P04-05 「日本一健康文化都市」が世界から評価! 〜WHO表彰とAFHC表彰の5部門で受賞〜  10月17日〜19日にかけ、マレーシア・クチン市で開催された「第8回健康都市連合国際大会」において、市民の皆さんが主体的に取り組む健康教室や防災対策、自然環境の保護など様々な「まちの健康」に関する活動に対し、WHO(世界保健機関)とAFHC(健康都市連合)から、表彰を受けました。  平成5(1993)年に「日本一健康文化都市」を宣言してから、心と体の健康はもちろんのこと、家族や地域が温かく、都市と自然が調和しているなど、人もまちもすべてが健康で、住みやすく、活力あふれる都市を目指し、市民の皆さんと一緒に「健康」を柱としたまちづくりを進めてきました。  今回の受賞は、これまで25年間にわたる市民一人ひとりの地道なまちづくり活動、官民連携による「健康文化都市」への取り組みが、2つの国際的機関から評価されたものです。   問企画政策課企画係 TEL44 - 3105 WHO(世界保健機関)とは  すべての人々が可能な最高の健康水準に到達することを目的として設立された国際連合の専門機関。  1948年の設立以来、全世界の人々の健康を守るため、広範な活動を行っています。現在の加盟国は194か国。日本は、1951年5月に加盟。今回の受賞は、日本が所属する西太平洋地域事務局による表彰。 AFHC(健康都市連合 )とは  国際的な連携・情報共有による市民の健康維持・向上を目的としたWHO西太平洋地域を中心とした組織。加盟団体は9月現在234団体。本市は2004年10月に加盟。 日本一健康文化都市 とは  「健康」が文化として根付き、人もまちもすべてが良好な状態で住みやすいまちのこと 受賞論文の概要 ●AFHC(健康都市連合)表彰 創造的開発賞 日本一健康文化都市に向けた袋井市のまちづくり  日本一健康文化都市宣言の実現のため進める、「心と体の健康」、「地域と社会の健康」、「都市と自然の健康」の3本の柱に沿った、各取組を紹介。  日本一健康文化都市条例の制定、3Day's Worker's Office構想、市民と行政の協働によるまちづくりの推進などについてまとめました。 人命被害ゼロを目指して〜「地域が主体」の防災対策〜  地域住民との話し合いにより決定した「命山」整備、防潮堤整備やワークショップの開催など、市民と一体となった防災対策(まちづくり)の推進により、誰もが住みよいまちづくり「日本一健康文化都市」の実現を目指す袋井市の取組についてまとめました。 進捗評価賞(健康都市基盤賞) 健康都市としての進捗評価  チェックリストに基づくプロセス評価。総合健康センターの開設などの環境整備、コミュニティセンターを核とした活動などについてまとめました。  ●WHO(世界保健機関)表彰 健康習慣大賞 日本一健康文化都市ふくろい〜市民が「ともに進める」健康寿命の延伸〜  誰もが健康で住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けていくため、市民同士が健康づくりを支え合う活動、健康運動サポーターの協力による健康教室の開催、健康づくり食生活推進員による食生活指導、健康づくり推進員による各地域の健康啓発、コミュニティセンターで行われる出張保健センターなどの取り組みについて紹介。市民一人ひとりが主体的・継続的に取り組む健康づくりなど、平成5(1993)年の「日本一健康文化都市宣言」から四半世紀(25年)にわたり、「健康文化」を掲げた取組についてまとめました。 生産者が参加する食育活動と学校給食を活用した健康的食習慣の推進について  食生活の基礎を定着させ、生活習慣病予防を推進するため、安全・安心な地場産農作物を学校給食に積極的に取り入れるなど、食育を推進。  地場野菜を活用した、児童の野菜摂取量の増加、地域経済の活性化、アレルギー対応給食の提供など、地域の生産者と結びついた、健康的な食習慣形成の推進についてまとめました。 世界で評価された袋井の健康づくり 袋井市長 原田英之  私は、マレーシアで開催された「第8回健康都市連合国際大会」へ出席し、WHOとAFHCの表彰を受けるとともに、日本の健康づくり先進都市の一首長として、「日本一健康文化都市条例」の制定をはじめとした本市の取組を発表いたしました。  その結果、市民の皆様と一丸となって取り組んできた健康文化都市の実現に向けたまちづくりが、晴れて5つの賞の栄誉に浴することができました。袋井市が掲げた「健康づくりの方向」が世界で評価されたといえます。これも、市民の皆様が自ら主体的に健康づくりに取り組み、また「日本一健康文化都市」の実現へ邁進する市政へのご理解・ご協力の賜物と心より感謝申し上げます。  今回の受賞を踏まえ、今後はより一層、市民の皆様が健康で幸せな生活を送れるよう、まちづくりに取り組んでまいります。