P08-09 お知らせピックアップ  平成29年度 決算報告  市では毎年、予算・決算などの財政状況を公表し、市民の皆さんから納めていただいた税金がどのように使われているのかをお知らせしています。今回は、平成29年度決算の概要などをお知らせします。 ※金額と割合は、それぞれ1万円未満と小数点以下第2位を四捨五入して表示しているため各項目の和は合計額と一致しません。 問 財政課財政係 TEL44-3159 @一般会計…一般会計は、保健・福祉・ごみ処理・道路や防災施設の整備など、市民の皆さんの暮らし全般に関わる事業に使われる会計です。  平成29年度の一般会計では、予算額335億1,143万円に対し、歳入決算額が339億7,971万円、歳出決算額が327億729万円となりました。 歳入 339億7,971万円 自主財源 54.8%  市税(44.7%) 151億8,197万円  その他(10.1%) 34億2,290万円 ※繰越金、諸収入など 依存財源 45.2%  国庫支出金(12.0%) 40億9,462万円  市債(11.8%) 40億1,570万円  地方交付税(7.4%) 25億1,466万円  県支出金(6.8%) 23億1,487万円  その他(7.2%) 24億3,499万円 ※地方消費税交付金、地方譲与税など (参考)平成28年度歳入 335億585万円 歳出 327億729万円 民生費(28.4%) 92億8,563万円 教育費(15.7%) 51億4,704万円 衛生費(15.2%) 49億6,972万円 土木費(10.6%) 34億6,301万円 公債費(9.8%) 32億877万円 総務費(9.3%) 30億2,670万円 その他(11.0%) 36億642万円 ※消防費、農林水産業費、商工費など (参考)平成28年度歳出 325億9,747万円 歳出  津波一時避難場所(命山)の整備完了などにより消防費が減額したものの、総合体育館整備や周南中学校および袋井北小学校の校舎増築をはじめとした教育費の増額などにより総額で0.3%増となっています。 市民1人当たりの金額  一般会計の歳出額327億729万円を平成30年3月31日現在の人口87,938人で割ると、市民1人当たり約371,936円が使われた計算になります。 ◆平成29年度の主な事業 @周南中学校・袋井北小学校の校舎増築 Aみつかわ夢の丘公園開園、B幼小中一貫教育の推進 CラグビーW杯2019 2年前イベント開催 D産業経済懇話会開催 歳入  雇用・所得環境が改善するなど、ゆるやかな回復基調により、個人市民税・法人市民税・固定資産税などが軒並み増収となり、市税全体で前年度比2.1%増となっています。歳入総額では、前年度比1.4%増となっています。 A特別会計…特別会計は、国民健康保険や介護保険、公共下水道など特定の事業のために、一般会計と区別して使われる会計です。 会計名 予算額 歳入決算額 執行率 歳出決算額 執行率 国民健康保険 94億600万円 94億5,410万円 100.5% 91億8,667万円 97.7% 後期高齢者医療 6億9,200万円 6億8,623万円 99.2% 6億8,164万円 98.5% 介護保険 54億2,400万円 54億2,656万円 100.0% 53億1,029万円 97.9% 公共下水道 21億8,200万円 21億6,163万円 99.1% 21億1,356万円 96.9% 農業集落排水 2,090万円 2,269万円 108.5% 1,966万円 94.1% 駐車場 6,200万円 5,901万円 95.2% 5,568万円 89.8% 墓地 1億5,000万円 1億4,078万円 93.9% 1億3,947万円 93.0% 合計 179億3,690万円 179億5,101万円 100.1% 175億697万円 97.6% B公営企業会計…公営企業会計は、市が公共の利益を目的として企業を経営する独立採算の会計です。一般会計や特別会計と異なり、歳入や歳出の性質によって、事業収益とそれに掛かる費用の「収益的収支」、将来に備えて行う建設事業などの「資本的収支」に分類して予算を編成・執行しています。 