P02-03 ◎今月の広報ふくろい [特集] 2 エール!! 明日を見つめて「アルゼンチンタンゴの世界に魅せられて」 4 給食センターから地域・家庭へ 食がつなげる人とまち [お知らせピックアップ] 6 選挙はまちづくりの第一歩! 〜6月25日(日)は静岡県知事選の投票日です〜 7 平成28年度 予算執行状況 8 遠州山梨祇園祭り 交通規制のご案内 12 宮城県岩沼市との交流事業補助金をご利用ください 13 袋井×未来 原田市政の4期目がスタート 14 新議員の皆さんをご紹介します [フクロインフォ] 9 救急診療・行事予定・市民相談窓口・健康伝言板 16 催し・講座・募集・相談・お知らせ [連載] 12 図書館ほっと通信 28 focus on ふくろい 30 スクラム2019、街の写真館 ◎今月の表紙  スタジオのような場所でヘッドフォンを首に掛けた女性は、ふくろい未来大使の丸野綾子さん(タンゴピアニスト)です。  このほど集大成と言える自身初のライブ録音CDを制作中です。制作活動のお忙しい合間を縫って、ホームグラウンドである月見の里学遊館にお越しいただき、CD制作にかける思いやふるさと袋井について語っていただきました。  詳しくは、このページ「エール!! 明日を見つめて」をご覧ください。 ◎市民の動き(平成29年5月1日現在) 人口…87,597人(前月比+40人) 世帯…33,511世帯(前月比+117世帯) ◎メール配信サービス「メローねっと」のご案内 ◇袋井市メール配信サービス「メローねっと」は、携帯電話やパソコンのメール機能を利用して、気象情報や同報無線の放送内容など様々な行政情報を配信するサービスです。 ◇詳しくは、9ページをご覧ください。 エール!! 明日を見つめて 「アルゼンチンタンゴの世界に魅せられて」 ふくろい未来大使・丸野綾子さん(タンゴピアニスト)  タンゴピアニストとして活躍する丸野綾子さん。昨年、自らが師と仰ぐアンドレス・リネツキーさん(アルゼンチン在住)と日本で行った全国ツアー「2台ピアノコンサート」のライブ録音CDの制作が大詰めを迎えています。全国ツアーでの演奏を音源とする今回のCD制作は、スタジオで録音する制作とは違った苦労もあるようです。今回の「エール!! 明日を見つめて」は、自身初となるライブ録音CD制作に没頭する丸野さんに迫ります。 問 企画政策課シティプロモーション室 TEL44-3104 アルゼンチンの風を感じるライブ録音CDに  今、制作中のCDは、昨年、全国で行った「2台ピアノコンサート」のライブ音源の中から選りすぐりの12曲を集めたものです。もちろん月見の里学遊館での演奏も何曲か入っています。  タイトルはスペイン語で「Para lucirse 〜輝くばかり〜」としました。アルゼンチンタンゴをピアノ2台使って演奏することは、ピアノ同士の音域が重なるので曲を編曲する技術や労力がかかる上、演奏時の呼吸を合わせる難しさから演奏されるのはまれなことです。しかし、2台ピアノだから織り成すキラキラとした音質は、聴く人をとりこにします。  アンドレス・リネツキーさんとの出会いは、アルゼンチンタンゴを肌で感じ今よりも深くタンゴの魅力を伝えたいと思い立ち、平成27年にアルゼンチンに出向き指導を受けたことが始まりでした。本場アルゼンチン屈指のピアノ奏者から指導を受けることができただけでも貴重なことだっただけに、昨年は来日していただきコンサートでご一緒し、今年はライブ録音CDを制作することができたなんて本当に幸運なことだと思っています。  皆さんにも2台ピアノの美しい調べと、本場アルゼンチンの風を感じていただきたいと思います。 「うさぎホール」は私の自慢  うさぎホールで初めて演奏したのは私がまだ音大生だったころのことで、それから幾度となく演奏する機会をいただいています。  全国の様々なホールで演奏していますが、音の響き方やピアノの個性が異なるため、リハーサルの短い時間の中で特徴をつかみコンサートに臨みます。  私にとって月見の里学遊館はホールもピアノも相性バッチリなので、のびのびと演奏させてもらえるホームグラウンドだと思っています。  リネツキーさんは、世界各地のホールで演奏していますが、8月7日のコンサートでうさぎホールを訪れた際に「ホールのデザインも美しく音もピアノも素晴らしい」と絶賛してくださいました。コンサート前、リネツキーさんにホールの自慢を散々していただけに、お褒めに預かりとてもうれしかったことを覚えています。 「Para lucirse〜輝くばかり〜」は苦心の末の自信作  今回、「Para lucirse 〜輝くばかり〜」の企画から制作までを、主に1人で行っています。4会場の音源をすべて聞き比べ12曲にまで絞り込む作業は孤独で忍耐力が必要でした。普段のコンサートでは、会場の雰囲気やコンディションによって曲目を変えることもありますが、CDの場合、聴いてくださる方の反応が見えないことはとても不安です。  一方、ジャケットの撮影やデザインの打合せなどは、とても楽しくやらせていただきました。  慣れない作業で苦労はしましたが、音楽制作スタジオの「スタジオミミズク」さんとタッグを組み、幅広い世代に楽しんでもらえる内容に仕上がっていると思います。袋井市の皆さんに、ぜひ聴いていただきたいと思います。また、そろそろスタジオを飛び出して、コンサート会場で皆さんとお会いしたいと思っています。お会いできる日を楽しみにしています。  丸野さん、ありがとうございました。今回丸野さん自身初のライブ録音CD「Para lucirse 〜輝くばかり〜」は6月30日(金)発売予定です!  月見の里の学遊館で演奏されたコンサートを音源にを使った曲も収録されていますので、ぜひお聞きください。 丸野 綾子 Maruno Ayako 袋井市木原出身。幼少時よりピアノ・作曲を始め、数々のコンクールで入賞。大学在学中に「タンゴ四重奏団En」を結成・主宰し、卒業後はピアノ1台でタンゴを演奏するという今までにないスタイルで、拠点を東京に移す。平成27年には、グラミー賞受賞ピアニストで作編曲家のパブロ・シーグレル氏の手ほどきを受け、その後タンゴの本場アルゼンチンに渡りアンドレス・リネツキー氏のもとで研鑽を積む。