P02-07 ◎今月の広報ふくろい [特集] 2 世界へ!未来へ!フクロインターナショナル 8 第17回しずおか市町対抗駅伝 袋井市代表チーム紹介 [お知らせピックアップ] 10 平成27年度 決算報告 12 市職員の人数や給与などをお知らせします 13 子どもたちの「ことばを育む活動」 16 袋井市文化協会は設立50周年 [フクロインフォ] 17 催し・講座・募集・相談・お知らせ 27 救急診療・行事予定・市民相談窓口・健康伝言板 [連載] 14 focus on ふくろい 30 市長の散歩道、街の写真館、東海道袋井宿開設400年記念コラム ◎今月の表紙  8月から2人のCIR(国際交流員)が、袋井市に派遣されました。その2人が市内の幼稚園・保育所を巡り、子どもたちに外国文化に英語で親しんでもらう異文化体験教室「ハローイングリッシュ」が10月13日、高南幼稚園からスタート。  園児たちは、2人の故郷であるオーストラリアやニュージーランドについて学んだ後、英語の歌やクイズで楽しみながら異文化に触れました。  市では、新たなにぎわい創出とグローバルな人づくりのため、「まちの国際化」を進めていきます。  今月の特集をご覧いただき、皆さんも市が進めている「まちの国際化」に積極的に参加してみませんか。 ◎市民の動き(平成28年10月1日現在) 人口…87,545人(前月比+84人) 世帯…33,169世帯(前月比+84世帯) ◎メール配信サービス「メローねっと」のご案内 ◇袋井市メール配信サービス「メローねっと」は、携帯電話やパソコンのメール機能を利用して、気象情報や同報無線の放送内容など様々な行政情報を配信するサービスです。 ◇詳しくは、27ページをご覧ください。 世界へ!未来へ! フクロインターナショナル ラグビーワールドカップ2019を生かしたまちの国際化 キックオフ! 市では、2019年にエコパで開催されるラグビーワールドカップ2019をきっかけとした「まちの国際化」を進めています。 「まちの国際化」を目指した取り組みをご紹介します。 問 企画政策課シティプロモーション室 TEL44-3104 なぜ、「今」まちの国際化を進めるのか  2019年に小笠山総合運動公園エコパスタジアムで開催されるラグビーワールドカップ2019(以下、ラグビーW杯)では、多くの外国の方が袋井を訪れます。  市では、「ラグビーワールドカップ2019袋井市開催推進委員会」を中心に、外国の方を温かくお迎えし、大会を盛り上げていく取り組みを進めています。  地域としてのホスピタリティ(おもてなし精神)を高め、大会期間中はもとより、大会の終了後も継続して外国の方と交流することによって、交流人口の増加や、グローバルな感覚を持った人づくりにつなげることができます。  ラグビーW杯の開催を3年後に見据えた「今」が、市民一丸となって「まちの国際化」を進める絶好の機会なのです。 市内では、様々なラグビーイベントが開催されています ラグビースクラムのギネス世界記録をエコパで達成! 県内高校生による特別マッチ 小学生向けのタグラグビー教室の開催 袋井市が目指す「国際化」  ・外国の方に文化や歴史などの魅力を伝えて、交流を図ること ⇒ 新しいにぎわいの創出 ・市民が英語や外国の文化をもっと身近に感じ、生活をより豊かで楽しいものとしていくこと  ⇒ グローバルな人づくり 始まっています まちの国際化に向けた取り組み  市が本年度から進めている「まちの国際化」に向けた取り組みをご紹介します。 @次代を担う世代の国際化  子どもたちの英語力(コミュニケーション力)をアップさせる取り組みを重点的に実施します。 ☆次代の袋井を担う子どもたちの可能性を高めよう! Aお・も・て・な・しの国際化  平成15年にNEW!!わかふじ国体(第58回国民体育大会)で全国から選手団や観戦客をお迎えした経験を生かして、今度は外国の方をもてなします。 ☆外国の方にも袋井の温かさを届けよう! Bまちの機能の国際化  標識や看板の多言語化や通信環境の整備をすることで袋井を訪れる方に快適な滞在環境を提供します。 ☆外国の方に袋井を思いっきり楽しんでもらおう! FUKUROIの次代を担う世代の国際化! 次代を担う世代が英語に親しむために  これからの袋井市を担う子どもたちが、外国の方とのコミュニケーションを通じて英語に親しんだり、異文化に触れたりすることは、グローバルな人づくりを進める上でとても貴重なことです。幼いころから英語に慣れ親しむ経験は、その後の国際理解や英語力向上にも大きく影響すると言われています。  国は、平成32年度までに中学校を卒業する段階で英検3級程度以上の英語力を持つ中学生の割合を50パーセントとする目標を定めました。市では、国の目標を平成31年度(2019年)までに前倒しして達成することを目指しています。  また、子どもたちは、ラグビーW杯の開催時には、おもてなしの担い手として活躍することが、大いに期待されます。  さらには、国際感覚を身につけた子どもたちが将来、世界を舞台に活躍することを目指します。 ◆英検の受験を支援 ◇小・中学生が自分の英語の力を試したり、目標をもって意欲的に英語の学習や会話に取り組んだりすることを支援するため、「実用英語技能検定(英検)」検定料の自己負担が1,000円となるよう助成をします(年1回)。検定会場は市内の4中学校となります。 問 学校教育課指導係 TEL44-3182 ※詳しくは24ページをご覧ください。 ◆イングリッシュ・デイ・キャンプ(英語集中講座) ◇夏休みを利用し、主に小学校5・6年生を対象として英語を使ったコミュニケーションを図るミニキャンプを市内6か所で実施しました。  会話やゲームを指導したのは、英語を母国語とするALT*(外国語指導助手)です。  子どもたちは、キャンプの最後には英語で自分たちが考えた「袋井の自慢」を発表するなど、英語を使ったコミュニケーションを楽しむことができました。  来年度以降も、より多くの子どもたちに生きた英語に触れたり、外国の方と会話する楽しさを実感したりできる機会として実施する予定です。 問 学校教育課指導係 TEL44-3182 *ALT(Assistant Language Teacher)…日本人の教員を補佐し、主に会話の指導に当たる外国人指導助手。 イングリッシュ・デイ・キャンプ参加者の感想 ・英語に親しみ、好きになれた。 ・覚えた英語でラグビーW杯で困っている外国の方を助けてあげたい。 ・英語に興味を持てた。 ・英語なので簡単には通じなかったけど、外国語って楽しいなと感じた。 ◆ハローイングリッシュ(幼稚園・保育所での異文化交流) ◇幼児期における異文化交流経験を通じて、コミュニケーション能力を高めるため、CIR(国際交流員)が市内の幼稚園や保育所を訪れて、母国の文化を紹介する事業。歌やゲームを通して、英語に触れる楽しさを伝えます。 問 企画政策課企画係 TEL44-3105 【紹介します!】 外国人の目線から「まちの国際化」を進めます CIR活動中!!  CIR(国際交流員:Coordinator for International Relations)は、海外に向けた情報発信や市民のコミュニケーション力の向上、そして地域の国際化を推進するために任用された職員です。子どもたちに母国の文化や英語の楽しさを伝える活動をしたり、地域イベントに参加し市民の皆さんとの交流したりして、袋井のまちへの理解を深めています。  CIRの役割は、外国人ならではの経験や知識を生かした国際交流を進めることです。ふくろい版ホームステイの支援や異文化・英語交流事業などを通して、外国の方と交流し理解しあうことの楽しさ、大切さを伝えることを目指して活動しています。  また、公共サインの多言語化や、袋井の情報を国内外に向けて発信するシティプロモーションなどの事業に力を発揮することも大きな役割の一つです。  一方で、普段の生活で切り取った袋井の風景や出来事を英語と日本語でつづりSNSで発信する、草の根的な交流にも取り組んでいます。  市では、CIRという海外にも開かれた「窓」を通して袋井の情報を国内外に届けるとともに、外国の文化や考え方を袋井に取り込んでまちの国際化を進めます。CIRの2人は、まちに根を張り、その特徴や素顔を感じながら、よりよい国際交流を進めていくため、これからもいろいろな場面で市民の皆さんとふれあいを重ねていきます。 ・Heather Bates/オーストラリア出身 袋井の皆さんと共に働き、知識、情報を交換し、オーストラリア独特の文化、習慣、考え方を紹介していきます。 市民の皆さんとコミュニケーションを深めて、素晴らしいつながりをつくっていきたいと思います。 ・Samuel Weeggener/ニュージーランド出身 今まで日本のいろいろな所を旅して回ったことや東京、横浜、名古屋に住んだこともありますが、静岡に来たのは今回が初めてです。 これから、市民の皆さんとふれあい、お役に立つように頑張りたいと思います。 FUKUROIのお・も・て・な・しの国際化! 袋井の温かさを伝えるために  外国の方をもてなす際に、簡単な英語でコミュニケーションができることに加えて、一緒に感動や体験を共有する機会を持つことができれば、交流をさらに深めることができます。  私たちにとっては何げない日常も、外国の方の目には、日本独特の魅力として映ることもあります。ホームステイなどを通して外国の方をもてなすことで、私たち自身が袋井の良さ、日本の家庭の温かさを再発見することにもつながります。  おもてなしの国際化は、外国の方と感動を共有するものです。ホスピタリティ(おもてなし精神)を高めて、外国の方と交流できる機会を創り出します。 ◆スポーツホスピタリティの推進に向けた取り組み ◇ラグビーW杯の開催にあたり、機運の盛り上げや国際スポーツ大会を通じた観光振興の意義、地域振興に向けた活用方法(商店の活性化やお土産の開発)に関する研修会を開催します。 問 産業振興課観光振興室 TEL44-3156 ◆ふくろい版ホームステイの実施 ◇ラグビーW杯の開催時に訪日する外国の方と市内の一般家庭との交流を図ることを目的とした「ふくろい版ホームステイ」を実施します。  