P08-11 平成30年4月1日 コミュニティセンター始まる 市民の皆さんに身近な公共施設、公民館。その公民館が平成30年4月から一斉にコミュニティセンターに変わります。どのような施設なのか紹介します。 問 協働まちづくり課コミュニティ活動推進室 TEL44-3158 新たな地域づくり・まちづくりの拠点 コミュニティセンター誕生! 確かな絆で支え合う地域づくり  市では、防災訓練や祭典などの地域による取り組みが、自治会を主体として活発に行われています。しかし、高齢化や人口減少、核家族化が進む社会では、市民のニーズの多様化による地域課題への対応がさらに求められ、これまで以上に「地域の力」が必要となります。同時に、地域の中で支え合いながら地域をつくる「地域共生社会」の構築が求められます。 地域づくりの拠点として  地域の皆さんが生きがいを持ち、支え合いながら地域づくりに取り組むとともに、市民活動団体やNPO法人などと協力して地域共生社会を実現するため、4月1日から市内14か所に新たな地域づくりの拠点としてコミュニティセンター、通称“コミセン”を設置しました。  各コミセンでは、高齢者支援や子育て支援、地域防災、地域の交流やにぎわいづくり、社会教育事業など地域の皆さんとともに地域づくりに取り組みます。 まちづくり協議会  地域の実情に応じた課題を話し合い、課題解決に向けた様々な活動をしていく場、それが「まちづくり協議会」です。  協議会は、コミセン単位で設置され、ここを拠点として活動を行います。 行ってみよう!私のまちのコミュニティセンター 誰もが利用できるオープンスペース!  予約が必要ない、無料で使えるオープンスペースを設けています。  子どもたちが集まって勉強をしたり、地域住民の交流の場として利用したりすることができます。フリーWi-Fiも設置されているため、インターネットにも接続することができます。 コミセンで広がる活用範囲  営利を目的とした地域住民のための活動などに施設を活用できます。 例えば… ●市民活動団体、NPO、市内の商店等による地域づくり活動や地域福祉の向上につながる地場産品等の販売 ●サークル活動などで制作した作品の展示販売 ●企業等の研修会、説明会、採用面接など ●有料イベント、講演会等の開催など 予約が必要な施設の利用方法  会議室などの予約が必要な施設は、利用人数が2人以上であれば、誰でも利用できます(有料)。また、施設の空き状況が、インターネットで確認できるサービスも今年度中に開始予定です。  予約の受付は、使用する日の3か月前の月初から当日まで。袋井南コミュニティセンター袋井中央ホール及びホールと併せて利用する会議室については、使用する1年前から当日まで。  各コミセンに隣接するコミュニティ広場などは、使用する日の3か月前から使用する日の5日前までに各コミセンにて予約をしてください。 活用する自由度が広がって、施設を幅広い目的で利用できるようになりました! 私のまちの「コミュニティセンター」を紹介! 4月から一斉にスタートするコミュニティセンターを、各センター職員が紹介します。 袋井東コミュニティセンター 広岡2506-1 TEL43-3389  まちづくり協議会が中心となり、袋井東らしい地域づくり・まちづくりを進めていきます。若い世代からお年寄りまでがまちづくりを語ることのできる場を作り、旧東海道の松並木の保全など、地域資源を活かした事業に取り組みます。 袋井西コミュニティセンター 川井579-1 TEL43-3304  現在、平成32年度の新たなコミュニティセンターの建て替えに向けて、地域の皆さんによるワークショップなどを開催しています。新しいコミュニティセンターが「ふらっと・ふれあい・交流の場」となるよう地域の皆さんと話し合いを進めていきます。 袋井南コミュニティセンター 高尾754-1 TEL43-3386  駅前、高尾、愛野の連合会が連携して活動する「袋井南地区まちづくり協議会」の拠点として、中央ホールも活用しながら地域内外の人たちが集まって「いきいき」、「わくわく」、「楽しく」活動できる施設を目指します。 袋井北コミュニティセンター 久能1330-2 TEL43-3387  地区内は商業施設も充実し、可睡斎や久野城跡など歴史的資源にも恵まれている地域で、若い世代や人口も多い地区です。今後も住民一人ひとりが、地域のために役割を持って活動し、誰とでも気兼ねなく話ができる地域づくりを進めます。 今井コミュニティセンター 太田687 TEL43-3388  太田川に沿って広がる田園地帯など、豊かな自然が残るまちです。地域住民の結びつきが強い地域でもあるため、コミュニティセンターを起点に、世代を超えて助け合い、誰もが暮らしやすい、まちづくりを目指します。 三川コミュニティセンター さんさん会館 友永147 TEL49-0393  豊かな自然に恵まれ歴史文化の継承を大切にしている地域です。地域住民の協力のもと、高齢者福祉や子育て支援を始め、各種の地域づくり事業を行っています。今後もコミュニティセンターを拠点に楽しく集い、支え合いのまちづくりを推進します。 笠原コミュニティセンター 山崎5093-5 TEL23-2283  当センターは、地域から募集した「みんなで声かけ明るい笠原」をテーマとして地域活動をしています。