P10-11 お知らせピックアップ  平成28年度 決算報告  市では毎年、予算・決算などの財政状況を公表し、 市民の皆さんから納めていただいた税金がどのように使われているのかをお知らせしています。 今回は、平成28年度決算の概要などをお知らせします。※金額と割合は、それぞれ1万円未満と小数点以下第2位を四捨五入して表示しているため各項目の和は合計額と一致しません。問 財政課財政係 TEL44-3159 @一般会計…一般会計は、保健・福祉・ごみ処理・道路や防災施設の整備など、市民の皆さんの暮らし全般に関わる事業に使われる会計です。  平成28年度の一般会計では、予算額339億6,850万円に対し、歳入決算額が335億585万円、歳出決算額が325億9,747万円となりました。 歳入 335億585万円 自主財源 56.7%  市税市税(44.4%) 148億7,447万円  その他(12.3%) 41億2,019万円 ※繰越金、諸収入など 依存財源 43.3%  国庫支出金(13.0%) 43億6,306万円  市債(9.2%) 30億7,830万円  地方交付税(7.7%) 25億9,280万円  県支出金(6.7%) 22億2,761万円  その他(6.7%) 22億4,941万円 ※地方消費税交付金、地方譲与税など (参考)平成27年度歳入 337億8,047万円 歳出 325億9,747万円 民生費(29.1%) 94億8,790万円 衛生費(15.1%) 49億1,482万円 教育費(11.7%) 38億2,091万円 土木費(11.3%) 36億7,359万円 公債費(10.1%) 33億649万円 総務費(9.9%) 32億1,824万円 その他(12.8%) 41億7,553万円 ※消防費、農林水産業費、商工費など (参考)平成27年度歳出 325億805万円 歳出  道路新設工事の減少などにより、土木費が減額したものの臨時福祉給付金をはじめとした民生費の増額などにより、総額で0.3%増となっています。 市民1人当たりの金額  一般会計の歳出額325億9,747万円を、平成29年3月31日現在の人口87,557人で割ると、市民1人当たり約372,300円が使われた計算になります。 ◆平成28年度の主な事業 @「袋井宿開設四〇〇年記念祭」開催 Aタイ・マレーシアへ、「クラウンメロン輸出事業」を展開 B浅羽海岸・防潮堤建設事業「袋井幸浦の丘プロジェクト」 Cふくろい市民映画「Magic Town」 歳入  前年度に比べ固定資産税・個人市民税が増加する一方で、法人市民税が減少しました。市税全体では前年度比1.8%増となりましたが、地方交付税などの減少により、総額では前年度比0.8%減なっています。 A特別会計…特別会計は、国民健康保険や介護保険、公共下水道など特定の事業のために、一般会計と区別して使われる会計です。 会計名 予算額 歳入決算額 執行率 歳出決算額 執行率 国民健康保険 96億8,800万円 96億2,090万円 99.3% 93億1,353万円 96.1% 後期高齢者医療 6億5,400万円 6億3,885万円 97.7% 6億 3,480万円 97.1% 介護保険 53億7,800万円 53億7,102万円 99.9% 52億7,459万円 98.1% 公共下水道 20億7,900万円 20億9,705万円 100.9% 20億1,294万円 96.8% 農業集落排水 1,870万円 1,982万円 106.0% 1,708万円 91.3% 駐車場 6,200万円 5,924万円 95.5% 5,724万円 92.3% 墓地 7,800万円 7,632万円 97.8% 7,541万円 96.7% 合計 179億5,770万円 178億8,320万円 99.6% 173億8,558万円 96.8% B公営企業会計…公営企業会計は、市が公共の利益を目的として企業を経営する独立採算の会計です。一般会計や特別会計と異なり、歳入や歳出の性質によって、事業収益とそれに掛かる費用の「収益的収支」、将来に備えて行う建設事業などの「資本的収支」に分類して予算を編成・執行しています。 