P16 ぼくたち・わたしたちの学校紹介 第8回:浅羽中学校 〜こころざしをもち、自分らしさが輝く生徒の育成〜 【自己有用感を高め魅力ある学校づくり】  浅羽中学校では、平成26年度・27年度の2年間をかけて、文部科学省の「魅力ある学校づくり調査研究事業」に取り組んでいます。  他者や集団との関わりの中でわき上がる自分への肯定的な感情を「自己有用感」と言いますが、今回の調査研究事業の取り組みでは、「授業改善」・「交流」・「連携」を手掛かりに、生徒同士や先生と生徒など様々な関わりの中で自己有用感を高め、生徒が『学校が楽しい』と感じられる『魅力ある学校』をつくる試みが行われています。  特に授業改善では、「学び合いから『わかる』・『できる』を実感する」を目標とし、修学旅行や体育大会などの学校行事はもとより、授業においてもグループ学習を行っており、互いに知識や知恵を出し合い助け合うことで、自他共に認めあえる雰囲気づくりに取り組んでいます。  こうした活動を通じて、仲間意識が深まり、互いを思いやる心が養われています。 授業改善…小グループになって、話し合い活動を行っています。 交流…生徒が自身の出身小学校へ行き、読み聞かせを行いました。 学校概要 校訓 「気迫 友愛 責任」 生徒数 604人(平成26年11月1日現在) 問 浅羽中学校 TEL23-3149 市民編集員のふくろいまちなか探訪 No.7 広大な遠州灘の風景を一望 浅羽海岸  東西約5kmの浅羽海岸は、広く水平線を見渡せ、元旦には初日の出を見る地元の人でにぎわいます。御前崎遠州灘県立自然公園に指定されています。  浅羽海岸の環境を守るため、浅羽海岸クリーン作戦や、海岸侵食対策としての県のサンドバイパス事業など、様々な取り組みが行われています。  その1つに市の事業のグリーンウエーブキャンペーンがあり、平成17年から平成21年の5年間で約17,300本のクロマツを植樹しました。その後も、地域の皆さんをはじめ市民や企業のボランティアなどが一緒になって松林の管理をしています。  環境を守ることは生活を守ることにもつながります。袋井市特産品の芋焼酎「幸浦」は、今年から売上金の一部を防潮堤整備事業に寄付するそうです。自然の脅威への備えも心にとどめておきたいですね。