いが率直に認め合ってから協議がスタートした。  私は、自分が県の国際課長であった時に天安門事件が起こり、民主化運動のために集まった学生たちの声が軍の戦車に踏みにじられ、中国が国際的に非難された時でも、静岡県は浙江省との交流をやめなかったことを話し、当時からの知人である浙江省の外事弁公室の方々とうなずき合った。  地方の姉妹都市交流は、たとえそれが政府間の交流の方針や現状と異なっていても、それぞれの自治体の住民の意思によって決めることができる。  しかしながら、有意義な交流とするためには、双方の当事者が現状を共通の理解の上に立って認識し、併せてそれぞれの住民の意思をしっかり把握しておくことが必要である。  地方が、健全でお互いを尊重し合う交流を続けていくことが、両国間の外交を正常な形に戻すことに寄与するものであると思うし、まして、戦争などに対する大きな抑止力になるに違いないと思う。 季節の健康レシピ 毎月19日は『食育の日』 レタスとほたての煮びたし ●材料(4人分) レタス 中1個(300g) ほたて 150g ショウガ 少々 【A】  だし汁 300ml  しょう油 大さじ1  酒 大さじ1  みりん 大さじ1/2  塩 小さじ1/3 ●作り方 @レタスは大きくちぎり、ショウガはせん切りにする。 A大きめの鍋でAを煮立て、ほたて・ショウガを入れて約1分間煮る。 BAにレタスを加えて1〜2分煮て、レタスがしんなりしたら火を止める。 ●栄養価(1人分) エネルギー…40kcal / たんぱく質…3.8g / 脂質…0.2g / カルシウム…29mg / 鉄…0.7mg / ビタミンC…4mg / 食物繊維…0.9g / 塩分相当量…1.5g ●食推協からのコメント レタスは和名で「ちしゃ」と呼びます。鉄の包丁などで切らず、手でちぎった方が変色を防ぎ、おいしく食べられます。 表紙のことば  1月24日、若葉幼稚園で「くすのきマラソン会」が開催され、園児178人が元気に走りました。  園児らは、先生の「がんばるぞー!」という掛け声に合わせて、「えいえいおー!」と大きな声で返事をすると、ピストルの合図とともに力強くスタート。  保護者の声援を受けながら、各学年ごとに決められたコースを完走すると、園児たちに大きな拍手が送られました。 袋井市の木・花・鳥のイメージデザイン 市の木:キンモクセイ 市の花:コスモス 市の鳥:フクロウ 市の木・花・鳥それぞれの特徴を見やすくシンプルに表現し、「FUKUROI」の「F」を図案化しました。 ■市民の動き(平成26年2月1日現在) ▽人口…86,971人(+22人) ▽世帯…31,636世帯(+23世帯)