P25 もしもの時に備える! 防災一口メモ 問 危機管理課危機対策係 TEL44-3108 家の中にも危険が潜む…家具を固定しよう!  地震が発生すると、身の回りにあるタンスや食器棚などが凶器となってあなたに襲いかかります。けがをするだけでなく、それらが転倒することで避難経路がふさがれ、避難が困難になることも考えられます。  南海トラフ巨大地震に備えた家庭の安全対策として、家具は必ず壁・床・天井に固定しましょう。家具が固定できない場合には、自分が逃げるスペースを確保したうえで、固定できる位置に配置することが大切です。  地震はいつ起こるかわかりません。自分と家族の命を守るため、まずは市の補助制度を活用して家具の固定から始めませんか? 家庭内家具等転倒防止器具の補助制度をご利用ください @給付事業  1世帯につき6台分まで転倒防止器具を支給します。1台当たり市が2千円まで負担し、超過分は申請者の負担となります。 A取付支援事業  @で給付された器具の取り付けを、市が委託した事業者(大工)が実施します。  ※取付には別途費用が掛かります(例:6台取付けの場合、5千円)。なお、一定の条件を満たす方は無料です。  詳しくは、ホームページをご覧いただくか、窓口へお問い合わせください。 ふくろい歴史事典 問 生涯学習課文化振興係 TEL23-9264 浮世絵の風景  絵画には、芸術品としてだけでなく、描かれた時代の様子を伝える資料としての価値もあります。今回は、浮世絵をテーマに、江戸時代の袋井の様子について紹介します。  江戸時代末期に歌川禎秀が描いた「東海道五十三駅勝景」を見ると、手前側に描かれている街道付近は松並木が整備されて緑豊かな一方、奥側に描かれた山並みは岩肌がむき出しになっており、現在とは異なる様子であったことがわかります。  このような環境であった理由のひとつは、江戸時代の生活様式にあります。当時は、肥料や燃料として山の草木を根こそぎ採取していたため、痩せた山が多く存在していました。また、宿場や街道などでは、旅人が休む木陰を設けるため、街路樹が整備されていました。浮世絵を鑑賞する際は、当時の生活や自然にも注目すると、より作品を楽しむことができます。  郷土資料館では、浮世絵を常設展示しています。また、6月20日(木)には歌川広重が描いた浮世絵をデジタル印刷技術で復刻した「東海道五十三次絵巻」(上巻)の鑑賞会を、近藤記念館で開催します(本紙11ページ掲載)。ぜひお越しください。