P02-07 ◎今月の広報ふくろい [特集] 2 〜21世紀の主役は私たちだ!〜袋井市中学生未来会議 [お知らせピックアップ] 8 10月は徳育推進強化月間です 9 あなたのご家庭に、住宅用火災警報器はついていますか? [フクロインフォ] 13 催し・講座・募集・相談・お知らせ 27 救急診療・行事予定・市民相談窓口・健康伝言板 [連載] 10 focus on ふくろい 12 静岡理工科大学NEWS!・図書館ほっと通信 30 市長の散歩道、街の写真館、東海道袋井宿開設400年記念コラム ◎今月の表紙  9月10日、袋井宿開設四○○年記念祭で行われる「時代絵巻パレード(10月30日開催)」の所作練習会・着付け講習会が行われました。  所作練習会には、約100人が参加。飛鳥流三代目家元の飛鳥左近さんらを講師に招き、それぞれの隊列で行う所作(しぐさ・振り付け)を教えていただきました。参加した皆さんは、足の運び方や姿勢、道具の持ち方をはじめ、やりや鉄砲を持つ子どもには、勇ましく、扇子や鈴などを持つ子どもには、おしとやかに、にこやかに!と表情のアドバイスも受けながら、音楽に合わせて練習し、さわやかな汗を流しました。また、別室では、「時代絵巻パレード」で着用する甲冑や着物などの着付けを手伝ってくれる方々の着付け講習会も開催されました。いよいよ大詰め!本番が楽しみですね! ◎市民の動き(平成28年9月1日現在) 人口…87,461人(前月比+127人) 世帯…33,085世帯(前月比+59世帯) ◎メール配信サービス「メローねっと」のご案内 ◇袋井市メール配信サービス「メローねっと」は、携帯電話やパソコンのメール機能を利用して、気象情報や同報無線の放送内容など様々な行政情報を配信するサービスです。 ◇詳しくは、27ページをご覧ください。 〜21世紀の主役は私たちだ!〜 袋井市中学生未来会議 問 学校教育課指導係 TEL44-3182  8月23日・24日、「第2回袋井市中学生未来会議」が市役所5階の市議会議場で開催されました。  この会議は、『中学生が描く、僕たち・私たちの袋井市』をテーマに、まちの未来を担う子どもたちが将来のまちづくりについて、自信を持って語ることにより、積極的に社会と関わろうとする意識を育むため企画されたものです。  会議は、市内4つの中学校ごとに市議会と同じ方式で行われ、会議の進行役となる議長も中学生が担当。各校の代表からの質問や提案に市長・教育長らが答えました。  各校でテーマを決めて考えられた質問・提案は、袋井市の課題を的確に捉えたものや未来志向のものが多く、中学生が自分たちのまちのことを真剣に考えていることが感じられました。  次ページからは、各校の質問・要望・提案などとそれに対する市の答弁の一部をお伝えします。 浅羽中学校 テーマ「浅羽中 100周年に向けて」 昨年度、創立50周年を迎えた浅羽中学校。今回は、これからの浅羽中学校50年の姿を想像し、袋井市のために学校はどんな場所であればよいのか、浅羽中学校が100周年を迎える時、どんな学校になっていたらよいのか、そのために今できることを自分たちが考え、質問や要望・意見をまとめました。 浅羽中学校 参加議員(敬称略・50音順・カッコは学年) 議長…近藤圭恭(3) 副議長…渥美穗乃花(3) 赤堀優斗(2)、粟野貢成(2)、伊藤実優(2)、井上慎梧(2)、遠藤涼暉(2)、大石紋(2)、大石有紗(2)、大岡涼介(2)、太田有紀(2)、沖林采音(2)、片岡昂大(2)、神田光陽(2)、久野桜彩(2)、近藤美咲(2)、塩谷はな(2)、鈴木温華(2)、鈴木栞奈(2)、筒井彩帆(2)、戸塚阿生(2)、戸塚優希(2)、永田勇斗(2)、平川一利(2)、前田真希(2)、山下小都(2) 教育のICT化について 議員 浅羽中学校では、一部の授業で、電子黒板やタブレット端末を利用しており、紙の教科書やノートでの授業より、楽しく学習できるなどの効果が出ています。  今後、このような授業が増えていくことについて、どうお考えでしょうか。また、一人一台のタブレット端末を配備することは可能ですか。 