特に高齢化の高い地域ですが、現在、企業進出が進み、希望と夢を与えてくれています。また、袋井市立初の認定こども園も設置され、大変活気が出てきている自然あふれる地域です。 山名コミュニティセンター 上山梨4-3-1 TEL49-3401  山名地区の豊かな自然、そして古くから伝わる歴史と文化を大切に、笑顔あふれるコミュニティづくりを進めます。まちづくり協議会の活動を活発にするために、職員一同「地域のきずな・笑顔の輪」を広げます。そして、つなげます。 高南コミュニティセンター きぼう館 上田町267-8 TEL42-4224  住民の皆さんの「未来希望づくり」の支援施設です。常に清潔で明るい環境と使い勝手の良さを追求しています。地域のにぎわいやまちづくり、子育て支援、シニアの井戸端、各種クラブ活動等、様々な交流の場としてご活用いただけます。 豊沢ふれあい会館(豊沢コミュニティセンター) 豊沢210-1 TEL43-0900  開館以来、「地域のコミュニティセンター」として、皆さんにご利用いただいております。「明るく、使いやすい会館」、「明るい職員」をモットーに、今後も住民のための「豊沢ふれあい会館」として、豊かなまちづくりに貢献していきます。 浅羽北コミュニティセンター 浅羽2857 TEL23-6099  浅羽支所を中心とした地域に、約9,300人の皆さんが集い、田園、河川、里山など自然に囲まれ、さらには袋井駅にも比較的近く、交通の便にも恵まれています。このような環境の中で住みよいまちづくりを目指して、コミュニティセンターを拠点に活動を進めていきます。 浅羽西コミュニティセンター 中410-1 TEL23-2364  幅広い世代が気軽に自由に使える場にしていこうと、子どもからお年寄りまで、様々な年代が集まり、交流できる場をつくってきました。今後もコミュニティセンターを中心に多彩な交流が生まれ、地域資源を活かした新しい文化、活動力を創造するまちづくりを進めます。 浅羽東コミュニティセンター 梅山63-1 TEL23-7470  歴史ある集落が形成された、自然環境が豊かな田園地区です。浅羽東地域では地域協働運行バスの運行や誰もが気軽に集まれる居場所づくりなどを実施しています。今後も皆さんと一緒に世代や地域を超えた交流がある住みやすいまちづくりを進めていきます。 幸浦(浅羽南)コミュニティセンター 太郎助1044 TEL23-7205  浅羽海岸に沿って位置し、白砂青松の自然に恵まれた住環境豊かな浅羽南地区です。地域の皆さんからの公募により、センターの愛称を幸浦コミュニティセンターに決めました。今後は、より一層地域に密着した「幸浦らしさ」を目指し、地域づくりの拠点としてがんばります。 特色ある地域づくり交付金 サービスの提供も行える地域づくりへの進化  まちづくり協議会では4月から、特色ある地域づくり事業を実施していきます。  このため、まちづくり協議会が地域の実情にあわせ、きめ細やかな地域づくりを推進できるように交付金制度を創設しました。  これまで各地区に補助・交付等をしていた「特色ある公民館づくり補助金」や防犯推進協会などの助成金は、「特色ある地域づくり交付金」として一本化しました。交付金の活用によって地域独自の活動が広がります。 交付金によって次のような地域独自の活動が期待されます @高齢者世帯等のゴミ出し、蛍光灯取替、通院・買い物の送迎など日常生活の困りごとの支援活動 A空き家の見守り(郵便物や雑草等管理など)活動 B夏休みの子どもの見守り・学習支援活動 C向こう3軒両隣見守り・助け合い活動 D地域の魅力発見・伝統文化継承活動 E地産地消推進活動 など こんな取り組みが始まっています 移動販売サービス 市内の地場産品直売所と飲食店が、買い物に不便のある方の悩みを解消するために始めました ふれあいカフェ 高南地区で、高齢者の居場所づくり、茶飲み話を楽しむ場として開催されています まちづくり協議会への期待  袋井市の公民館がいよいよコミュニティセンターに生まれ変わります。そして、コミセンを活動の拠点とする「まちづくり協議会」の活動もこれから始まります。  袋井市は、静岡県内で合併以来人口が増加しているまちとして有名です。しかし、住民の皆さんは、今よりももっと住みやすいまちになっていくことを期待しているのではないでしょうか。そこで、大切になってくるのが、まちづくり協議会の活動です。地域課題の解決に向けて、まちづくり協議会と市が連携することにより、効果的な課題解決策を見つけ出すことができるはずです。  そのような連携の仕組みを築く時に大切なことは、住民の皆さんのかかわりです。まちづくり協議会を担う住民の皆さんの知恵、経験、知識などが生かされれば、きっと素晴らしいまちになります。住民の皆さんの力が結集するまちづくり協議会こそ、袋井市の発展の礎になるはずです。  平成28年度 袋井市コミュニティセンター検討会会長 静岡大学 人文社会科学部法学科 日詰一幸 教授 「コミュニティセンター」は皆さんに愛され、笑顔があふれる場所を目指します。 コミセンがあなたの生きがいや幸せを見つける場所になるかもしれません。 皆さんもコミセンへでかけませんか?