P07 図書館ほっと通信 見に来るだけでもおもしろい!図書館の意外な使い方 第1弾(展示) 問 袋井図書館 TEL42-5325 FAX45-0569  「図書館は本を借りるためだけの場所」と思っていませんか? 本の貸し出し以外にも、図書館では様々な催しを開催しています。ぜひ一度、図書館に足を運んでみてください。 毎月、テーマに沿った本を展示!  大人向けや子ども向けに、季節やその時々の話題などをテーマとした、本の展示を毎月行っています。思いがけない本との出会いが待っているかもしれません。 ◎テーマ展示ではこんな本を紹介します。 『産地別日本の化石750選』 大八木和久 著 築地書館  日本全国から採集した化石を産地別に紹介。市内採集の化石も掲載。(化石についての本の展示) 『うまかたやまんば』 おざわとしお 再話 福音館書店  馬方が峠にさしかかると、やまんばが現れて積荷も馬も食べられてしまいます。さて、馬方はどうしたでしょう。(昔話についての本の展示) 市民の皆さんの作品発表の場  展示コーナーでは、市民の皆さんの作品発表の場として展示を行っています。力作の数々をぜひご覧ください!(利用募集は毎年1月頃)  浅羽図書館では8月23日(木)〜9月5日(水)「浅羽佐喜太郎記念碑建立100年展」を開催します。 図書館ホームページ(http://lib.city.fukuroi.shizuoka.jp/) ふくろい歴史事典 生涯学習課歴史文化館 問23‐9269 傘鉾  お盆時期になると、市内のあちらこちらで、小学生による「傘鉾」の一行が、新盆を迎えたお宅を訪れる光景がみられ、お盆特有の厳かな気持ちになる人も多いのではないでしょうか。  傘鉾とは祭礼の飾り物で、大きな傘の上に鉾・なぎなた・造花などを飾り付けたものを指し、鎌倉時代末から室町時代初め(650年から700年前)には京都祇園御霊会での出し物の主流でした。  傘鉾は美麗な染織品で装った「風流傘」と呼ばれる傘を神霊の依り代とし、音楽と舞踊、棒振りといった芸と一揃いになっているのが特徴で、芸能の最も基本的な形とされていました。  江戸時代初期、遠州に伝わると、「かさんぼこ」「かさんぶく」とも呼ばれ、子どもが主役となる供養念仏に変化します。  これは、大念仏には欠かせない鳴り物の双盤は使わず、踊りもなく、立ったまま和讃を唱える歌念仏で、その行列は傘鉾を先頭にして、大太鼓と小太鼓を載せた盆車を引いて移動します。盆車には松の大きな枝(「祖霊を待つ」という意味がある)を立て、赤いほおづき提灯をいくつもつり下げています。  その分布は、天竜川左岸の旧豊岡村から森町、袋井市中・北部一帯に及び、今でも盆の風物詩として、各地域で変化しながらも行われています。  郷土資料館ではジオラマを使った「袋井の歳時記」という常設展示を行っており、身近な行事や風習でも意外な発見が待っているかもしれません。ぜひ一度、ご覧ください。