ホームステイを行うことによって、袋井の良さや日本の家庭の温かさを海外に伝えるとともに、市民の国際感覚の向上を目指す取り組みです。2019年までに500世帯のホームステイの受入登録家庭を募集していきます。  本年度、この取り組みのスタートとして8月27日〜28日の2日間に15人の外国の方を14世帯で受け入れるホームステイの試行(モニタリング)を実施しました。  参加した外国の方からは、「飾らない普段の日本の暮らしを体験することで、より親しみを持った」という声が多く寄せられています。  12月18日(日)〜19日(月)には、第2回のホームステイの試行(モニタリング)を実施予定です。外国の方のホームステイの受け入れや英語を通じたコミュニケーションに興味がある方は、ぜひご応募ください。 問 市民協働課協働推進室 TEL44-3107 ◆ボランティアなどを対象とした英会話(体験)教室の実施 ◇ラグビーW杯の開催時に通訳や案内役として大会に協力していただけるボランティアや、ホームステイ受入家庭の英語力向上を目的とした英会話教室を開催します。  2019年のラグビーW杯開催までに受講者500人を目指します。  問 市民協働課協働推進室 TEL44-3107 ◆おもてなし英語ガイドの作成 ◇外国の方に袋井の魅力をより理解していただくために、市内の観光スポットの解説を英語に翻訳した「おもてなし英語ガイド」を作成し、ホームステイ受入家庭や観光関係者に配布して、活用していきます。 問 産業振興課観光振興室 TEL44-3156 FUKUROIのまちの機能の国際化! 外国の方に快適な空間を提供するために  日本政府観光局によれば日本を訪れる外国人観光客数は4年連続で増加しており、平成27年度には初めて2,000万人を超えました。これに伴って、外国の方が不便を感じる機会も増えています。総務省と観光庁が実施した調査※によると、言葉が通じないこと以外では、パソコンやスマートフォンなどの情報通信機器の通信環境が十分でないことや看板・案内が分かりにくいことなど、まちの機能に関する不満が多く聞かれます。  ラグビーW杯の開催までに、市を訪れるお客様が快適に過ごしていただくために、まちの機能の国際化に努めます。 ※「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関する現状調査」結果(平成28年1月21日) ◆Wi-Fi環境の整備 ◇国内外からの来訪者が、インターネットを通していつでも情報を取得したり、袋井での体験を発信したりすることができるように、まちの中にWi-Fiが利用できるスポットを整備していきます。  JR袋井駅・愛野駅などの公共施設はもちろん、「遠州三山」など来訪者が多く集まる箇所のWi-Fi整備を進めます。 問 ICT街づくり課情報政策係 TEL44-3106 ◆公共サインの多言語化 ◇国内外からの来訪者が、目的地までスムーズに移動できるように公共サイン(道路案内標識・観光案内看板)を整備します。市内の公共施設や観光スポットへの誘導表示に英語表記を追加したり、誰にでも伝わるデザインを導入したりするために、本年度、公共サインガイドラインを策定します。 問 建設課管理係 TEL44-3130 問 産業振興課観光振興室 TEL44-3156 ◆クレジット決済、免税手続きの普及拡大促進事業の実施 ◇ショッピングなどで、より快適に支払いができるように、市内の商業者を対象にクレジット決済や免税手続きの普及に向けた環境整備を促進します。  本年度は、商業者を対象とした研修会を開催します。 問 産業振興課観光振興室 TEL44-3156 ◆エコパ周辺の“シティドレッシング”に向けた取り組み ◇ラグビーW杯開催期間中に、JR愛野駅から会場であるエコパまでの沿道に、出場国の国旗を掲揚したり、臨時観光案内所や袋井市の特産品PRブースを設置したりするなど、にぎわいやおもてなし環境の創出に取り組みます。本年度は、基礎調査として、どのようなおもてなし環境を整えること(ドレッシング)ができるか、検討します。 問 産業振興課観光振興室 TEL44-3156 いつまでもにぎわいのある袋井市のために  市では、「まちの国際化」を進めることで、今までになかったにぎわいを創出したり、未来を担う子どもたちが世界に羽ばたけるように背中を押したりしていきたいと考えています。  「まちの国際化」の取り組みの対象は、個人だけでなく地域やまち全体と多岐に渡ります。  市民の皆さんには、まちが国際化していく過程を楽しみながら、これまでとはひと味違ったまちづくりに積極的に協力していただきたいと考えています。  社会全体が人口減少の局面を迎え、本市でも将来的には人口が減少していくことが想定されています。  今、まちの国際化を進め、外国の方との交流により、新たな活力を生み出すことは、将来的なまちづくりにとって大変重要です。  言葉の壁をみんなで乗り越え、世界との交流を楽しみ、袋井の魅力をもっともっと発信していきましょう!