P10 図書館ほっと通信 本を読んで、あなたも国際人! 問袋井図書館 TEL42-5325 FAX45-0569  ラグビーW杯2019を控え、市でもまちの国際化を進めています。小学校でも外国語活動が行われ、子どもたちも楽しく外国語に親しんでいます。  今回は、国際交流に関する本をご紹介します。図書館では、「国際化について学びたい」、「外国語を話せるようになりたい」という方を応援しています! 本の特集 「身近なことから 国際交流!」 @『「外国」の学び方』 石田洋子、友松篤信、桂井宏一郎/編著 ラピュータ/刊  外国のことをもっと知ってみたいという方に、地理・歴史・留学・ジェンダー・国際協力・NGOなど、「外国」を理解するためのポイントを筆者の実体験に基づいて分かりやすく解説。 A『同級生は外国人!? 多文化共生を考えよう』 吉富志津代/監修 汐文社/刊  同級生に外国につながりを持つ友達がいますか? もしかしたら、自分と少し違うところがあるかもしれません。「なんで違うのかな」「どうしたら友達になれるかな」など身近な疑問解決のヒントが見つかります。 ◎多読で外国語の本を楽しもう!  外国語の本を読む際に、分からないところがあったら辞書を引くのではなく、前後から推測するか飛ばして読んでみましょう。実用的な外国語を身につけるには、その言語の本をたくさん読むことが効果的! まずは絵本で「多読」を試してみませんか?  外国語の本は、袋井図書館の「多文化コーナー」「児童原書コーナー」、浅羽図書館の「多文化コーナー」にあります。 図書館ホームページ(http://lib.city.fukuroi.shizuoka.jp/) ふくろい歴史事典 生涯学習課文化振興係 問 23-9264  今月号から隔月で、市内の歴史を紹介するコーナーがスタート。慣れ親しんだあの場所も、歴史をたどると面白い発見がたくさんありますよ!  冨士浅間宮本殿  国本にある冨士浅間宮本殿は、1590年(天正18年)に本間源三郎が寄進した建物と伝えられています(創建場所不明)。久野城主の北条氏重が1638年(寛永15年)に現在の場所へ移築。その後、1950年には建物の記録などが記されている棟札とともに国の重要文化財に指定されました。  本殿は、檜皮葺三間社流造と呼ばれる形式で、屋根の曲線が特徴です。檜皮葺は、ヒノキの皮を1枚ごとに1.2センチメートルずつずらしながら重ね、4枚ごとに竹釘を打ち付けて留めていきます。1か所あたり60枚以上のヒノキの皮が重ねられ、優美で重厚感のある屋根を造ることができます。木の皮を用いて屋根を造る工法は、世界的にも珍しく、京都御所や清水寺などにも使われる、日本の伝統ある建築技法です。  前回の修理から38年が経過した本殿は、現在、屋根をふき替える修理を行っています。修理の現場は一般公開されていませんが、多くの人に職人の作業を見てもらえるように、見学会の開催を計画しています。  また、6月4日(月)から、冨士浅間宮本殿修理記念として、古建築の修理や市の指定文化財の建物を紹介する企画展も開催します(本紙11ページ掲載)。興味のある方は、市歴史文化館へお越しください。