水道事業 収支区分 内訳 予算額 決算額 執行率 収益的収支 事業収益 17億6,800万円 17億5,214万円 99.1% 事業費用 15億9,300万円 15億3,358万円 96.3% 資本的収支 資本的収入 3億800万円 2億9,016万円 94.2% 資本的支出 8億100万円 7億7,028万円 96.2%  利用状況  ▽給水戸数…3万4,351戸  ▽給水人口…8万7,531人  ▽総配水量…1,130万5,132立方メートル 病院事業(聖隷袋井市民病院) 収支区分 内訳 予算額 決算額 執行率 収益的収支 事業収益 13億4,300万円 13億2,512万円 98.7% 事業費用 13億4,300万円 13億1,258万円 97.7% 資本的収支 資本的収入 2,500万円 2,500万円 100.0% 資本的支出 1億900万円 1億884万円 99.9%  利用状況  ▽入院…35,761人(1日平均…98.0人)  ▽外来…17,840人(1日平均…73.4人) ◎都市計画事業と都市計画税 ◇都市計画税は、街路・下水道・土地区画整理などの事業に充てるために課税される目的税です。また、これらの事業のために借り入れた地方債の償還にも充てられています。 ▽平成28年度 都市計画事業費など合計…24億6,941万円 平成28年度に都市計画税が使われた事業と内訳 事業費の財源内訳 金額 都市計画税 12億5,230万円 地方債 5億5,570万円 国庫(県)支出金 2億9,348万円 一般財源 3億8,316万円 その他 6,476万円 合計 24億6,941万円 事業費の使用内訳 金額 地方債償還 14億2,584万円 街路事業 4億5,051万円 下水道事業 5億1,968万円 土地区画整理事業 7,338万円 合計 24億6,941万円 ◎年度末の市有財産 ◇市が保有している財産の内訳です。 区分 内訳(一般会計) (参考)H27 土地 293万41平方メートル 292万1,361平方メートル 建物 23万8,421平方メートル 23万8,329平方メートル 基金積立金 61億4,259万円 62億7,028万円 (市民1人当たり) (7万0,155円) (7万1,928円) 有価証券と出資金 1億0,903万円 1億1,001万円 ◎市が借りているお金 ◇市が大きな建設事業などを進めるために、国や銀行などから借りているお金です。短いものでは5年・長いものでは30年をかけて市税や料金などで返済していきます。 区分 内訳 (参考)H27 一般会計 251億4,069万円 251億8,326万円 (市民1人当たり) (28万7,135円) (28万8,885円) 特別会計(合計) 131億5,478万円 134億4,779万円 企業会計(合計) 42億5,427万円 44億2,615万円 合計 425億4,974万円 430億5,720万円 ◎財政健全化判断比率 地方公共団体の財政運営の健全度を表す「財政健全化判断比率」により、財政運営の健全度を示したものです。袋井市は、どの指標でも健全化の基準以下となっています。 ▽実質赤字比率…普通会計(一般会計と墓地事業特別会計を合わせた会計)の赤字額の「標準財政規模」(※)に対する比率 (参考:平成27年度は−5.00%)  袋井市は-4.75% ▽連結実質赤字比率…普通会計と特別会計・公営企業会計を合わせた赤字の標準財政規模に対する比率 (参考:平成27年度は−15.65%)  袋井市は-15.74% ▽実質公債費比率…普通会計や公営企業会計などの借入金返済額の標準財政規模に対する3か年平均の比率 (参考:平成27年度は9.4%)  袋井市は9.3% ▽将来負担比率…全会計が将来負担すべき実質的な負債残高の標準財政規模に対する比率 (参考:平成27年度は42.1%)  袋井市は56.5% ▽資金不足比率…各公営企業会計での事業規模に対する資金不足額の割合  各公営企業資金不足なし (※)標準財政規模…通常収入されるであろう経常的な一般財源の規模を示すもの。袋井市の平成28年度標準財政規模は約189億円。