P08-09 「助かるいのちを確実に助けるために」〜災害時の医療救護体制〜 地震など大規模な災害が発生した場合、多くの負傷者の発生が予想されるため、市では1人でも多くの方の命を救うことができるように『救護所』を開設し、『トリアージ(けがの程度や緊急度により治療や搬送の優先順位を決めること)』や『応急処置』などの対応にあたります。 「けがをしたら、どこに行けばいいの?」、「救護所で対応できない症状の場合はどうなるの?」など、災害発生時の医療救護体制についてお知らせします。 問 健康づくり課健康企画室 TEL84-6127 災害時医療体制の考え方  災害時の医療は、通常時の医療とは異なり、限られた人手や設備・医薬品を有効に活用し、「いかに1人でも多くのいのちを救うか」が求められます。  そのため、医療救護の最前線を担う「救護所」では、トリアージを行い、負傷者の処置や搬送の順位を決定します。 災害で負傷…、まずは『救護所』へ  「救護所」は、袋井市医師会・磐周歯科医師会袋井市支部・小笠袋井薬剤師会などの協力により、市内7か所に設置され、トリアージ及び重症者の応急処置などの医療救護活動を行います。  「震度6弱」以上の地震が発生したときには、医師・歯科医師・薬剤師・災害時看護ボランティアなどの医療従事者が、救護所へ自動的に参集することになっています。  災害でけがなどをした場合には、まずは最寄りの救護所へ向かってください。重症の方は、救護所で応急処置の後、「救護病院」(中東遠総合医療センター)に運ばれて治療を、軽症の方は、そのまま救護所で処置を受けることになります。  また、救護病院でも対応できない重症の方は、被災地以外の病院に大型ヘリコプター・航空機などで搬送されて、治療を受けることになります。 ☆『救護所』・『救護病院』の設置場所・担当地区は、次ページをご覧ください。 最も重要なのは、けがをしないこと!  「救護所」や「救護病院」では、人手や医薬品などが不足する中、多くの負傷者の対応をしていくことになるため、大変混乱することが予想されます。  また、東日本大震災のように、災害はこれまでの予想を超える規模で発生し、行政の力だけでは対応できないことがあります。  まずは「自分の身は自分で守る」ことが一番重要です。災害が発生したときにけがをしないよう、日ごろから次のような備えをしておきましょう。 大規模災害により、多数の負傷者が発生 ↓ 自主防災隊、消防団、消防本部による搬送 救護所(市内7か所) @袋井南救護所(高南小)、A袋井西救護所(袋井西小)、B袋井北救護所(袋井北小)、C袋井東救護所(袋井東小)、D山梨救護所(山名公民館)、E浅羽北救護所(浅羽北公民館)、F浅羽南救護所(浅羽南小) ↓ 自主防災隊、消防団、消防本部による搬送  重症患者、中等症患者 救護病院兼災害拠点病院(中東遠総合医療センター) ↓ 大型ヘリコプター、航空機による広域搬送  対応できない重症患者 被災地以外の病院 ◎災害時、自分の身を守るために! @住宅の耐震化やガラスの飛散防止対策を行いましょう。 A割れたガラスなどを踏んでけがをしないように、常に身近なところにスリッパや上履きを置いておきましょう。 B家具類の固定をしたり、寝室に背の高い家具を置いたりしないようにしましょう。 C市販の常備薬を備蓄するとともに、普段服用している薬が分かるように「お薬手帳」を携帯しましょう。 Dお住まいの地区の避難所や救護所の場所と、安全な避難経路を確認しておきましょう。 医療救護施設(救護所・救護病院)位置図 ※平成26年度と変更はありません。 (各救護所の下の枠に表示されている名称は、各救護所が担当する自治会連合会名(自治会名)です) 救護病院兼災害拠点病院(中東遠総合医療センター) @袋井南救護所(高南小学校) ・高尾の一部(田端、大門一丁目、大門二丁目、大門三丁目、大門五丁目)、高南、豊沢、愛野 A袋井西救護所(袋井西小学校) ・袋井、川井、袋井西 ・田原、駅前、高尾の一部(掛之上、下地、三門町) ・袋井北の一部(天神町) B袋井北救護所(袋井北小学校) ・袋井北の一部(鷲巣上、鷲巣下、北町、可睡、上久能、中久能、下久能、堀越上、堀越中、堀越一丁目、堀越二丁目、堀越三丁目、堀越五丁目、山科上、山科下) ・袋井北四町 ・今井の一部(太田、太田東、太田西、太田南、延久、横井、徳光、小山) C袋井東救護所(袋井東小学校) ・袋井東一、袋井東二、方丈 D山梨救護所(山名公民館) ・三川、上山梨、下山梨 ・宇刈、今井の一部(深見北、深見南、深見東) E浅羽北救護所(浅羽北公民館) ・浅羽北、浅羽西、笠原 F浅羽南救護所(浅羽南小学校) ・浅羽東、浅羽南 ◎災害時看護ボランティアを募集しています! 災害時の医療救護活動を迅速かつ的確に行うためには、多くの医療従事者の力が必要となります。このため、市では、救護所での医療救護活動をお手伝いいただく『災害時看護ボランティア』を募集しています。皆さんの協力が、1人でも多くの命を救うことにつながります。是非、登録をお願いします。 時 活動期間…災害発生からおおむね3日間 所 活動場所…原則として、自宅から最も近い救護所 内 活動内容と役割…トリアージ補助・軽症患者の処置・記録作成など、医療救護活動全般 対 募集対象…看護師・准看護師・助産師・保健師の資格をお持ちの方または、そのほか医療関係の資格をお持ちの方 申 登録方法…電話・ファクス・Eメールでご連絡ください。登録書をお送りします。 問 申 健康づくり課健康企画室 TEL84-6127 FAX42-7276 メール kenkoudukuri@city.fukuroi.shizuoka.jp