教育長 電子黒板機能付きプロジェクターは、今年度、全小学校の各教室に配備する予定で、県下でも先進的な取り組みです。中学校については、できれば来年度中に配備したいと考えています。  また、タブレット端末については、一人一台が難しければ、当面は、クラスごと日時をずらして使うなど、工夫も必要だと思います。なお、「デジタル教科書」について国で研究中であるため、その対応も見ていきたいと思います。 市長 タブレット端末を使った学習環境の整備やすべての中学校への配備、台数の増加にはお金だけではなく、授業を行うための先生や学校の準備も必要となります。  しかし、タブレット端末はこれからの時代に必要な機器・学習環境であると考えていますので、皆さんの学習時間を確保するため、できるだけ早く配備できるように前向きに進めていきます。 給茶機の設置について 議員 袋井市では、以前、市内の全小学校に給茶機を設置して注目されました。茶産業の振興や連携を図るため、中学校にも給茶機を設置する考えはありますか。 市長 幼少期から地元の特産品であるお茶を飲む習慣を身に付け、お茶に親しむ環境づくりや茶業の振興を図るため、平成22年度に、市内全小学校へ給茶機を設置しました。  健康増進や熱中症予防にもつながると考えますし、中学校にも設置することは可能だと思います。設置しても使われないと意味がないので、設置している小学校の課題や問題点などを聞き、それを考慮しつつ、中学校でも設置していきたいと思います。 議員 ありがとうございます。設置していただくのは、いつごろになりますか。 市長 今年度の設置は難しいと思いますので、来年度に設置できるよう、予算に反映していきたいと思います。 部活動の時間延長について 議員 部活動をもっと盛んな学校にしたいと思っています。他市の中学校では、ナイター設備を利用して、部活動を長時間行っていると聞きました。浅羽中学校にもナイター設備を設置し、部活動を長時間行えるようにすることは可能ですか。 教育長 ナイター設備は、どの学校も部活動のためではなく、夜間、社会人など地域の方が学校施設を利用してスポーツをするために設置しています。設置目的が違うことを理解いただきたいと思います。  部活動は教育活動の一環として大変重要ですが、時間が長ければいいというものではありません。部活動の終了時間は、磐周地区で統一の取り決めをしています。皆さんの部活動をもっと頑張りたいという気持ちは、とても大切ですが、限られた時間で中身の濃い練習をして、成果を上げていただきたいと思います。 市長 例えば、今年の夏、袋井高校野球部が県大会の決勝戦に進出しました。袋井高校では、どの部活も夜8時までと決め、文武両道に励んでいます。決められた時間の中で効率的・効果的な練習ができているからだと思います。 袋井中学校 テーマ「中学生が描く、僕たちの袋井市 パートU」 ピンクシャツデーをきっかけに、袋井市をいじめや差別のない街に。未来の袋井市を担う中学生たちが、これからの袋井市についての思いを熱く語り、質問・意見・要望を、市当局に投げかけました。 袋井中学校 参加議員(敬称略・50音順・カッコは学年) 議長…新井美空(3) 副議長…井堀夢(3) 味見美玲(3)、大場菜乃子(3)、押田莉奈(3)、加藤未来(3)、神谷尚希(3)、木下玲弥(3)、小坂癒菜(1)、櫻井結衣(3)、 柴本拳(3)、鈴木貴水(3)、鈴木康資(2)、鈴木結衣(3)、立花瑠夏(3)、田中楓(3)、田久希(3)、角ヶ谷将太(2)、早川あかり(3)、久守夏華(3)、福嶋良(3)、宮城翔(3)、宮ア蓮(3)、村松倫夏(3)、山内透央依(2)、山口結鈴(3)、山本真衣(3) いじめや差別のない街へ 議員 袋井中学校では、いじめをなくそうと、いじめ撲滅活動として「ピンクシャツデー」を展開しています。  「ピンクシャツデー」は、カナダで、ピンクのシャツを着ていじめられた男子高校生を救うため、友人らが起こした行動に由来するもので、世界各国に広がっています。  この活動を袋井市全体に広めたいと思いますが、どのような協力をしてくれますか。 