P34 原田市長の散歩道 「新袋井駅完成」  新年あけましておめでとうございます。今年も「散歩道」をよろしくお願いいたします。  昨年11月の末、待望のJR袋井駅・新駅舎と南北自由通路が完成した。  完成記念式典当日はあいにくの小雨模様だったが、小学生の合唱や三世代家族の南北自由通路の渡り初め、幼稚園児や袋井商業高校の生徒によるブラスバンドを先頭にしたパレードが行われたほか、屋台の引き回しや翌日には軽トラ市も開催され、祝賀に満ちた新袋井駅のスタートとなった。  袋井駅は明治22年、官設鉄道(後の東海道本線)静岡駅〜浜松駅間の開通時に開業した。  当時、袋井の中心部は旧東海道沿いにあったため、駅の周辺は家もまばらで、俳人の正岡子規は、臨時停車した急行列車の窓から見た袋井の風景を「冬枯れの中に家居や村一つ」と詠んでいる。  その後、明治35年に秋葉馬車鉄道線(後の秋葉線)が駅北口に乗り入れ、大正3年には中遠鉄道線(後の駿遠線)が駅南口に開業した。  このころから、袋井のにぎわいの中心は次第に駅周辺に移り、駅は「停車場」と呼ばれて親しまれ、中遠地域の物流の中心としての役割も果たした。  今回の駅舎改築計画は、袋井市と浅羽町の合併がきっかけとなっていて、「南側から乗れない」、「駅によって街が分断されている」、「お年寄りや障害者が使いにくい」という3点を解決することが目的であった。  JR東海や国との交渉では多少の困難はあったが、地元の方や市議会、職員の協力があってすべてが克服でき、公募により北口を「秋葉口」・南口を「駿遠口」と呼ぶことも決まった。  駅が新しくなったことにより、これから駅周辺が大きく変わっていくことが期待される。  駅南側には、ショッピングゾーンや医療・福祉ゾーン、保育園が予定されている。また、大きな遊水地を備えた素晴らしい公園の整備と合わせて田端地区の土地区画整理事業の進捗が望まれる。  こうした動きに呼応して、駅北側も現在の状況から一歩も二歩も抜け出して、袋井駅から旧東海道までのエリアが「歩いて楽しいまち」になっていくことを期待している。 季節の健康レシピ 毎月19日は『食育の日』 春菊とツナのおひたし ●食推協からのコメント 春菊が苦手な方でも食べやすい和えものです。是非、お試しください。 ●材料(2人分) ツナ缶(小) 1/2缶(40g) 春菊 150g(小1束) 生わかめ 25g (A)  酢 大さじ1と1/2  しょう油 大さじ1  炒りごま 大さじ1 ●作り方 @ツナは油分をきってほぐす。 A春菊はさっとゆで、水にとって色止めし、水気をしぼって3cmの長さに切る。 B生わかめは塩を洗い落し、2cmの長さに切る。 C@ABを(A)の調味料で和え、器に盛る。 ●栄養価(1人分) エネルギー…111kcal / たんぱく質…7.2g / 脂質…7.3g / カルシウム…166mg / 鉄…2.1mg / ビタミンC…16mg / 食物繊維…3.5g / 塩分相当量…1.8g 表紙のことば  11月21日、高南幼稚園の年長児たちが、地域の方と一緒に作った凧で凧揚げを行いました。同園では、小川町在住の多田嘉明さんのご厚意により毎年お正月に向けて一足先に凧作りを行っています。  凧揚げ当日は、連日の強風や寒さがうそのように温かく、凧揚げには少し風が足りない天候でしたが、子どもたちは何度も何度も走って凧揚げを楽しんでいました。 2016年は、東海道五十三次どまん中・袋井宿が開設して400年の節目の年! 現在、袋井宿開設四〇〇年記念事業を企画中です。みんなで盛り上げよう!