P09 図書館ほっと通信 見に来るだけでもおもしろい!図書館の意外な使い方 第4弾(郷土について知る)  図書館には、袋井市や県内の歴史、観光、統計など郷土に関する本を集めた「郷土資料室(コーナー)」があります。それらの資料を使って、疑問を解決するお手伝いをしています。 ※貸出しできない郷土資料もあります。 問 袋井市立袋井図書館 TEL42-5325 FAX45-0569 郷土資料室にはこんな本があります。 『広報ふくろい 縮刷版 第1巻』 広報紙には、そのまちの歴史がつまっています。袋井町の広報ふくろい、山梨町の広報やまなしも収録されています。『広報あさば縮刷版』もあります。 『地図で楽しむすごい静岡』都道府県研究会/著 洋泉社/刊 富士山はどうやって今の高さになったのか? 静岡はなぜ「サッカー王国」と呼ばれるまでになったのか? 地形、歴史、鉄道、道路、産業、暮らしなど、静岡の魅力を地図でひもときます。 『静岡の植物図鑑』(上・下)杉野孝雄/著 静岡新聞社/刊 静岡県に分布する植物に限定し、類似植物との違いがわかる解説を加えた植物図鑑。上巻では、木本(樹木類)400種類とシダ植物200種類、下巻では、草本(草類)植物600種類を取り上げていまます。 ふくろい歴史事典 生涯学習課文化振興係 問23‐9264 澤野医院記念館 川井にある澤野医院記念館は、主に3棟の建物によって構成されており、医療活動が拡大するにしたがって増改築され、多くの人々の病気を治療してきました。白色ペイント塗装の外壁が目を引く木造2階建ての病棟は、1934年(昭和9年)に建築され、南側の建物は田の字型に部屋を並べる典型的な民家建築で、江戸時代の終わり頃に、モルタル塗りの外壁が印象的な洋館は、大正時代に、いずれも居宅として建築されました。 一昔前には、どこの町でも木造の洋館の病院を見ることができましたが、現代では大変に数が少なくなったため、民間医療の近代建築として平成11年に市指定文化財に指定されました。 近隣住民で組織する澤野医院記念館世話人会の協力を得て、平成12年から、年末年始を除く毎週土・日曜日、祝日の午前10時から午後4時まで無料で一般公開しています。世話人会は伝統建築、地域の文化のすばらしさを情報発信するほか、来館者に館内の案内も行っています。当時の医療器具や家具なども展示されており、昭和の民間病院の雰囲気を味わうことができますので、ぜひお越しください。