市長 今日の会議にも多くの皆さんがピンクのシャツを着て参加していて、驚きましたし、関心を持ちました。  私もいじめや差別は、いけないことだと思います。次回のピンクシャツデーが決まったら、一緒に実施したいと思います。また、私自身もピンクシャツを着たり、ピンクの物を身に着けて会議に出たりして、いろいろな人や機会に、いじめをなくそうと話して協力したいと思います。 外国人との交流を増やして 違いを理解し合う街へ 議員 外国人からの質問で多い項目や相談について、袋井国際交流協会へ聞き取り調査したところ、ごみの分別方法が分からない外国人が多いことが分かりました。外国人が多く住む袋井市は、どんなサポートをしていますか。  また、市民と外国人住民のコミュニケーションを図るため、「国際交流イベント」を開催し、相互の理解を深めたり、生活の不安を解消したりすることを提案します。市の考えをお聞かせください。 市長 袋井市には、3,200人を超える外国人の方が住んでいて、いろいろな国の方がいますが、一番多いのがブラジルの方です。よって、ごみの出し方のポルトガル語版を配ったり、防災などでも日本語とポルトガル語の2種類でお知らせするなどしていますが、いろいろな言語には十分対応できていません。  ご提案のありました「国際交流イベント」は、企画書や予算案も示されており、本当にしっかり考えて提案いただいたことにお礼を申し上げます。 総務部長 市や袋井国際交流協会でも交流イベントを開催していますので、できるだけ効果的な事業になるように、提案いただいた内容に沿って、一緒に協力していけたらと思います。 地区ごとの人口のばらつきについて 議員 人口減少が叫ばれている中、まだ袋井市は人口が増えていますが、地区ごとにばらつきがあります。  袋井中学校区では、袋井東・今井地区では減少、袋井北・西地区では増加し、学校の教室が一方は空き教室、一方は増築が必要などの課題があります。また、規模が小さい小学校から中学校へ進む際、知り合いが少なくて、なかなか環境になじめないなどの問題もあると思います。  人口や子どもの数が地区ごとにばらつきがあることについて、どうお考えですか。 市長 人口問題は、大変難しい問題です。人数のアンバランスの問題を解決するには、学区を変える方法がありますが、多くの人の理解と長い準備期間が必要になります。 教育長 現在は人口増加または現状維持できている本市でも20〜30年先を考えると、全体としては減少していきます。  そのような中で、まずは10年間の計画と20〜30年先を見据えた両方の計画が必要ですし、どのような教育環境がよいのか、生徒が多くても少なくても良くないと思います。  現在、小中一貫教育の研究もしていますので、小学校と中学校をうまくつなげることや学校が地域の要であることを大事にしながら、検討していきます。 周南中学校 テーマ「JRC(青少年赤十字)活動を袋井市に広めるために」 周南中学校JRCスピリッツ(気づき、考え、実行する)で、袋井市と協働してできる取り組みについて話し合います。JRC加盟校の周南中学校から袋井市全体へ、思いやりの心を広めるため、今できることを自分たちが考え、質問や要望・意見を市当局に投げかけました。 周南中学校 参加議員(敬称略・50音順・カッコは学年) 議長…藤田光基(2) 副議長…守屋和馬(2) 阿部梨々果(2)、石橋尚之(2)、川瀬幸輝(2)、川瀬優希(2)、北村怜央奈(2)、城森悠輝(2)、久野彰馬(2)、佐野心優(2)、新村葵(2)、鈴木このみ(2)、鈴木翔大(2)、鈴木大翔(2)、鈴木涼太(2)、内藤悠太(2)、中山彩李(2)、西藤愛里(2)、萩原颯(2)、服部椋(2)、早川奏絵(2)、原亜美(2)、森川翔海(2)、山ア洸斗(2)、山田隼(2)、山本明佳(2) JRC(青少年赤十字)活動を広めるために 議員 周南中学校は、磐周地区で唯一、JRC(青少年赤十字)に加盟している学校です。JRCは、青少年のうちから「健康・安全」・「奉仕」・「国際理解・親善」という赤十字の精神を持ち、慈善活動に取り組む団体のことです。  