P02-03 がんばる人にクラウンをあげよう 荒れた山を宝の里山に 〜諸井里山の会〜  流れる小川に野鳥のさえずり、さわやかに香る土と木々。  地域に愛されるこの地は、かつて雑草や雑木がうっそうと茂り、不法投棄されたごみであふれた、人を寄せ付けない山でした。  今月の「がんばる人にクラウンをあげよう」は、そんな山を一から整備し、自然が楽しめる里山として再生させた「諸井里山の会」の皆さんにお話を伺います。 問 企画政策課シティプロモーション室 TEL44-3104 自然あふれる里山に  地元有志からなる諸井里山の会は、日々、里山の保全活動を行っています。  かつてこの場所は、お米やお茶、みかんなどの耕作地として、また、子どもたちの遊び場として、地域に愛され親しまれる場所でした。  会の皆さんも子どもの頃、鬼ごっこをしたり、釣りをしたりして遊んだそうです。  やがて、耕作放棄地となり、人の手が入らなくなった里山は、徐々に荒れていきました。雑草は背丈を超え、木々の枝葉は行く手を遮り、田んぼだった場所も沼地のようになっていたと、皆さんは当時の状況を振り返ります。  「子どもたちのためにあの頃の里山を取り戻したい」との思いが募り、16年前、ついに再生への取り組みが始まりました。草刈りや間伐、沼地の埋め立てなど、ひたむきな作業を積み重ね、約6年の歳月を経て、人が入れるまでに。その後も、熱心に活動を続け、今の里山の姿となりました。 自然を学ぶコミュニティの場  会は、里山の保全だけでなく、子どもたちの「自然を大切にする心」を養う活動も行っています。  野鳥の観察や花壇の手入れ、笹船作りや草笛吹きなど、自然とのふれあいを通して、自然の優しさや尊さ、厳しさを教えています。  毎年5月には、子どもたちの健やかな成長を願って、長さ約100メートルのワイヤーを張り、地域の協力を受けながら各家庭から寄贈されたこいのぼり約80匹を飾るなど、子どもたちの笑顔のために汗を流しています。  また、地元の浅羽東幼稚園と浅羽東小学校は、春の里山を訪れ、自然の中で遊びながら親睦を深めます。  荒れた山だったこの場所は、子どもたちの笑い声が響く地域のコミュニティの場として、再び親しまれるようになりました。 里山にかける思い  会長の戸塚安雄さんは、里山を見渡しながらこう語ります。  「ここは、私たちにとっても思い出の場所です。荒れたこの山を整備してこられたのは、里山が地域に愛されていたからだと思います。小学生の頃に初めて遊びに来た子どもたちが、今では成人し、自分の子どもを連れて遊びに来てくれるようになりました。里山を子どもたちの思い出の一部に残せたように感じて本当に嬉しかった。今後も地域に愛されるこの里山を守っていきたいと思います」  里山の自然を守る諸井里山の会にクラウンです。 ◎不要になったこいのぼり募集!  詳しくはお問い合わせください。 問 諸井里山の会 23-4169 戸塚 コミセンリレー  今月から始まりました「コミセンリレー」。このコーナーでは、市民の皆さんに、地域のまちづくり活動を知っていただき参画いただけるよう、各地区の「コミセン」の取り組みを紹介していきます。 第1回 袋井東コミュニティセンター 地域住民の誰もが参加できるまちづくりを進めます!  袋井東コミュニティセンターでは、広く地域住民の声を聴く場所を新たに設けるため、まちづくり協議会のオブザーバー組織として「まちづくりを語る会」を設置しました。3月9日には「スタートアップ会議」を開催。年齢性別を問わず幅広い世代が集まり、地域の将来や現状の課題解決などに対する意見が出されました。今後も年に一度、「まちづくりを語る会 住民大会」を開催し、まちづくり協議会へ提言していきます。他にも祭典協議会や、地域開発委員会を設けたりするなど、地域内の連携を強めます。  東海道の歴史と地域資源を生かし、地域住民の絆を大切にした地域づくり・まちづくりを進めていきます。 街の写真館 「街の写真館」では、地域やサークルの行事、お気に入りの写真やお子さんの写真などをお待ちしています!住所・氏名・電話番号・写真のタイトルと簡単なコメントを書き添えて、郵送・Eメールでお送りください。 @宇刈川の夜桜 ライトアップされた桜は華やかで、沢山の人で賑わっていました。  渡辺智之さん A春の宇刈川 桜と菜の花が同じ場所で見れる素敵な場所です。 伊奈淳也さん B孫の大蔵(2歳6か月)と啓蔵(2ヶ月)です 孫のお守りはなかなか大変ですが、可愛い可愛い孫たちの成長を見守りながら頑張っています。 鈴木守男さん 宛先 〒437-8666 袋井市役所企画政策課シティプロモーション室 メール kikaku@city.fukuroi.shizuoka.jp