P03 市からのお知らせ 12月は地球温暖化防止月間です 平成9年12月に京都府で開催された「気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)」を契機として、翌年から12月が『地球温暖化防止月間』と定められました。地球温暖化は、二酸化炭素などの温室効果ガスが原因とされています。身近なところから、地球温暖化防止の活動を始めましょう。 問 環境政策課環境企画係 TEL44-3135 日本の地球温暖化の現状は? ◇日本の年間平均気温は、100年あたり1.15℃の割合で上昇しています。これは、世界全体の年間平均気温が100年あたり0.68℃の割合で上昇しているのと比べて、2倍近い大きな数字です。 ◇二酸化炭素の排出量を部門別に見ると、最も多く排出しているのは産業部門ですが、同部門の排出量が1990年度から13.4%減少しているのに対し、家庭から出る二酸化炭素量は59.7%も増加しています。このことから、家庭からの排出量を減らすことがいかに重要か分かります。 2012年度 部門別二酸化炭素排出量の割合 2012年度 約12億7,600万トン 産業部門 33% 業務その他部門 21% 運輸部門 18% 家庭部門 16% エネルギー転換部門 7% 工業プロセス 3% 廃棄物 2% 部門別二酸化炭素排出量の推移 産業部門(13.4%減↓) 業務その他部門(65.8%増↑) 運輸部門(4.1%増↑) 家庭部門(59.7%増↑) エネルギー転換部門(29.4%増↑) 工業プロセス(30.7%減↓) 廃棄物(13.4%増↑) ※パーセントの数値は、1990年度と2012年度を比較した増減を表示 出典:温室効果ガスインベントリオフィス 家庭でできるエコ活動 ◇家庭から出る二酸化炭素は、電気やガソリンの使用によるものが大きな割合を占めています。日常の生活が地球温暖化の原因になっていることを認識し、家庭で声を掛け合い、今すぐできるエコ活動を始めましょう。 ◎部屋の中でできること @人のいない部屋は、電気を消しましょう。 A白熱電球や蛍光灯をLEDに換えましょう。 B暖房は20℃に設定し、扇風機を使って暖かい空気を循環させましょう(扇風機は冬でも活用できます)。 Cカーペットの下に断熱シートを敷きましょう。 D暖かいところに集まって過ごしましょう(ウオームシェア)。 ◎お風呂でできること @節水シャワーヘッドを付けることで、お湯の利用を約2割カットできます。 Aなるべくお湯を冷まさないように、家族で続けて入るようにしましょう。 出典:「冬のあったか省エネ大作戦」県地球温暖化防止活動推進センター ごみを資源に変える取り組みを紹介します ◎段ボールで生ごみをたい肥化 ◇市内の飲食店経営者を中心とする市民団体「生護美資源化プロジェクト」では、市協働まちづくり事業として、学校給食の野菜くずや家庭では段ボールコンポスト「だっくす食ん太くん」を使用し、生ごみをたい肥化して資源に変える活動に取り組んでいます。 ◇本年度は、市民モニター35人が段ボールコンポスト「だっくす食ん太くん」を使って各家庭で出る生ごみたい肥化を実施しています。 ◇今後、市民モニターのアンケート結果を集計し、より多くの市民の皆さんに取り組んでいただけるような方法を検討し、市内で出た生ごみをたい肥化し資源に変える取り組みを広げていきます。