P02-03 がんばる人にクラウンをあげよう みんなで動けば未来が変わる!明日にかける橋製作実行委員会  袋井市や森町、磐田市が舞台となった映画「明日にかける橋 1989年の想い出」。映画には、市内にある岡野橋(通称もぐり橋)が物語の鍵となる「明日橋」として登場。原野谷川の河川敷やふくろい遠州の花火など、市内の風景や街並みも数多く登場します。9月1日から9週間にわたり、地元映画館で上映され、今後も全国の映画館での上映が決定しています。 今月の「がんばる人にクラウンをあげよう」は、多くの市民やエキストラ、企業なども巻き込んで、市民による映画作りに取り組んだ「明日にかける橋製作実行委員会」の皆さんに、お話を伺います。 問企画政策課シティプロモーション室  TEL 44ー3104 ふくろいの魅力を全国へ  映画作りのきっかけは、のちに製作実行委員会委員長となる山本さんが、平成28年に市政に対して市民の意見を聴く「広報広聴モニター会議」へ参加したことでした。会議で、「袋井の知名度を上げるためにどうすればよいか」という議題が上がり、山本さんは、「多くの人に袋井の魅力をアピールするには、映画を作ったらどうか」と考えたそうです。同年12月、山本さんを含む3人の主婦によって映画製作プロジェクトが始動。遠州地区の魅力を全国に発信したいという同じ思いを持った主婦や映画好きが集まり、総勢20人の製作実行委員会が組織されました。  そして、平成29年4月、家族の絆を描いた作品で定評のある太田隆文氏を監督に迎え、映画「明日にかける橋 1989年の想い出」の製作発表会が行われました。 ゼロからのチャレンジ  集まった委員20人は、映画製作の知識はほとんどありませんでした。そのため、毎週のように勉強会や実行委員会を開催。委員の熱意に心動かされた監督も参加し、良い映画を作るためにはどんなことが必要なのかを学び、話し合いました。映画製作に掛かる費用も市民や企業に協賛を募り、出演者にはプロの役者とは別に、市民俳優としてエキストラを募集。オーディションには、8か月の赤ちゃんから89歳のおじいちゃんまで全国から約400人の応募がありました。3日間かけて一人ひとり丁寧にオーディションをし、役柄やセリフの割り振りなどを監督と共に行い、撮影に臨みました。  撮影では、市民俳優への連絡調整や映画で使う備品の手配、出演者や撮影スタッフへの食事の提供などを手分けして行い、約1か月にわたる撮影を支えました。 明日にかける橋製作実行委員会 委員長 山本 泰子 さん  私たちの住んでいるこの袋井市には、たくさんの魅力が詰まっています。見慣れた風景や街並み、人の温かさなど、私たち実行委員も映画の製作に携わりながら「まちの良さ」と「市民のパワー」に触れることができました。  映画は、地元映画館で9週間上映されたり、ロサンゼルスの映画祭で賞をいただいたりと、プロジェクトが発足した時には予想していなかったほど盛り上がり袋井の魅力をアピールしたいという思いが映画という形になり、多くの方に見ていただくことができて、この映画を作って本当に良かったと実感しています。劇中に「動けば未来が変わる」というセリフがありますが、思い切って行動を起こしたことや製作に携わってくださった皆さんの地道な活動があって、この映画の「今」があると思います。本当に感謝でいっぱいです。これからも実行委員会の活動は続きます。どうぞご支援をよろしくお願いします。 コミセンリレー 第7回 山名コミュニティセンター  山名地区は、上山梨・下山梨・宇刈自治会連合会で構成されており、保育施設や商業施設、医療機関が充実している暮らしやすい地域です。  センターには、テニスコートやトレーニング室を整備しており、各種学級や講座のほか、24のクラブが自己啓発や健康増進を目的に、活用しています。  9月29・30日に開催した「山名コミュニティセンターまつり」では、保育園、幼稚園、小・中学校を含めた25グループが参加。日頃の活動成果を発表しました。ふれあい広場では、災害支援の募金活動や焼き芋、ポップコーン、メダカの配布を行うなど、地域で楽しく交流しました。  今後も、様々なイベントなどを通して、親しみやすいコミュニティセンターを目指し、活動していきます。