P03-07 行ってみよう!使ってみよう!図書館!! はじめよう もっと読書のある暮らし 問 問袋井図書館 TEL42-5325   浅羽図書館 TEL23-6801  袋井市では、市民の皆さんがあらゆる場面で本にふれ、読書が身近なものとなるように、図書館・学校・地域が連携して読書活動の推進に取り組んでいます。  特に、子どもにとって読書活動は、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で、欠かすことのできない大切なものです。  平成19年3月には「袋井市子ども読書活動推進計画」を策定(平成24年に一部改訂)し、積極的に子どもの読書活動を推進しています。  また、読書活動が地域に根付くように市民団体による読み聞かせや朗読会など様々な活動が行われています。  皆さんも、読書を通した『心ゆたかなひとづくり』を実践してみませんか?  本特集では、「ふくろいの子どもたちの読書のいま」と「図書館の使い方」を中心にお伝えします。 お知らせします! ふくろいのこどもたちの読書のいま  4月23日〜5月12日は「こどもの読書週間」です。  次ページでは、袋井市の子どもたちの読書の状況を把握するために昨年10月に実施した『「袋井市子ども読書活動推進計画(改訂版)」努力目標に係る数値調査(袋井市子ども読書調査)』の結果をお知らせします。 「袋井市子ども読書調査」の結果は? (1)調査の概要  子どもの読書活動推進のため、市内の園児・児童・生徒の読書の現況を把握しました。 (2)調査項目、対象、期間、方法 調査項目 (1)「週に1度は家庭で本に親しむ子どもの割合」 (2)「子どもの1か月の読書冊数」(10月の読書量) 調査対象 @幼稚園[市立・私立]の年中児の保護者及び保育所(園)[市立・認可保育園]4歳児の保護者 A小学校2・4・6年生の児童本人 B中学校2年生の生徒本人(※@〜Bから各1クラスを抽出) @小学校2・4・6年生の児童本人 A中学校2年生の生徒本人(※@・Aから各1クラスを抽出) 回答率 1,791人を調査対象とし、1,721人から有効回答(回答率…96.1%) 1,204人を調査対象とし、1,065人から有効回答(回答率…88.5%) 調査期間 平成25年10月 調査方法 対象となる保育所(園)、幼稚園、小・中学校を通じてアンケート調査票を配布・回収 (3) 調査結果 (1)「週に1度は家庭で本に親しむ子どもの割合」(目標値…80%) 市立幼稚園(年中児) 92.7% 私立幼稚園(年中児) 90.0% 幼稚園 小計 92.4% 市立保育所(4歳児) 89.7% 認可保育園(4歳児) 86.5% 保育所(園) 小計 87.0% 小学校2年生 81.5% 小学校4年生 78.9% 小学校6年生 76.6% 小学校 小計 79.0% 中学校2年生 60.3% 全体集計(全子ども平均) 81.4% (2)「子どもの1か月の読書冊数」(10月の読書量) 小学校2年生(目標値…10冊) 33.8冊 小学校4年生(目標値…7冊) 15.4冊 小学校6年生(目標値…4冊) 7.3冊 小学校 小計 18.7冊 中学校(目標値…3冊) 4.0冊 全体集計(小・中学校平均) 17.3冊  お子さんが小さいうちは、絵本の読み聞かせなどで本に親しむご家庭が全体の8〜9割を占めています。また、成長するにしたがって、家庭での読書の頻度が減少する傾向にあることが分かりました。  読書冊数については、どの学年でも目標値を上回っています。 ◇今回実施した調査は、本計画の完了年度(平成28年度)まで5か年継続して実施する予定です。継続して調査することで本計画の進捗状況を把握し、次期計画の策定時に調査結果を反映させ、子どもの読書の充実や読書環境の向上を目指します。 ◇読書は、子どもたちだけに必要なものではなく、大人になってからも知識を得る手段や教養を深め楽しみを得る機会となります。市では、乳幼児から高齢者まで、あらゆる方が読書を介して毎日の暮らしが充実することを願い、関係各部署・機関との連携を深め、地域総ぐるみでの読書活動の充実を目指します。市民の皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。 「読書調査」から分かった、小・中学生に人気の本! 