水道事業 収支区分 内訳 予算額 決算額 執行率 収益的収支 事業収益 17億7,500万円 17億8,021万円 100.3% 事業費用 15億9,800万円 15億6,626万円 98.0% 資本的収支 資本的収入 3億3,700万円 3億2,940万円 97.7% 資本的支出 8億6,100万円 8億4,396万円 98.0%  利用状況  ▽給水人口…8万7,913人  ▽総配水量…1,136万4,666立方メートル 病院事業(聖隷袋井市民病院) 収支区分 内訳 予算額 決算額 執行率 収益的収支 事業収益 16億2,060万円 15億6,511万円 96.6% 事業費用 16億2,060万円 15億4,888万円 95.6% 資本的収支 資本的収入 2億2,700万円 2億2,500万円 99.1% 資本的支出 3億3,300万円 3億3,006万円 99.1% ※収入が支出に対して不足する額は過年度分損益勘定留保資金などで補てんしました。  利用状況  ▽入院…42,979人(1日平均…117.8人)  ▽外来…16,608人(1日平均…68.1人) ◎都市計画事業と都市計画税 ◇都市計画税は、街路・下水道・土地区画整理などの事業に充てるために課税される目的税です。また、これらの事業のために借り入れた地方債の償還にも充てられています。 ▽平成29年度 都市計画事業費など合計…25億9,636万円 平成29年度に都市計画税が使われた事業と内訳 事業費の財源内訳 金額 都市計画税 12億6,948万円 地方債 6億1,940万円 国庫(県)支出金 4億530万円 一般財源 2億5,924万円 その他 4,294万円 合計 25億9,636万円 事業費の使用内訳 金額 地方債償還 13億9,748万円 街路事業 4億5,665万円 下水道事業 6億6,195万円 土地区画整理事業 8,028万円 合計 25億9,636万円 ◎年度末の市有財産 ◇市が保有している財産の内訳です。 区分 内訳(一般会計) (参考)H28 土地 296万5,216平方メートル 293万41平方メートル 建物 24万1,345平方メートル 23万8,421平方メートル 基金積立金 57億5,838万円 61億4,259万円 (市民1人当たり) (6万5,482円) (7万155円) 有価証券と出資金 1億883万円 1億903万円 ◎市が借りているお金 ◇市が大きな建設事業などを進めるために、国や銀行などから借りているお金です。短いものでは5年・長いものでは30年をかけて市税や料金などで返済していきます。 区分 内訳 (参考)H28 一般会計 261億594万円 251億4,069万円 (市民1人当たり) (29万6,868円) (28万7,135円) 特別会計(合計) 129億2,151万円 131億5,478万円 企業会計(合計) 42億6,023万円 42億5,427万円 合計 432億8,768万円 425億4,974万円 ◎財政健全化判断比率 地方公共団体の財政運営の健全度を表す「財政健全化判断比率」により、財政運営の健全度を示したものです。袋井市は、どの指標でも健全化の基準以下となっています。 ▽実質赤字比率…普通会計(一般会計と墓地事業特別会計を合わせた会計)の赤字額の「標準財政規模」(※)に対する比率 (参考:平成28年度は−4.75%)  袋井市は-6.62% ▽連結実質赤字比率…普通会計と特別会計・公営企業会計を合わせた赤字の標準財政規模に対する比率 (参考:平成28年度は−15.74%)  袋井市は-17.11% ▽実質公債費比率…普通会計や公営企業会計などの借入金返済額の標準財政規模に対する3か年平均の比率 (参考:平成28年度は9.3%)  袋井市は8.8% ▽将来負担比率…全会計が将来負担すべき実質的な負債残高の標準財政規模に対する比率 (参考:平成28年度は56.5%)  袋井市は59.4% ▽資金不足比率…各公営企業会計での事業規模に対する資金不足額の割合  各公営企業資金不足なし (※)標準財政規模…通常収入されるであろう経常的な一般財源の規模を示すもの。袋井市の平成29年度標準財政規模は約192億円。