P06 袋井の人 アニマルトピアリーで心が和む生活を提供したい フラワーデザイナー 鳥居 花名さん(下山梨下)  公園やテーマパーク、立体花壇などで目にする、樹木や低木などを刈り込んで人工的・立体的に作成された造形物「トピアリー」。  市内の生花店に勤務し、動物をかたどった家庭用サイズの『アニマルトピアリー』を製作・提供しているのが鳥居花名さん(25歳)です。 こだわりを持ち心を込めて作りだす  鳥居さんがアニマルトピアリーを作り始めたのは、今から3年程前。  仕事で既製のアニマルトピアリーを取り扱っていくうちに、「もっと目や耳などの細かな部分までこだわった、かわいらしいものをお客様に提供したい」と強く思い、独学で製作技術を身に付け作り始めたそうです。  鳥居さんが作るアニマルトピアリーは、インスタントラーメンのような見た目の「ドライモス」というコケに似た素材を使用しているため、水が不要で枯れることがなくいつまでも形として残ります。  1体を作り上げるのにかかる期間は、約1週間。製作する動物の写真やイラストから特徴を捉え、完成品のイメージを固めてから作り始めます。  1体1体それぞれ表情が違うため、顔作りの中でも特に目を入れる時は、命を吹き込むような気持ちで細心の注意を払いながら作ると話す鳥居さんからは、世界に1つだけのアニマルトピアリーを作ろうという熱意が感じられました。 「ドライモスは、とても細くやわらかい材質なので扱いが難しく、どうすれば忠実に再現できるのか悩むこともありますが、パーツの大きさや体のライン、目の位置など、見本と作品がどう違うのかを納得がいくまでとことん見比べて完成させます。  完成したものをお客様にお渡しした時に、『とってもかわいらしい』『ずっと大切にする』などと笑顔で言ってもらえた時は、人を笑顔にする仕事ができて私は幸せだなと実感しますね」とこれまでの経験をほほえみながら話してくれました。 アニマルトピアリーから植物のある暮らしを広めたい  植物には、リラックス効果があるので、家の中に是非、植物を置いて欲しいと鳥居さんは言います。 「アニマルトピアリーを通して、植物に興味を持つ方が増え、多くの方が身近なところで花や緑を感じられるまちになったらうれしいです。  そのためにも、ウエディングブーケにアニマルトピアリーを取り入れたり、動物の枠を超えて種類を増やしたりと新たな取り組みにも積極的にチャレンジして、アニマルトピアリーを発信していきたいです」と抱負を語ってくれました。  今後も、多くの人を喜ばせるかわいらしいアニマルトピアリーを提供されることを期待しています。 袋井で活動中 グループ紹介 市内で活動をしているグループをご紹介ください ◎自薦他薦は問いません。たくさんの応募・紹介をお待ちしています。 ◇市内で活動しているグループを紹介するこのコーナーでは、市民の皆さんからの情報をお待ちしています。 ◇趣味・スポーツ・ボランティア・文化芸術活動など様々な分野で、活動を楽しんでいる笑顔や頑張っている姿を、多くの人に紹介するために「私たち、こんな活動をしています」といった情報をお知らせください。 選考 ◇応募いただいた中から、季節や地域、これまでの掲載の有無などを考慮して選考します。採用が決定したグループには、秘書広報課広報広聴係から連絡します。 ※紙面の都合で掲載できない場合があります。また、営利目的や宗教にかかわることなど、掲載できない場合もありますので、ご了承ください。 応募方法 ◇電話または、ファクス、Eメールでグループ名と代表者の住所、氏名、電話番号、簡単な活動内容(メンバー数、活動日、活動内容)をお申し込みください。 ◇応募は、随時受け付けています。 問 申 秘書広報課広報広聴係 TEL44-3104 FAX44-3150 メール hisyo@city.fukuroi.shizuoka.jp