P32 原田市長の散歩道 沖縄「静岡の塔」追悼式  11月8日から3日間、沖縄で行われた静岡県戦死者戦没者追悼式・慰霊祭へ参加した。私にとっては県健康福祉部長在任時以来のことで、16年ぶりであった。  今回は、戦後70周年ということから、多くの市長・町長が参加し、袋井市からも2人のご遺族が参加された。  沖縄に到着した翌朝、早めにバスで出発し、沖縄本島最南端の摩文仁の丘(糸満市)にある「平和の礎」と名付けられた石碑をお参りした。この碑は、沖縄や南方で戦死・戦没された全国の方々24万人の名前が刻まれたものだが、そのうち20万人が沖縄の方ということからも先の大戦でいかに多くの沖縄の方が犠牲になったかが分かる。  息子さんを亡くした母親がお花とお酒を備え、刻まれた名前をさすりながら「会いたかった、会いたかった…」と語りかける姿を見て、思わず涙した。  その後、一行は少し離れた「静岡の塔」まで歩き、静岡県の戦死者1708人を神式と仏式により追悼し、慰霊した。  次に向かった「ひめゆり平和祈念資料館」では、沖縄の激戦の様子と戦争の悲惨さを写真やビデオ、遺品などで詳しく説明してもらった。  とりわけ、沖縄師範学校女子部と県立第一高等女学校の生徒たち200人あまりの防空壕の中での看護師としての献身的な活動には、尊厳の念とともに女性の強さを感じた。  激戦の中、数少ない生存者として今日を迎えた彼女たちの証言からは、極限状態にあっても「生きる」という強い意志を持つことがいかに大切であるかを教えられた。何事においても、「潔い」という言葉のもと比較的諦めやすい男性に比べ、強い執念を持つ女性こそが、真に歴史を受け継いでいく人なのではないかとさえ思った。  追悼式に参加した市長・町長のうち有志は、最終日に辺野古へ向かい、その風景や環境を見る予定であったが、現地では工事再開をめぐり反対している方たちの抗議活動が激しいということから行き先を変え、嘉手納基地に隣接する沖縄防衛局に立ち寄り、様々な意見交換を行った。  戦後70年間にわたって基地を抱え、それに加えて新たな基地を建設することが、沖縄の人たちにいかなる思いを抱かせるのかを、日本国民全員で考えてみる必要があると思う。 街の写真館 「街の写真館」では、地域やサークルの行事、お気に入りの写真や子どもの写真などをお待ちしています! 住所・氏名・電話番号・写真のタイトルと簡単なコメントを書き添えて、郵送・Eメールでお送りください。 送り先…〒437-8666 袋井市役所市長公室広報係 「街の写真館」 メール hisyo@city.fukuroi.shizuoka.jp @みんなでワッショイ!お祭り楽しいね☆ 伝統を次世代に引き継いでいこうと、10月の秋祭りで上石野自治会の石進車が地区内の浜松学院大学付属愛野こども園を訪問。園児たちはお手製の屋台で出迎え、祭青年と一緒に威勢のよい掛け声を上げました。 Aリュックサックもらったよ♪ 9月で1歳になりました。みんなからプレゼントをいっぱいもらって、満面の笑顔です 鈴木結人くん 市制施行10周年記念コラム ふくろい・10年先の未来へ  「袋井クラウンメロンマラソン」は今年で27回目を迎え、市制施行10周年記念大会となる今回は、12月13日(日)に開催されます。『温もりとさわやかな町ふくろいへようこそ!』をテーマに、北は北海道から南は沖縄からのランナー約1万人がメイン会場となる静岡スタジアムエコパに集結、師走の袋井路を駆け抜けます。  前々回大会からフルマラソンは遠州三山を巡るコースとなり、風光明媚な本市の魅力を感じていただけるようになりました。また、ボランティアによる給水所などの運営はもとより、袋井南中学校マーチングバンド「サウス・ドリーム」による開会式での演奏をはじめ、沿道では笠原小学校「笠小和太鼓」や山名小学校「金管バンド」、久野城陣太鼓の皆さんによる応援演奏などが行われます。昨年の参加ランナーからは、「寒い中、お子さんから高齢の方まで沿道の皆さんが一生懸命応援してくれて、感激した」・「給水所のミカンやゴール後のメロン、そしてお茶がとてもおいしかった」といった声が寄せられました。  袋井市の新たな伝統となったクラウンメロンマラソンを通じて、全国の皆さんに『おもてなしの心』を感じていただくとともに、ランナーの皆さん走りから私たちも元気をいただき、『日本一健康文化都市』を全国に発信して行きましよう。