P02-03 ◎今月の広報ふくろい [特集] 2 時を超えて 夢をつなぐ!袋井宿開設四〇〇年記念祭 4 静岡理工科大生の熱き走りに注目!!第14回 全日本 学生フォーミュラ大会 [お知らせピックアップ] 8 “熊本地震被災地復興へ”支援状況をお知らせします [フクロインフォ] 10 催し・講座・募集・相談・お知らせ 25 救急診療・行事予定・市民相談窓口・健康伝言板 [連載] 6 focus on ふくろい 9 静岡理工科大学NEWS!、図書館ほっと通信 28 市長の散歩道、街の写真館、東海道袋井宿開設400年記念コラム ◎今月の表紙  7月8日、(株)浜松ベジタブル農場・浜農ファーム(萱間)で、袋井西小学校の2年生が、トウモロコシの収穫体験を行いました。  野菜について学ぶという生活科の授業の一環で農場を訪れた子どもたちは、農園責任者の石田さんに摘み取りの指導を受け、自分たちの背丈よりも高い苗木の茂った畑へ向かいました。  子どもたちはカメ虫やイモ虫などにびっくりしながらも、茎や葉をかき分けて、より大きな実を求めて歩き回りました。  また7月20日には、収穫体験のお礼を込めて、同農場の職員の方をお招きし、袋井産のトウモロコシの入った給食を一緒にいただきました。 ◎市民の動き(平成28年7月1日現在) 人口…87,341人(前月比+41人) 世帯…33,014世帯(前月比+30世帯) ◎メール配信サービス「メローねっと」のご案内 ◇袋井市メール配信サービス「メローねっと」は、携帯電話やパソコンのメール機能を利用して、気象情報や同報無線の放送内容など様々な行政情報を配信するサービスです。 ◇詳しくは、25ページをご覧ください。 時を超えて 夢をつなぐ!袋井宿開設四〇〇年記念祭 2016年は、1616年に袋井宿が開設されてから400年目の記念の年です。この袋井宿開設400年を新たな『まちづくり』の節目と捉え、市民実行委員会を立ち上げ、市民の皆さんと一緒に「袋井宿開設四〇〇年記念祭」を実施していきます。かつて交通や物流の要衝としてにぎわった袋井宿を皆さんのチカラで盛り上げていきましょう。 問 申 市民協働課協働推進室 TEL44-3107 FAX43-2132 メール shimin-kyoudo@city.fukuroi.shizuoka.jp ◆袋井宿開設四〇〇年記念祭 主な開催イベント   開催日・開催イベント ▽10月29日(土)午前9時〜午後4時まで ・オープニングセレモニー ・宮城県岩沼市との友好都市調印式 ・マーチングパレード ・ハロウィンパレード ・祭り屋台展示イベント ・松原健之トーク&ライブ ▽10月30日(日)午前9時〜午後3時まで ・時代絵巻パレード ・市民総踊り ・フィナーレ ▽2日間共通 ・大物産展 ・ステージイベント ・スタンプラリー ・キッズコーナー(昔あそびなど) ◆「どまん中」の由来  「どまん中」という言葉をご存知ですか。東海道には全部で53の宿場があります。東京(日本橋)から数えても、京都(三条)から数えもちょうど27番目の「どまん中」になることから、袋井宿は「どまん中袋井宿」と表現されることがあります。 「袋井宿開設四〇〇年記念祭」開催に際し、実行委員長の伊藤秀隆さんにお話を伺いました。 ◎実行委員会設立について  時の流れは速く、東海道は2001年に「宿駅四〇〇年祭」を開催し、街道筋の宿場町で様々な記念事業やイベントを繰り広げて、にぎわいを見せました。しかし、「宿駅四〇〇年祭」で見せた輝きや活気を維持・継続することは、大変難しいものであります。  東海道は宿駅制定400年を迎えましたが、「袋井宿」の開設は1616年で、ほかの宿駅と違い開宿400年を迎えるのは15年遅い2016年です。  袋井で生活する私たちは、これを一つのチャンスと捉えて、袋井宿や旧東海道沿線の歴史的な資源を活用したまちづくりを開始したいと考えました。  