P10-11 市からのお知らせ 平成26年度 決算報告 市では、皆さんから納めていただいた税金や国・県から交付されたお金がどのように使われたかをお知らせするため、毎年6月と12月の年2回「予算執行状況」を、毎年11月に「決算報告」を公表しています。今回は、平成26年度の決算についてお知らせします。 問 財政課財政係 TEL44-3159 1 一般会計 一般会計は、保健・福祉・ごみ処理・道路や防災施設の整備など、市民の皆さんの暮らし全般に関わる事業に使われる会計です。 ■歳入 337億4,656万円 自主財源 55.5%  市税(44.0%) 148億3,891万円  その他(11.5%) 38億8,473万円 ※繰越金、諸収入など 依存財源 44.5%  国庫支出金(13.8%) 46億4,384万円  市債(10.8%) 36億4,140万円  地方交付税(9.3%) 31億5,768万円  県支出金(5.3%) 18億948万円  その他(5.3%) 17億7,052万円 ※地方消費税交付金、地方譲与税など (参考)平成25年度歳入 370億3,402万円 ■歳出 324億4,952万円 民生費(25.4%) 82億4,447万円 教育費(11.7%) 37億9,208万円 衛生費(16.2%) 52億4,352万円 土木費(17.0%) 55億598万円 公債費(12.2%) 39億5,475万円 総務費(8.5%) 27億7,230万円 その他(9.0%) 29億3,642万円 ※消防費、農林水産業費、商工費など (参考)平成25年度歳出 356億8,177万円  平成26年度の一般会計では、予算額337億913万円に対し、歳入決算額が337億4,656万円、歳出決算額が324億4,952万円となりました。  歳入を見ると、前年度に比べ個人市民税・法人市民税・固定資産税などの主要税目が増加し、市税全体で1.7%増となっています。  一方、歳出を見ると、臨時福祉給付金給付事業や子育て世帯臨時特例給付金給付事業などにより民生費が増加。また、袋井駅南北自由通路新設事業により土木費が増額となりましたが、中部学校給食センター建設や旧クリーンセンターの解体などの事業が終了したことにより、総額では前年度比9.1%減の324億4,952万円となっています。 市民1人当たりの金額  一般会計の歳出額324億4,952万円を、平成27年3月31日現在の人口87,155人で割ると、市民1人当たり372,320円が使われた計算になります。 2 特別会計 特別会計は、国民健康保険や介護保険、公共下水道など特定の事業のために、一般会計と区別して使われる会計です。 会計名 予算額 歳入決算額 執行率 歳出決算額 執行率 土地取得 3億円 2,310万円 7.7% 1,855万円 6.2% 国民健康保険 84億3,800万円 85億5,364万円 101.4% 82億795万円 97.3% 後期高齢者医療 6億2,600万円 6億18万円 95.9% 5億9,724万円 95.4% 介護保険 57億5,860万円 51億7,255万円 89.8% 51億2,812万円 89.1% 公共下水道 18億8,980万円 18億9,360万円 100.2% 18億4,728万円 97.8% 農業集落排水 1,640万円 1,708万円 104.1% 1,521万円 92.7% 駐車場 7,101万円 6,837万円 96.3% 6,630万円 93.4% 合計 170億9,981万円 163億2,852万円 95.5% 158億8,065万円 92.9% ※金額と割合は、それぞれ1万円未満と小数点以下第2位を四捨五入して表示しています。 3 公営企業会計 公営企業会計は、市が公共の利益を目的として企業を経営する独立採算の会計です。一般会計や特別会計と異なり、歳入や歳出の性質によって、事業収益とそれに掛かる費用の「収益的収支」、将来に備えて行う建設事業などの「資本的収支」に分類して予算を編成・執行しています。 ◎水道事業 収支区分 内訳 予算額 決算額 執行率 収益的収支 事業収益 17億5,900万円 16億9,200万円 96.2% 事業費用 16億7,400万円 16億2,236万円 96.9% 資本的収支 資本的収入 3億2,900万円 3億2,064万円 97.5% 資本的支出 6億8,260万円 6億6,727万円 97.8% 利用状況 ▽給水戸数…3万3,390戸 ▽給水人口…8万6,196人 ▽総配水量…1,127万6,698立方メートル ◎病院事業 収支区分 内訳 予算額 決算額 執行率 収益的収支 事業収益 9億300万円 8億5,942万円 95.2% 事業費用 9億300万円 8億4,478万円 93.6% 資本的収支 資本的収入 3億3,320万円 3億3,320万円 100.0% 資本的支出 4億9,293万円 4億7,471万円 96.3% 利用状況 ▽入院…17,626人(1日平均…59.6人) ▽外来…12,985人(1日平均…53.2人) ◎都市計画事業と都市計画税 ◇都市計画税は、街路・下水道・土地区画整理などの事業に充てるために課税される目的税です。また、これらの事業のために借り入れた地方債の償還にも充てられています。 ▽平成26年度 都市計画事業費など合計…41億1,335万円 平成26年度に都市計画税が使われた事業と内訳 事業費の財源内訳 金額 都市計画税 12億6,484万円 国庫(県)支出金 11億4,639万円 地方債 10億5,940万円 一般財源 6億919万円 その他 3,353万円 合計 41億1,335万円 事業費の使用内訳 金額 街路事業 19億7,012万円 地方債償還 15億7,357万円 下水道事業 4億5,088万円 土地区画整理事業 1億1,878万円 合計 41億1,335万円 ◎年度末の市有財産 ◇市が保有している財産の内訳です。(※基金積立金・有価証券・出資金は、市が保有していた現金と同等の財産) 区分 内訳(一般会計) (参考)H25 土地 293万8,687平方メートル 292万1,903平方メートル 建物 23万7,751平方メートル 22万8,914平方メートル 基金積立金(※) 68億466万円 72億5,664万円 (市民1人当たり) (7万8,075円) (8万3,480円) 有価証券と出資金(※) 1億1,073万円 1億1,061万円 ◎市が借りているお金 ◇市が大きな建設事業などを進めるために、国や銀行などから借りているお金です。短いものでは5年・長いものでは30年をかけて市税や料金などで返済していきます。 区分 内訳 (参考)H25 一般会計 257億911万円 257億7,563万円 (市民1人当たり) (29万4,981円) (29万6,520円) 特別会計(合計) 136億1,250万円 140億3,085万円 企業会計(合計) 44億2,985万円 41億6,040万円 合計 437億5,146万円 439億6,688万円 ◎財政健全化判断比率 地方公共団体の財政運営の健全度を表す「財政健全化判断比率」により、財政運営の健全度を示したものです。袋井市は、どの指標でも健全化の基準以下であり、市財政は健全な状況といえます。 ▽実質赤字比率…普通会計(一般会計と土地取得特別会計を合わせた会計)の赤字額の「標準財政規模」(※)に対する比率(参考:平成25年度は−6.69%)  袋井市は-6.06% ▽連結実質赤字比率…普通会計と特別会計・公営企業会計を合わせた赤字の標準財政規模に対する比率(参考:平成25年度は−14.59%)  袋井市は-15.53% ▽実質公債費比率…普通会計や公営企業会計などの借入金返済額の標準財政規模に対する比率(参考:平成25年度は10.9%)  袋井市は10.0% ▽将来負担比率…全会計が将来負担すべき実質的な負債残高の標準財政規模に対する比率(参考:平成25年度は57.1%)  袋井市は53.0% ▽資金不足比率…各公営企業会計での事業規模に対する資金不足額の割合  各公営企業資金不足なし (※)標準財政規模…通常収入されるであろう経常的な一般財源の規模を示すもの。袋井市の平成26年度標準財政規模は約194億円。