小学2年生 「火曜日のごちそうはヒキガエル」 ラッセル・E・エリクソン/作 評論社 小学4年生 「長くつしたのピッピ」 リンドグレーン/作 岩波書店 小学6年生 「大きな森の小さな家」 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 福音館書店 中学2年生 「少年H」(上・下) 妹尾河童/著 講談社 子どもの読書活動を推進するために、こんな取り組みをしています! 家庭での読書活動の推進 ▽「ブックスタート事業」と「セカンドブック事業」の実施…子どもと本とのかかわりについての相談に応じ、発達段階に沿った本の紹介や、個々の親子に合ったアドバイスを行います。 地域での読書活動の推進 ▽学習機会の提供…乳幼児家庭教育学級や小学校家庭教育学級の学習項目の中に、子どもと読書についての学習を取り入れ、読書や読み聞かせ、語りかけの重要性について働きかけを行います。 保育所(園)・幼稚園での読書活動の推進 ▽読み聞かせなどの実施…子どもの発達段階に合った絵本を用いての読み聞かせやストーリーテリング(※)を行います。 ※ストーリーテリングとは…「物語やお話を、語って聞かせる」こと。読み聞かせと違い絵本を使わないため、おはなしを聞きながら、自分で想像をふくらませて、楽しむことができます。 学校での読書活動の推進 ▽資料の収集整理…蔵書の更新や整理を行い、児童や生徒の興味や関心に応じられるように図書の質の充実を図ります。また、市推薦図書(フーちゃん文庫)の選定を行い、計画的に図書資料の充実を図ります。 ▽読み聞かせや朝読書の実施…毎日15分程度の朝読書または、地域ボランティアなどによる読み聞かせやストーリーテリングを定期的に実施し、読書の習慣づけを図ります。 ▽読書指導の推進…読書の大切さを広めるため、保護者に学校だよりなどを通して啓発を行います。 図書館での読書活動の推進 ▽保育所(園)・幼稚園・学校・地域との連携…図書や子どもの読書に関する情報を市立図書館から提供するほか、保育所(園)・幼稚園・学校・公民館図書室などの運営のサポートを行います。 ▽児童図書コーナーの充実…調べ学習や読書案内など、様々な児童サービスに対応できるよう、図書の収集と提供を行い、児童図書コーナーの充実を図ります。 ▽ブックリストの作成…子どもの発達段階ごとのブックリストを作成し、読書推進に活用します。 ▽各種おはなし会の開催…子どもの年齢に応じたおはなし会を開催します。また、ストーリーテリングを実施し、未就学時から「耳から聞く物語」に触れる機会を提供していきます。 啓発や広報活動を通じた読書活動の推進  市立図書館では、これからも図書館だよりや市立図書館ホームページ、広報ふくろいや市ホームページなどによる情報発信をはじめ、関係機関と協力しての読書活動推進PRの実施を行い、子どもはもちろん、広く市民の皆さんが読書と触れ合える環境の整備を進めていきます。 もっと便利に使いやすく! 図書館のサービスが変わりました 市立図書館では、図書館電算システムの全館更新を行い、各種サービスがさらに便利に使いやすくなりました。 また、図書館のホームページが親しみやすく使いやすいものとなるように、デザイン変更や内容の見直し・機能の拡張を行いました。 ◎館内サービス  蔵書はもちろん、インターネットやデータベースの情報にも素早くアクセスできるように、館内OPAC(利用者用端末機)の機能拡張や「Wi-Fi」によるインターネット接続環境の整備、各種データベースの整備を行いました。 @館内OPAC(利用者用端末機)  これまで、検索結果は手書きでメモしていただいていましたが、検索結果がレシート用紙に印刷できるようになりました。  さらに、これまで来館または、電話でのみ可能だった「継続貸出※」の手続きが、館内OPACでも可能になりました。 ※「継続貸出」とは?  図書館資料の貸出期間は、原則2週間となっています。2週間を過ぎても引き続き貸し出しを希望する場合に行っていただくのが「継続貸出」手続きです。  手続きは、来館、電話、館内OPAC、市図書館ホームページで1回に限り可能です。なお、次の予約者がある資料は「継続貸出」できませんのでご注意ください。 A「Wi-Fi」環境  お手持ちのパソコンやスマートフォンなどでインターネット経由の情報が閲覧できるように、「Wi-Fi」でのインターネット接続環境を整備しました。 ※袋井図書館・浅羽図書館は、館内すべて接続可能。月見の里学遊館は、1階のフリースペースのみ接続可能となります。 B法律判例情報データベース  お探しの判例をキーワードや日付などから検索することができる、法律判例の商用データベースをご利用いただけるようになりました。