今度は袋井から情報発信をして開設四〇〇年記念事業を起爆剤に、あの活気を再び取り戻そうと考えたのです。 ◎開催に向けた意気込み  現在、市内外問わず東海道に熱い想いのある方をはじめ、東海道沿線で生活する人たち、各団体からの希望者や各界各層の有識者など、多くの皆さんに市民実行委員会への参画をしていただいており、行政と連携して本格的な活動をしています。  袋井宿という旧東海道沿道周辺だけでなく全市民・全地域で、盛り上がれるよう、市民実行委員会の参加者全員で知恵を出し合い、再び輝きのある街道の復活に向け、魅力ある記念事業を実施したいと考えています。 ◎市民の皆さんへのメッセージ  かつて交通や物流の要衝としてにぎわった「どまん中袋井宿」をもう一度、皆さんで復活させましょう! 「にぎわいのまち」だった袋井宿  ここでは、袋井宿の誕生から近代までの出来事をお伝えします。  袋井宿は、東海道の多くの宿場が開かれた1601年から、やや時を空けた1616年に開かれた比較的新しい宿場です。  徳川家康は関ヶ原の戦い(1600年)に勝つと、天下統一を実現するため、江戸から京都・大坂への交通網の整備に力を入れます。江戸幕府は街道整備を進める中で、当初、袋井を宿場として公認していませんでしたが、多くの荷物や文書の往来が始まると、掛川宿と見附宿の距離が長く、不都合が生じ、中間の袋井が後から公認の宿場となりました。  江戸時代の宿場は荷物の幕府公認の中継所でしたが、文字通り旅人を宿屋に泊めたり、休ませたりする役割も担っていました。そのため宿場は、次の宿場への継ぎ送り業務を行う問屋場とともに、宿泊施設が整えられていました。はじめは農村とさほど変わりませんでしたが、交通量の増大や商品流通の活発化に伴い、商人、職人など定住する人々も増えました。接客空間を持つ町屋が現れ、町の形が変わり始めました。  1843年の記録によると、袋井宿では195軒の内、旅籠は50軒、大名や公家などの宿泊施設として本陣が3軒と記され、江戸時代の旅行ガイドブックでは、「うなぎ、すっぽん」が名物として紹介されています。大阪の豪商「升屋平右衛門」の旅日記「仙台下向日記」(1813年)に記された、脇本陣での朝食の膳に並んだ卵料理は「たまごふわふわ」として近年復活しました。「うめはなめし・うめひしほ」を出していた小料理屋には、中泉代官の林鶴梁が足しげく訪れていたと伝えられています。  江戸時代中頃を過ぎると、伊勢神宮への参詣がブームとなり、多くの人々が街道を往来するようになり、同時に取り扱う荷物も増えました。しかし、1867年に東海道線が開通すると、物流の中心は高尾地区に建設された袋井駅へと移り、宿場は時代遅れになっていきました。  かつて街道を往来した人々に、安らぎとにぎわいを提供していた袋井宿、近年では旧街道のウオークや江戸時代の旅をしのんで訪れる人々も次第に多くなり、再びにぎわいを呼び戻す日がやってくることでしょう。 あなたも時代の1ページに! 「袋井宿開設四〇〇年記念祭」に出演者として参加しませんか? 実行委員会では、10月30日(日)に開催する「時代絵巻パレード」への出演者、「市民総踊り」への参加者を募集しています。 ◎「時代絵巻パレード」 甲冑や着物など時代衣装を着て、記念事業のメインイベントの「時代絵巻パレード」に出演する方を募集します。 内 ▽旗持ちなど…10人(20歳以上の方) ▽侍女・子ども腰元…各20人(小学4〜6年生の女子) ▽子ども武者…10人(小学4〜6年生の男女) ※申込多数の場合、抽選 申 8月26日(金)までに住所・氏名・年齢・電話番号を電話・ファクス・Eメールで ◎「市民総踊り」 市民1,000人で実施する「市民総踊り」に参加する方を募集します。「市民総踊り」では、できるだけ多くの市民の方に参加してもらい、記念祭をさらに楽しんでもらいます。 ◆随時募集中 ※毎月第3木曜日の午後7時から、総合センター4階・大会議室で練習会を行っています。申込不要で、いつでも参加可能です。