P08 袋井の人 茶の品質と向き合いおいしい茶をつくりたい 第31回全国茶生産青年茶審査技術競技会(闘茶会) 団体の部優勝 橋明宏さん(宝野)  昨年10月、茶の品質を鑑定する技術を磨き、茶の品質向上を目的とした「第31回全国茶生産青年茶審査技術競技会」が宮崎県で開催され、京都府や埼玉県、福岡県などの茶産地15府県の代表20チーム(100人)が参加しました。  今回ご紹介する橋明宏さん(39歳)は、静岡県Aチームの一員としてこの競技会に出場し、団体の部で優勝を果たしました。 全国レベルの品質を知り茶づくりに生かす  橋さんはこれまで何度も県大会へは出場してきましたが、今回初めて県大会を突破し全国大会に出場しました。  闘茶は、茶産地15府県の中から、10府県の茶をあらかじめ選定し、茶葉の色や形状、香り、艶などにより生産地を判定する第1審査、次に第1審査と同じく選定した10府県の茶を飲み比べなどによって生産地を判定する第2審査、そして、品種が異なる5種類の茶を飲み比べなどによって品種名を判定する第3審査があり、それぞれ第1審査から第3審査まで行い、正解点数の合計をチーム(5人1組)で競い合います。  1種類の茶を30秒で審査し、解答時間内に答えを出さなければならない厳しさがある競技です。 「審査の中でも第3審査は、開催地産の茶に馴染みがないため、特徴が見分けづらく苦戦しました。団体戦ということでプレッシャーはありましたが、落ち着いて頑張り抜くことができたと思います。  競技会会場では、全国の茶生産者の方と交流することで各産地の茶について勉強することもできました」と大会を振り返ってくれた橋さん。  そして、今年の「全国茶生産青年茶審査技術競技会」は、静岡県で開催されるため、地元で2連覇を目指したいと力強く今年の抱負を語ってくれました。 子どものころから茶に興味を持ってもらいたい  静岡県産の茶は品質がとても良く、おいしい茶なので多くの方に飲んでもらいたいと橋さんは言います。 「茶どころ袋井に生まれたのですから、子どものころから茶を飲んだり自分で淹れたりして、親しんでもらいたいですね。  また、それをきっかけに茶の生産者が増えてくれたらとてもうれしいです」と笑顔で話してくれた橋さん。  お話から、競技会に参加することで、自らの技術を磨き、茶生産技術を向上させていこうという気持ちや茶をふるさとの文化として高めようとする意気込みが感じられました。  今後、さらにおいしい茶が生産されることを期待しています。 袋井で活動中 グループ紹介 浅羽ジュニア野球クラブ  僕たち「浅羽ジュニア野球クラブ」は、浅羽北小学校・浅羽東小学校の児童を対象に軟式野球の活動をしていて、毎週土・日曜日の午前9時〜午後4時に浅羽東小学校グラウンドで練習を行っています。  平成26年9月に開催された『第3回しずちゅう旗静岡県学童軟式野球大会』では、みんなで力を合わせ、日ごろの練習の成果を発揮した結果、3位という成績を残すことができました。  小学1年〜3年生の児童を男女問わず募集しています。野球に興味のある方、一緒に汗を流しませんか。気軽にグラウンドへ遊びにきてください。 問 県野球連盟袋井支部 副支部長・常任理事 佐藤さん TEL090-1627-7489