P04-05 日本一健康文化都市への、新たなるスタート 健康づくりの拠点「総合健康センター」がオープン 問 健康づくり課健康企画室 TEL84-6127   地域包括ケア推進課地域医療推進係 TEL43-7640  5月7日、袋井市版地域包括ケアシステムの拠点として「袋井市総合健康センター」がオープンしました。ここを拠点に、市民の健康づくりをサポートしていきます。 総合健康センターってどんなところなの?  袋井市総合健康センター(以下、総合健康センター)は、乳幼児から高齢者まで、生涯を通じた健康づくりに一貫して取り組むことができるよう、保健・医療・介護・福祉機能が連携し、市民一人ひとりの健康をサポートしていきます。  また、聖隷袋井市民病院や中東遠総合医療センターなど関係機関と健康に関する様々な情報を共有し、その情報を元に利用者と各機関とを結びつける役割を果たすことで、入院から退院後の療養まで、住み慣れた地域で安心して暮らすことができる健康支援システム(地域包括ケアシステム)の拡充を進めていきます。  施設内1階には、総合相談窓口を設置し、医療や介護、生活支援、ボランティア活動などの相談にワンストップで対応します。また、市社会福祉協議会も併設することにより、健康や福祉、生活に関するサービスの拡充が図られています。  2階には、乳幼児健診・相談ルームや健康運動ルーム、調理室などを設けるとともに、自己診断できる健康測定コーナーもあり、子どもの健やかな発育から高齢者の体力づくりまで、世代を問わず健康づくりに取り組む環境が整備されています。 総合健康センター開設へのあゆみ  平成5年11月3日、旧袋井市は、市制施行35周年を契機に「日本一健康文化都市」を宣言し、心と体とまちの健康づくりを推進してきました。  特に、市の根幹を成す市民の健康増進については、総合計画に健康づくりの拠点整備を位置付け、調査や検討を重ねてきました。  平成17年には、旧袋井市と旧浅羽町が合併、8万7千人が暮らす新袋井市が誕生し、日本一健康文化都市の実現に向けたさらなる健康施策の充実が求められることとなりました。  この後、課題が顕在化してきた袋井市民病院(当時)のあり方を中心に、新病院建設の具体化と、保健・医療・介護構想に位置付けた「総合的な健康支援システム」の実現計画を策定。  健康指導・健康支援・外来健診・休日急患・一般療養・回復期リハビリ病床・在宅医療・療養支援の機能を集約した総合健康センターの開設に至りました。 交流スペース「豊田舜次ウエルネスサロン」を設置  豊田舜次元市長は、すべての市民が、真に幸せを実感できるまちを目指し、日本一健康文化都市の実現にご尽力されました。その意志は、原田英之市長へと受け継がれ、このたび、元市長の念願でもあった総合健康センターがオープンしました。 市民の声に耳を傾け、切れ目のない健康づくりを推進します  総合健康センターの整備に当初から携わってこられた袋井市理事(総合健康センター推進担当)の原野秀之先生にお話を伺いました。 “市民の健康づくり”一貫したサポート体制を実現  総合健康センターでは、市民の皆さんが生涯を通じ、切れ目のない健康づくりが行えるよう、保健・医療・介護・福祉が一体となり、その人に合った健康づくりをオーダーメイドで提供します。  団塊の世代が75歳以上となる平成37年以降には、医療や介護の需要が増加し、医療費は現在の5倍に増えるという予想も示されています。  社会保障費の増加に歯止めをかけるためにも、健康をサポートする総合健康センターの役割は重要です。 まずは、“来て”・“見て”健康づくりを体験してください  今後は、「ロコモ予防教室」や「脱メタボ運動教室」、妊婦や乳幼児のための「健康相談」や「栄養相談」など、健康づくりを促進する様々な機会を設けていきます。  また、手軽に自己診断ができる健康チェック機器も設置しました。  是非、実際に来て・見て・体験し、総合健康センターを身近に感じていただきたいと思います。 あなたの健康づくりについて一緒に考えましょう  これからの健康づくりは、自らが健康意識を高く持ち、意欲的に生活習慣の改善に取り組むとともに、個人の健康づくりが継続できるよう支援する体制が不可欠です。総合健康センターはそのための施設です。  あなたや家族の健康について、私たちと一緒に考えてみましょう。