P32 原田市長の散歩道 舞台「Walk oN!」  先月13・14日の両日、西村雅彦さん・鈴木杏樹さんらによる舞台「Walk oN!」袋井公演が、メロープラザで行われた。  この公演は市制施行10周年記念事業の1つということで、出演者やスタッフの送迎・チラシの印刷など市でお手伝いした部分もあるが、大半は市民ボランティアの皆さんによって運営され、経費も入場料で賄われた。  劇は、夢を持ちながらも現実の中で必死に生きてきた男と夢など忘れ達成感のない日々を過ごす青年が出会うところから始まり、行く先々で様々な人が巡り合い、最終的にそれぞれが次の目標に向かって歩き出すというストーリーであった。  自分勝手とさえ思えるほど前向きに生き、次々と新しい人と出会い仲間にしていく主人公を西村さんが演じ、そんな彼に振り回され、時に反発しながらも、夫に絶大な信頼を寄せる妻を杏樹さんが演じた。  ほかの出演者も次第に主人公に感化され、前向きな思考に変わっていく様子が表現されていて、劇が終わったときには観客である私たちも元気づけられ、前向きな気持ちとなった。  今回の公演は、袋井市が復興を支援している宮城県岩沼市を通して知り合った西村さんが、「袋井で何かしましょうか」と言ってくれたのが始まりで、それを受けて市民ボランティアの皆さんが立ち上がって実現した。  メロープラザのおもてなし部会の皆さんは、相当前から念入りに作戦を練って、公演当日には地元産の心のこもった食べ物などを提供してくれた。これには出演者やスタッフ全員が喜び、彼らに袋井市を強く印象づけた。  一番難しいとされるチケット販売は、各分野の人たちが足を使って精力的に販売してくれたので早々に完売のめどがつき、経費の予算立てがしやすかったと聞いている。  そして、今回の公演にあたって始めから終わりまで数多くの打ち合わせを重ね、全体をうまくコーディネートしたのが、「袋井座」と自ら名乗ったボランティアの人たちで、この方たちの努力によって成功したと言っても過言ではない。  関係の皆さんのおかげで、素晴らしい演劇を地元袋井市で観賞することができたことを、市民を代表して心からお礼申し上げたい。 街の写真館 「街の写真館」では、地域やサークルの行事、お気に入りの写真やお子さんの写真などをお待ちしています! 住所・氏名・電話番号・写真のタイトルと簡単なコメントを書き添えて、郵送・Eメールでお送りください。 送り先 〒437-8666 袋井市役所市長公室広報係「街の写真館」 メール hisyo@city.fukuroi.shizuoka.jp @HINA助産院第1号の赤ちゃん、うまれました! 袋井市内で自宅出産しました♪すくすくと元気に大きくなあれ! 中山新太くん(3月生まれ・左)・結湊くん(右) A1歳になりました! みんなにかわいがってもらい、元気に1歳を迎えることができました!一升餅を背負ってご機嫌です!? 薗田莉乃ちゃん 市制施行10周年記念コラム ふくろい・10年先の未来へ  将棋人口の拡大と子どもたちの棋力向上、そして座禅や法話による精神修養を目指す「全国子ども将棋錬成塾」が可睡齋で開催されるようになってから、今年で10年目を迎えます。  今年は市制施行10周年とも重なることから、この「全国子ども将棋錬成塾」の開催と並行して、袋井市文化協会の主催による「頭がよくなる 袋井ふれあい将棋教室」が、7月31日に可睡齋を会場として、幼稚園年長児から小学3年生の子どもとその保護者を対象に開催されます。教室での将棋指導は、日本将棋連盟所属のプロ棋士・高橋和女流三段が当たります。高橋さんは14歳で最年少女流棋士(当時)としてデビューした経歴をお持ちで、現在は将棋の普及活動にも力を注いでいます。  1人でも多くの子どもたちに将棋の楽しさや奥深さを知ってもらい、将棋を通して考えたり判断したりする力を身に付けるきっかけとなることが期待される将棋教室。近い将来、ここからプロの棋士が誕生するかもしれません。 ※「頭がよくなる 袋井ふれあい将棋教室」は、ふるさと納税をはじめ、多くの皆様からの寄附により運営されています。