P04-07 平成30年4月1日から公民館がコミュニティセンターへ変わる!? 〜「生涯学習の拠点」(公民館)から「地域づくり・まちづくりの拠点」(コミュニティセンター)へ〜  人口減少や高齢化の進展など社会構造の変化が予想される中、多様化する地域課題への対応など、これまで以上に「地域の力」が必要になってきます。袋井市では、平成30年4月1日から市内13の公民館に豊沢ふれあい会館を加えた14館を全てコミュニティセンターへ移行し、市民と行政との協働によるまちづくりを一層進め、地域住民による「地域づくり・まちづくり」を進める体制づくりを目指します。 問 市民協働課コミュニティセンター準備室 TEL 44-3158 FAX43-2132 メール shimin-kyodo@city.fukuroi.shizuoka.jp 変わりゆく社会構造 人口減少 高齢化 2040年には現在の人口よりも約7,300人の減少のほか、団塊世代の年齢上昇に伴い、今よりも約10パーセントも高齢化が進むのです そうなんだ… 必要とされるサービスの多様化 社会構造の変化に対応するためには、行政の枠を超えた新しい担い手が必要不可欠になってくるのです! 公民館からコミュニティセンターへ おばあちゃん、大変!4月から公民館がコミュニティセンターに変わっちゃうんだって! どうするー? そうなのかい?私が通っている体操教室もなくなっちゃうだかいねぇ 困るやぁ 2人とも大丈夫なのです!公民館も体操教室もなくならないから安心して 公民館は4月からコミュニティセンターと名前を変えて生まれ変わるのです! センターの利用方法はこれまで通り 今まで行っていた教室はどうなるんだい? 教室や講座はこれまでどおり開催されるから、何も心配いらないのですよ。会議室やホールも今までと同じように借りられるのです さらに充実した活動が可能に どうして名前を変えるの? 今のままじゃダメ? 年々、地域づくりの活動拠点としての役割が大きくなっていて、それに合わせて名前や役割を変えることになったのですよ 公民館からコミュニティセンターへ  これまで、袋井市の総合計画の審議会や行政改革推進委員会の会長などを歴任され、昨年度は、コミュニティセンター検討会の会長を務められるなど、袋井市のまちづくりを学術的な立場から支援していただいている日詰一幸教授(静岡大学)にお話を伺いました。 これからの公民館  公民館活動がとても盛んなまち、それが袋井です。これまで、公民館は地域住民の生涯学習の拠点施設として活用され、そこでは様々な活動が展開されてきました。  袋井市は、そのような公民館とそこでの活動をさらに高めて、今後は、地域がかかえる様々な課題解決をも行うことができるような仕組みを構築することにしました。その中心となるのがコミュニティセンターです。平成30年4月から、これまでの公民館はコミュニティセンターに生まれ変わります。  このことにより、地域住民の皆さんが慣れ親しんだ公民館の活動がなくなってしまうわけではなく、これまでの活動の範囲をさらに広げて、地域住民の皆さんと市が連携した様々な活動を進めることができるようになります。 コミュニティセンターだからできる事  例えば、次のような活動はこれまでの公民館ではなかなか進めることができませんでしたが、コミュニティセンターへ移行することにより可能となります。  一つ目は、地域にお住いの高齢者への支援や子育て支援、さらには健康づくり活動です。  二つ目は、地域の防災力を高める活動です。この活動を通じて、コミュニティセンターが地域防災の拠点となり、防災リーダーの育成などを進めることができます。 にぎわいの創出がコミセンの鍵  そして三つ目は、交流・にぎわいづくりの活動です。  地域住民の絆を強め、相互の交わりを活発化する行事を行うことができますし、地域独自の資源を活かした商品開発などを市と連携して行っていくこともできます。  このようなコミュニティセンターの活動を通じて、袋井市はとても住みやすく豊かなまちに変わっていくはずです。 「生涯学習の拠点」から、「地域づくり・まちづくりの拠点」へ  お互いが共通の目的を達成するために協働のまちづくりをさらに推進し、地域に住む人が集い、生涯学習や地域づくり活動がしやすい場を提供します。  公民館は、社会教育法に基づく施設として、これまで定期講座や講習会、レクリエーションなどの社会教育に関する事業が行われてきました。  コミュニティセンターは、今までの公民館活動の社会教育・生涯学習の場に「地域づくり・まちづくりの拠点」としての役割が加わり、交流・にぎわいづくりによる収益事業なども可能となるなど、活動の幅や利用する自由度が広がり、充実した地域独自の特色ある活動が可能になります。  社会教育施設という枠をなくすことで、より地域に使いやすい施設とし、地域の活動を促進し、子どもからお年寄りまでの各年代層や市民活動団体、NPOなどの多様な人材が活躍できる拠点施設となります。 地域の団体と連携・協力した活動へ  各地区・地域には自治会をはじめ、各種の団体・組織があります。  コミュニティセンターの活動は、地域に住む一人ひとりがセンターを活動拠点として地域づくりについて話し合う「まちづくり協議会」で決まっていきます。  協議会を介してお互いに連携・協力しながら活動していくことで、それぞれの地域の特色を活かした「地域づくり・まちづくり」が行えるようになります。 ※「まちづくり協議会」については本紙9月号に掲載予定です。 コミュニティセンターの目指す姿 地域と行政をつなぐ協働のまちづくりの活動拠点 地域の実情にあった地域づくりができる活動拠点 住民が絆で結ばれ、住んでよかったと実感できる魅力ある地域づくりの活動拠点 袋井市地域づくり講演会「公民館がコミュニティセンターに変わります」 問 市民協働課コミュニティセンター準備室 TEL44-3158 時 8月6日(日)午後1時30分〜3時30分 所 総合センター4階・大会議室 内 @基調講演…(仮)新しい地域づくりで地域をさらに豊かに!(講師…日詰一幸さん(静岡大学人文社会科学部法学科教授)) A事業説明…コミュニティセンターの役割と今後の取り組みについて 対 どなたでも(入退室自由) 申 申込不要。直接会場へ