ご自分での検索はもちろん、職員がお手伝いすることもできます。 C新聞記事データベース  静岡新聞・日本経済新聞の記事をキーワードや日付などから検索することができる、新聞記事の商用データベースをご利用いただけるようになりました。ご自分での検索はもちろん、職員がお手伝いすることもできます。 ◎ご自宅などからのサービス @来館不要で「継続貸出」手続き  これまで来館または、電話でのみ可能だった「継続貸出※」の手続きが、ご自宅のパソコンやお手持ちの携帯電話・スマートフォンから市図書館のホームページを通じて可能になりました。 A市図書館ホームページの更新  図書館電算システムの更新に合わせて、市図書館ホームページもリニューアルしました。  「教育関係者の皆さまへ」、「よくある質問」、「子ども向け図書館利用案内」のページを新たに追加したほか、インターネット経由の予約情報や図書館資料のご利用状況が、リアルタイムで反映・表示されるようになりました。  また、ユーザービリティ(※1)やアクセシビリティ(※2)に配慮し、視覚障害のある方や高齢者の方にもいっそう使いやすいページとなるようユニバーサルデザインに配慮しています。 ※1 ユーザービリティ…知りたい情報を得るための使い勝手 ※2 アクセシビリティ…誰に対してもホームページで提供されている情報がきちんと伝わり、提供されている機能やサービスを容易に利用できること 使ってみよう!図書館! 図書館は、市内在住・在勤・在学の方ならどなたでも(0歳からでも!)、無料で本や資料の閲覧・貸し出しをご利用いただけます。蔵書数は、約30万冊!身近な「知の宝庫」である図書館を、是非、ご利用ください。 ◇1枚の利用者カードで、袋井図書館・浅羽図書館・月見の里学遊館図書館分室がご利用いただけます。 (これまでのリライト式利用者カードを引き続きご利用いただけます) ◇図書館のホームページを活用した蔵書の検索や予約のほか、携帯電話や館内OPAC(利用者用端末機)からも検索や予約ができます。 Q 初めて図書館を利用するときは、どうすればいいの? A 袋井図書館・浅羽図書館・月見の里学遊館図書館分室の受付で、利用者カードを作成します。氏名・住所・生年月日が確認できるもの(運転免許証や保険証など)をお持ちください。その場で利用者カードを発行いたします。 Q 本を借りるときは、どんな手続きが必要なの? A @借りたいものが決まったら、利用者カードを添えて受付へお持ちください。 A図書・雑誌などは1人12冊まで、CD・DVD・ビデオは1人3点まで借りられます。貸出期間は2週間です。 B2週間を過ぎても引き続き貸し出しを希望する場合には、「継続貸出」の手続きが必要です。手続きは、来館、電話、館内OPAC、市図書館ホームページで1回に限り可能です。なお、次の予約者がある資料は「継続貸出」できませんのでご注意ください。 Q 本を返すときには、どうすればいいの? A @借りた資料は、袋井図書館・浅羽図書館・月見の里学遊館図書館分室の受付へお返しください。返却の際は、利用者カードは必要ありません。 A市内の図書館なら、「どこで借りても」・「どこへ返しても」構いません。借りた館と異なる館にも返却できます。 B図書館の休館日には、各館の入り口にある「返却ポスト」に返してください。ただし、CD・DVD・ビデオは破損の恐れがあるため、返却ポストではなく、必ず受付へお返しください。 Q 探しているものが見つからないのですが… A お気軽に、受付職員にお尋ねください。また、館内にあるOPACで自由に検索することもできます。 ◇希望する資料が見当たらないときは、リクエストカードに記入して受付へお申し出ください。 ◇貸出中の資料は戻り次第連絡いたします。 ◇市内の図書館にない本は、購入するかほかの図書館から借用して、できる限りご用意いたします。 ●袋井図書館(高尾町19-1) 開館日 火〜日曜日(月末は休み) 開館時間 9:30〜17:30(水・木曜日は19:00まで) TEL 42-5325 ●浅羽図書館(浅名976-1) 開館日 火〜日曜日(月末は休み) 開館時間 9:30〜17:30(金曜日は19:00まで) TEL 23-6801 ●月見の里学遊館図書館分室(上山梨4-3-7) 開館日 金〜水曜日 開館時間 9:00〜17:30(水曜日は19:00まで) TEL 49-3402 袋井市立図書館ホームページ http://lib.city.fukuroi.shizuoka.jp