周南中学校では、平成2年から加盟し活動しています。主にはエコキャップや古切手、ベルマークなどの回収を行い、地域の福祉に貢献するような活動をしています。  市内のJRC加盟校を増やすため、JRC活動の宣伝をしたいと考えていますが、広報に掲載していただくことはできますか。 市長 皆さんの活動を広めていくために、市の広報紙「広報ふくろい」に掲載する方法があります。皆さんの活動は、広報ふくろいに掲載することができる情報だとは思いますが、毎月とても多くの掲載依頼があるため、どんな活動でどれくらいの規模なのかなどを、きちんと説明できなければなりません。優れた活動は記事になると思いますので、記事になることを目標に、自信をもって自分たちの活動を継続してください。 企画財政部長 広報紙の紙面には限りがあるため、広報紙だけでなく、マスコミなどにも情報提供し、後押ししていきたいと思います。 市民生活部長 福祉に関心を持っていただきありがとうございます。市内でも社会福祉協議会が古切手やベルマークを回収しています。回収箱をいろいろな所に置くことは可能ですので、効果的な方法を一緒に検討していきたいと思います。 市内の中学校にJRC活動を広めるために 議員 周南中学校では、学校全体で収集物の回収に力を入れています。より収集物を集めたくなるように、市内の中学校対抗で収集物の数を競うイベントを行いたいと思っています。市長に表彰してもらうことはできますか。 市長 皆さんの素晴らしい提案に、協力をしていきたいと考えています。皆さんが何か活動をしたいと考えた時、まず自分たちの力でできるのかを議論してください。皆さんからいただいた提案が、家族や先生の手助けを受けることが前提ならば、達成することはきっと難しいでしょう。自分たちの力でやりきることを基本として活動を続けることで自然に周りの心を打ち、協力者の輪が広がっていくことにつながると思います。 市外へもJRC活動を広めるために 議員 周南中学校のJRC活動を他の自治体へ紹介するために、私たちが作成したJRCに関する資料を図書館に置いたり、宣伝や紹介してもらうことはできますか。また、アンケートなども設置できますか。 教育長 皆さんの行っているJRC活動で最も大切なことは、主体的に活動することです。「自分たちで気づく」・「自分たちで考える」・「自分たちで実行する」、自分たちで何ができるかを突き詰めることで、皆さんの活動はより魅力的なものになり、きっと広がっていくものと思います。「自分たちで」という所を大事にますます頑張ってください。 教育部長 皆さんの作成した資料やアンケートを図書館などに置くことはできます。  また、学校のホームページや市公式ブログ、SNSなどを活用することで、皆さんの広報活動の支援ができると思います。特にアンケートなどは、設置するだけでなく、実際に現場へ行って、声を聴くことも大切だと思います。 袋井南中学校 テーマ「袋井市をもっと有名にしよう!」 袋井市には自慢できることがたくさんあります。しかし、校外でのインタビューを通して気づいたことは、知名度が低いということでした。袋井市のたくさんの自慢をPRするために、中学生たちが真剣に考え、市当局へ投げかけました。 袋井南中学校 参加議員(敬称略・50音順・カッコは学年) 議長…黒田莉菜(2) 副議長…松田千里(2) 磯部佳奈(2)、稲垣志帆(2)、大石彩加(2)、岡部莉奈(2)、 尾愛美(2)、上村聡大(2)、神谷優衣(2)、河野楓雅(2)、久保田凌平(2)、後藤匠海(2)、柴田泰成(2)、杉谷真実(2)、鈴木光一(2)、鈴木雅咲(2)、橋七好(2)、中尾常明(2)、西沢佳帆(2)、平野瑞己(2)、松山彩花(2)、森下創(2)、山ア大空(2)、山田真叶(2)、山本昂大(2)、山本美桜(2)、吉田剛瑠(2) 袋井を有名にするために行っていることについて 議員 私たちは、地域体験学習で西部地区の中学生や大人の方々にインタビューをして袋井市の印象を訪ねてみました。