P26 原田市長の散歩道 「地方創生」  今年は、旧袋井市と旧浅羽町が合併して10周年となる。  この10年の間に、メロープラザの建設によって浅羽地域の中心核が充実し、袋井市民病院と掛川市立総合病院の統合によって安定した医療環境が整備され、湊命山や防潮堤による津波対策の方向性も決まった。昨年11月にはJR袋井駅の新駅舎と南北自由通路が完成し、駅南北の各エリアのますますの発展が期待されている。  近年、市内への企業集積が順調に進んでいることも、今後の本市にとって大きな強みとなってくる。  市が用意した山科東工業団地は完売し、現在は小笠山山麓など新たな開発事業用地への企業進出の打診もある。加えて、市内に工場のある企業の中には、市外や国外から製造拠点を袋井市へ移転することを予定しているところもある。  こうした流れを受け、今後は、ICT関連企業が集まる場所の設置や60〜70歳の方たちが働ける場を創っていくことに力を注いでいきたいと思っている。  ICT企業の集積という面では、袋井市が東京や名古屋といった都市圏から車で簡単に来られる位置にあることを活かして、ICT関連企業の設立を目指す方たちに場所や優れた通信環境を提供することを考えていきたい。  高齢者の働ける場の創出では、60歳以上の少しお年を召された方たちが、洒落た服装で、買い物客に丁寧な物腰で、相手をする風景が見られる店が並ぶ一角を創っていければとも考えている。  街並みの整備では、袋井駅の南側はこれから創る新しい街なので、地中化を含めた幹線道路の無電柱化によるスッキリとした風景と遊水池を兼ねた大きな公園の整備が特色となるようにしていきたい。  また、市内には、静橋や駅の南北をはじめとする各所に優れた彫刻が設置されている。この彫刻と旧東海道や原野谷川沿いの歩道の整備などを行って、歩いて楽しいまちになっていくことも望んでいる。  今、地方が元気になることが我が国が元気になることにつながると言われ、「地方創生」が叫ばれている。  私は、若者だけでなく年配の方も含めて雇用の場があり、市の財政も安定していて、耳障りなにぎやかさでなく、落ち着いた潤いがあって、人の交流が途切れることのないまちを創ることが、袋井の目指す「地方創生」であると思っている。 季節の健康レシピ 毎月19日は『食育の日』 鉄骨ちらしすし ●材料(2人分) 米 1合 菜の花 1/2束 プロセスチーズ 15g サケフレーク 20g A プレーンヨーグルト ・酢 大さじ1と1/2   砂糖・レモン汁 大さじ1   塩 小さじ1/2 ●作り方 @米を炊く。 AAの調味料を合わせてすし酢を作る。 B菜の花は茎の堅い部分を切り落とし、塩少々(分量外)入れてゆでる。 C炊きあがったご飯にAを混ぜ、なじませる。 DCに小さく角切りにしたプロセスチーズと食べやすい長さに切った菜の花、サケフレークを加えて混ぜる。 ●栄養価(1人分) エネルギー…355kcal / たんぱく質…11.3g / 脂質…3.7g / カルシウム…119mg / 鉄…1.1mg / ビタミンC…59mg / 食物繊維…2.2g / 塩分相当量…1.7g ●食推協からのコメント ヨーグルトをプラスすることで、まろやかなすし酢になります。 表紙のことば  1月1日から、秋葉總本殿可睡齋・瑞龍閣で「可睡齋ひなまつり」が開催されています。  今回の催しには、市内外の方からの提供や供養のため同寺に納められていたひな人形に、もう一度命を与えるとともに、子どもたちに物を大切にする心を育んでほしいとの願いが込められているそうです。  この「可睡齋ひなまつり」は、3月15日まで開催されています。 2016年は、東海道五十三次どまん中・袋井宿が開設して400年の節目の年! 現在、袋井宿開設四〇〇年記念事業を企画中です。みんなで盛り上げよう! ■市民の動き(平成27年1月1日現在) ▽人口…87,163人(−6人) ▽世帯…32,113世帯(−37世帯)