そこで分かったことは、「袋井市」の名前を知っていても、詳しいことは知らない人が多いということでした。  エコパスタジアムや法多山など市内施設や観光地を有名にするために何を行っていますか。また、新しい施設を建設する予定はありますか。 市長 袋井市が有名になるということは、袋井に住む私たちにとっても、自分のまちへの誇りが生まれるのでうれしいことで、ぜひ進めていきたいと思っています。  袋井市では、市の名前や名物をもっと有名にするためにシティプロモーション室という部署を今年4月に新しく作りました。そこでは、より多くの人に市を知ってもらうために必要なPRや効果的な方法を研究して、新しい方法を試しています。  また、毎月広報紙を発行して、皆さんにお知らせしたり、月1回「定例記者会見」を開いて新聞社やテレビ局の方に向けて私が直接発言して、情報発信したりしています。  今後、新しい施設を整備するとしたら、私は、袋井の物を売る場所がもっとあるとよいと思っています。また、袋井に訪れる人が滞在するための宿泊場所も増やしたいと思っています。  そうしたことは、実は、市ではなく、民間の企業が行いますので、市では、民間企業の方がそういった活動をしやすくなるように、制度を整えたり、支援したりしていきたいと思っています。 袋井市キャラクター「フッピー」について 議員 地域体験学習の中でインタビューを行ったところ、フッピーがあまり多くの人に知られていないようでした。 フッピーは袋井市を有名にするために必要不可欠だと思います。そこで、SNSを使うなどしてフッピーの知名度をあげてみてはどうですか。 企画財政部長 市を有名にするために、フッピーが不可欠、と言っていただけることは大変うれしいです。  現在、市のホームページで、フッピーのプロフィールを公開しています。また、すでにFacabookやTwitterなどのSNSでも写真を掲載しながら、フッピーが袋井の情報を発信しています。  中学生の皆さんも、ぜひ、そうしたSNSをのぞいてみてください。そして、それらを活用してフッピーを有名にする活動に協力していただきたいと思います。 袋井の名物を使った新しいデザートの販売について 議員 袋井の名物であるメロンやお茶を使ったデザートを考えました。これらのデザートを市内の飲食店で提供することはできますか。 市長 袋井市のメロンとお茶を使った素晴らしいデザートを考えてくれて、ありがとうございます。ネーミングも工夫してくれて、とてもいいアイデアだと思います。  しかし、これらを実際に販売するとなると、商品としていくらで売ったらよいか、また、いくらだったら売れるのか、もっと詳しく研究する必要があります。商品として売るからには、たくさんの人が買いたいと思ってくれて、実際に売れる商品にしていかなければなりません。  今日いただいたアイデアを預かって、市内の飲食店の方にも相談してみたいと思います。 会議を終えて…  この会議を通して、袋井市の未来を良くすることや自分たちが行動するためには、「大人だけに任せるのではなく、中学生も自分たちのこととして、今の袋井、将来の袋井について関心を持ち、考えていく必要がある」ということを多くの中学生が感じてくれました。  例えば、この会議の袋井中学校の行動や発言がきっかけになり、「ピンクシャツデー」のいじめ撲滅活動が注目されました。  市としてもピンクシャツ活動のPRに協力しようと、早速、9月11日にエコパで行われた「ラグビースクラム」の会場で実践。市長だけでなく、県知事やヤマハ発動機ラグビー部の清宮監督、ふくろい未来大使のニコラス・エドワーズさんも一緒にピンクシャツを着て、PR活動に協力してくれました。  最初は、袋井中学校だけの取り組みでしたが、中学生たちがこの会議で発言し、協力を求めたことによって、市や関係者がいじめ撲滅活動の趣旨に賛同し、協力しました。  どの中学校もこの会議のために、何回も話し合いを重ね、受け身ではなく主体的に自分たちの学校やまちのことを考えてくれました。今後も、自分たちに何ができるかを考え、行動できる人材になってくれることを期待しています。